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詰将棋の作り方

詰将棋とは?

まず、詰将棋とは普通の本将棋と違って相手の玉を詰ます事を目的としたもので、

図1

この図1を見て欲しい

仮に手前が銀、香、桂あたりの駒を一枚でも持っていれば簡単に相手玉は詰んでいる。

だが、持駒がなかったとすると本将棋では83馬で受けがないが、「詰み」がないため作品としては認められないことになる

これが詰将棋だ

詰将棋の作り方

詰将棋には個人的に3つ作り方があると思う
順番に紹介しよう

①実践
②逆算式
③正算式

①実践
正直俺は詰将棋が出てくるような将棋を指すことがないのでこの作り方がいいかどうかはわからない、が、とりあえず紹介しとく
これはそのまんまの意味で、実際に対局した棋譜から持ってくる、という方法だ。多分慣れないうちはこの方法が一番手っ取り早く出来るだろう…以上。
②逆算式
これは詰め上がり(最終形)を先に作り、そこから一手ずつ戻していく方法だ。これは例を見せた方が早いだろう


図2

図2を見て欲しい
これは22角までの1手詰である
これを1手引き伸ばすにはこのようにすればいい

図3 

図3を見てもらうとわかる通りさっきは33にいた玉が22に行き、持駒に銀が一枚増えた
これで23に銀を打つと図2と合流する

このようにちょこちょこ引き伸ばすやり方が逆算式の作り方

③正算式
俺が一番に得意な作り方がこの正算式
これは初形図を適当に決めてそこからどんどん発展させる作り方だ
実際にここで1問作ってみようと思う
まず初形の作成だ
今回はこれで行こうと思う

図4 初形図

このままだと53金71玉61角成とした時に逃げても取っても詰まないから61に何か置いて角で取れるようにしたい
から、81に相手の桂馬を置いて少し逃げ辛くしてみる?

桂は53に効いているので桂馬意外で考える
①歩を置く場合
これがちゃんと詰むようになった!

図5
桂馬と歩を置いてみた

この局面は詰将棋として成立している(ように見えてまだ傷があるから後で)
53金71玉61角成82玉84飛91玉92歩同玉83馬91玉82馬で完成〜わーいとはならないのである、よく見ると初手が52金でも別に変わらないので持駒を銀にしてみる…すると…

図6
持駒が銀

初手が53銀になり、63玉、64銀、62玉、53成銀
とすれば最初に思い描いた手順になり、多数も増えて嬉しいのである!
図6 手順
53銀.63玉.64銀成.62玉.53成銀.71玉.61角成.82玉.84飛.91玉.92歩.同玉.83馬.91玉.82馬まで15手詰になる!

このようにして作ることができる〜

ここまで読んでくれた人、ありがとうございました!!






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