業務委託契約を途中解除された場合

フリーランスとして働いていると、クライアントから業務委託契約を一方的に解除されることも出てきます。

理由はさまざまですが、契約解除の背景には必ず理由があるので、まずは冷静になって理由を尋ねてみましょう。

考えられる理由は大きく分けて2つあり、1つ目はクライアント側の業績悪化や事業撤退などが挙げられます。

そしてもう1つは、フリーランスのスキル不足やクライアントとの相性が良くないという理由です。

契約を一方的に解除されたからといって、必ずしもフリーランス側に非があるわけではありません。

それをまず理解したうえで、適切に対処していきましょう。

クライアントへ業務委託の契約解除の理由を聞くことは、決して気持ちが良いものではありません。

しかし、理由を聞くことはフリーランスにとって、その後のキャリア構築という点でとても大切な作業にもなります。

もしフリーランス側に非がある場合には、その部分を改善することによって次のチャンスに生かすことが可能です。

また、クライアント側の事情による契約解除なら、クヨクヨ考えたり悩んだりする必要はなくなります。

業務委託契約を途中解除された場合、報酬はどうなるのか気になるフリーランスも多いのではないでしょうか。

2020年4月に改正された民法によると、業務委託契約が途中解除になっても既に取り組んだ業務に対する報酬は企業から受け取れます。

その際にクライアント側が支払いを拒否する場合には、弁護士に相談する手段をとるのがおすすめです。