笑って人類:子供たちよ、信じるんだ。未来はいつも面白い。
太田光さんの著書です。
前回帰国した時に、絶対に読みたいと思って買って帰った一冊。
これは多くの人に読んでもらいたいなぁ。
532ページの長編だけど、おもしろいのでさくさく読める。
次世代の子供たちのために、平和で安全な世界を目指す。
平和:幸福はひとつの形に限定できない。国家、民族、国民、個人の数だけ幸福があり、形は多種多様。
生命:他者の生命も自らの生命同様、大切に守り、尊重し、侵害してはならない。
人権:すべての人は生まれながらにして平等であり、生命、自由、幸福の追求の権利を有する。
人は皆個性を持ち、それぞれの違い、差異を認め、尊重する。
戦争:平和解決の努力を怠り、武力衝突に突入した国々は、平和に対する罪を犯した点で等しく加害国とする。
すべての国の代表が、この条約(もう少し詳しいことが書かれているけど)にサインをするまでのストーリーだ。
9月11日、アメリカで同時多発テロが起こった。
犯人は誰か、何が目的か、色々な説があるけれど、未来の子供たちの幸せに向っていないことだけは確かだ。
国を守る!と言って、戦争をプランする人は戦場に行かない。
戦場に行った人は、誰かの家族を傷つけたり、その大切な命を奪わなければならない。
その誰かが、自分の家族を傷つけたわけでもないのに。
子供からパパを奪われることも、奪うことも、誰も望んでいない。
戦場に行くと決めた大人だけではなく、そこで暮らす子供たちも命を落とすことがある。
子供たちはまだ、何にも経験していないのに。
難しいことはわからないけれど、世の中は進化している。
戦争をプランする人は、戦争以外の方法を考えたらどうだろう?
しんどい時は助けてもらい、余裕のある時は、手を差し伸べる。
シンプルだけど、それができれば平和だよなぁ。
あんまり自分のことばかり、自分の国のことばかり考えていると、いつかきっと、ぜーんぶ自分に、自分の子孫に戻ってくる。
戦争を続けても、他人を虐めたり、傷つけても、そこに幸せはないはずなんだけどな。
国をまとめる人は、私にはわからない、もっと難しいことを考えていることだけは間違いない。
それでも子供たちの幸せを中心に政治を考えたら、今とは違う方向に進む気がする。
この本のストーリーのように、世界中の代表が、平和の条約にサインをする日が来ることを願ってまーす🌈