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韓国語マスターへの道(1)「ハングルの理解」

こんばんは。
韓国に留学しなくても、何とか韓国語をマスターするための方法を何回かに分けて書いていきたいと思います。

連載を始める前に、私の紹介をしたいと思います。
福島県の小さな町に住んでおり、現在50代に入りたての男性です。
韓国語の勉強を始めたのが2004年でした。
韓国人と突然出くわして話しかけられても困らないレベルまで到達したのが2006年か2007年ぐらいのことでした。

私が「マスター」と言っているのはあくまで「会話」です。
読み書きも大事ですが、やはり人と人とのコミュニケーションですので「会話」が大事だと思っております。
読み書きだけの日本国の学習法によりほとんどの日本人が「英会話」できない状態になってしまっている道程をたどらないよう、「会話」に重点をおいて勉強してきました。

以上により「会話」が上手になりたい!という方にぜひ読んでいただきたいと思っています。

今日はその第一回目。

韓国語マスターへの道(1) 「ハングルの理解」

「会話重視」と言っておいて文字である「ハングルの理解」というのは矛盾に聞こえるかもしれませんが、実は基礎的な文字の理解なしに会話の上達はありません。

韓国の文字である「ハングル」の理解で最も重要なのは、
①母音と子音があること(アルファベット同様)
②母音には「陽母音」と「陰母音」が存在すること
以上2点です。

①については説明するまでもなく、韓国語の文字は基本的に母音と子音の組み合わせにより構成されます。母音だけの言葉はなく、子音だけの言葉はありません。
例えば日本語の「水」は韓国語では「물」ですが、これは ㅁ,ㄹという子音とㅜという母音で構成されています。
日本語の「目」は韓国語では「눈」ですが、これは子音ㄴ2つと母音ㅜで構成されています。
ここは難しくないと思います。

ハングルの理解でとても重要なのは、「陽母音」と「陰母音」の区別です。
これは次の回で説明する「活用形」を理解するうえで最も重要なポイントです。
韓国語には母音がたくさんあります。
思いつくまま書くと、ㅏ, ㅣ, ㅜ , ㅡ , ㅐ , ㅔ, ㅗ , ㅓ, ㅛ ,ㅠといった感じです。
この他に上記の母音を合成した、ㅘ , ㅙ , ㅢ , ㅟ , ㅝ などがあります。

この陽母音と陰母音で重要なのは、どれが陽母音でどれが陰母音かという区別です。

区別は割と簡単です。
基本的には、上か右にとんがりがあるものが陽母音でそれ以外は陰母音です。合成母音でない、単母音の中では、ㅏと ㅗしかありません。これ以外の単母音はすべて陰母音です。

合成母音もいろいろありますが、これも簡単です。陽母音となる合成母音は陽母音同士の合成母音の ㅘ のみが陽母音であり、そのほかは 陽+陰=陰、陰+陰=陰、つまり合成母音の構成要素に陽母音が入っていてもすべて陰母音になります。

つまり陽母音は ㅏと ㅗ,  ㅑとㅛ, それから左の陽母音同士の合成母音、例えば ㅘ しかなく、そのほかはすべて陰母音だということです。
この部分の理解が次の回で説明する文法事項「活用形」を理解するうえで、
非常に重要となります。

それでは次回、またお会いしましょう!

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