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韓国語マスターへの道(2)「活用形」

突然ですが、日本語の文法はよくわかりませんが確か動詞や形容詞、形容動詞は5段活用するはずです。
それでは韓国語はというと、3段活用しかありません。
ちなみに活用したときの動詞や形容詞の形を「語基」と呼んでいるようなので、ここでもその用語を使います。

第一語基 
動詞や形容詞の原型です。辞書に掲載されている形です。
알다(しっている)であれば 다を取り除いた部分の알
쓰다(つかう)であれば、쓰がそれに相当します。

第二語基 
説明が少し難しいですが、「もし何々なら」という意味の 「면」や、
動詞や形容詞を尊敬語にするための言葉「시」につながる形といった感じで覚えていただくのがいいと思います。
例えば「食べる」を意味する単語 먹다 であれば、다を取り除いた먹に으をくっつけた、먹으 が第二語基になります。

「座る」を意味する 앉다であれば 앉으 が第二語基となります。
ちなみに다を取り除いたときの単語の最後が母音で終わっている場合には으を付ける必要はありません。「寝る」を意味する자다の場合、자が第二語基となり、「来る」を意味する오다 の場合、오が第二語基になります。
つまり、다取り除いたあとの単語の最後が子音(単語を支えるという意味合いでパッチムと言われています)で終わっている場合は으をつけ、母音で終わっている場合は何もつけないということになります。

第三語基 
簡単にいうと動詞や形容詞を、「です、ます」の簡易形である「요」につながる形になります。
ここで重要になってくるのが陽母音と陰母音です。
例えば「生きる・暮らす」を意味する 살다の場合、다を取り除けば살になりますが、この살に入っている母音が陽母音か陰母音かで、語基の形が変わります。
살の場合、ㅏが入っており、ㅏは数少ない陽母音の一つでした。
陽母音の場合、아をつけて요につなげるので、살の場合아を付けた살아が第三語基になります。요でつけてつなげれば、살아요となります。
「洗う」を意味する 씻다の場合、다を除けば씻が残ります。씻に入っている母音はㅣであり、陰母音となりますが、陰母音の場合어をつけて요につなげます。
つまり씻の場合、어を付けるので、第三語基は씻어になり、요までつなげれば씻어요になります。

ちなみに第二語基と同じく、다をとりのぞいたときの形にパッチムが付いていない場合は、아, 어は付けません(時々ついているのを見かけるときがありますが、それでも間違いではないようです。しかし通常つけません。)
例えば、「行く」を意味する가다の場合、다を取り除いたときの形が가になっており、パッチムがないので、아はつけず、가がそのまま第三語基になります。「です、ます」を意味する요と結合する場合は、第三語基で結合しますので、가다(行く)を、「行きます」という意味にした
いのであれば가요 という形になります。

次回は変格活用について説明したいと思います。
これから数回文法的な部分と発音でぜったい気を付ける部分を説明した後、
どのようにトレーニングすれば会話できるようになるかについて説明したいと思います。

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