明晰夢入門:「明晰夢を見る方法」夢の中で夢と気付く編

こんにちは。明晰夢チャレンジ歴2年・これまで10回くらい成功している一般人のけいくです。

皆さんは、「明晰夢」というものが2種類に分類されることをご存知ですか?
1つ目は、夢の中で「あ、これは夢だ」と気付く方法。
2つ目は、意識を保ったまま眠り、夢の世界に入っていく方法。

今回は前者の、夢の中で夢と気付く類の「明晰夢を見る方法」について、不要な情報は省いていくつか私の経験や感想を書きつつ最低限の文字数でお伝えします。

明晰夢を見る方法は、どれか一つの正解があるわけではなく、人により向き・不向きはありますし、最終的には複数の方法のいいとこ取りをした我流の方法を開拓するケースが多いです。

しかし自分に合った明晰夢を見る方法を見つけるには、やはり知識が必要でしょう。この記事はそういった知識を共有する目的で作成しています。

せっかくなので、実行しやすさと成功しやすさに分けて5点満点ずつで点数をつけていきます。


夢日記

手順:
①枕元にノートかスマホを置いて寝る。
②起きたら、その日見た夢を記録する。
③夢を覚えておくことで、夢の中で夢と気付けるようになる。

実行しやすさ:4
成功しやすさ:2

最も有名な「明晰夢を見る方法」といえばこれです。おそらく、明晰夢について何も知らない状態から一番初めにこの記事を開いた方でさえもこれはご存知でしょう。

私も、一番はじめはこれを試しました。用意は枕元にスマホかノートを置いておくだけというとても簡単なものです。というかわざわざ用意しなくても枕元にスマホを置いて寝るという人は多いでしょう。

一応、完全に誰でも毎回実行できるとも限りません。
一般的に、夢の中の記憶は起きて30分でほとんど忘れてしまうので、明晰夢はそれまでに書かなければならないと言われます。
寝起き30分以内の頭で、「あれは夢だったか」とハッキリとわからないこともあるでしょう。

また、そのメジャーさの割に夢日記で明晰夢を見れたという成功談が少ないのがネック。

明晰夢を見る方法について研究した学術論文
A systematic review of new empirical data on lucid dream induction techniques https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36408823/
においては夢日記を付ける方法だけを行っても効果がないとされています。
これから紹介する方法と合わせて使ったほうが良いのかもしれません。

リアリティ・チェック

手順:
①普段から、「これは現実か」確かめるクセを付ける。
②それが夢の中で使えれば現実と気付ける。

実行しやすさ:2
成功しやすさ:3

確かめるためのクセは人によりけり。
夢の中だと指が透けるとか、飛ぼうとすれば飛べるとか。
一般的なのは手のひらに指を当てると、指が手のひらをすり抜けるというもの。

いかんせん日頃から無意識レベルでクセにしなければならないので難易度は高めです。

「夢の中でも指は手のひらをすり抜けなかった」などの声もあり、どんな方法が通用するかは人それぞれみたいです。

夢日記から気づいた夢の法則性に則ってリアリティ・チェックの方法を考えるという理屈も筋は通りますが簡単ではありません。

WILDテクニック

手段:
①一度眠り、5時間後にアラームを鳴らす。
②「今から眠る。次に夢を見るときは夢の中で夢と気付ける」と言い聞かせて再び眠る

実行しやすさ:3
成功しやすさ:4

明晰夢を見る方法について初めて調べる方にとっては耳馴染みがないものでしょうが、これはとてもメジャーな方法です。

夢とは眠りが浅い時のほうが見やすく、二度寝や昼寝の方が眠りが浅いのです。そのため、二度寝を駆使するこの方法は理にかなっているといえましょう。

各所で良い評判を聞くのがこのやり方。いくつかの研究でもこれの効果は実証されています。

「本当に言葉を唱えるなんて方法に効果あるの?」という疑問もあるかもしれませんが、眠る前の思考というのが意外と夢に影響をもたらすのです。眠くなるまで思考停止でスマホをいじっていた頃の私にも、どうしても実感しにくいことでした。

私は実際この方法で明晰夢を見ることに成功したことというのはありませんが、それでも得たものは確かにありました。一度試されることを強くオススメします。

ただ実行しやすさという観点においては少し難あり。
なんせ二度寝するのですから次の日は休日でなければなりません。
また、あなたが家族などと同居しているならば、「休日なのに朝早くにアラーム鳴らすなよ」と家族に文句を言われるリスクもあります、というか私がMILD法を断念した理由のひとつがこれです。

寝てる時に刺激を受ける

手段:
①寝てる時に音や光などの刺激を受ける

実行しやすさ:3
成功しやすさ:2

上述の通り、夢は眠りが浅い時に見ます。MILD法は二度寝の浅い眠りを利用しますがこちらは刺激によって眠りを浅くしてしまおうというもの。

一時期よく出回っていた「明晰夢を見れるゴーグル」などがこれに該当。あれは、寝ている間に目が覚めない程度に赤い光を出すという仕組みです。

他には「皿の端に氷、その上にペットボトルを置き、氷が溶けることでペットボトルが倒れて音がする」という方法もあります。

色々な方法、我流でも試せるのはいいところですがどのみち準備が必要。

それと、眠りが浅くなるというだけではあまり効果がありません。睡眠の質が下がるだけです。

こちらも、他の方法と組み合わせることが前提になります。


あとがき

今回は眠っている途中に夢だと気付く方法について紹介しました。また新たな方法を試したら随時加筆していきます。
それに、好評であれば個々の方法について深堀りした記事を書きたいと思うので、この記事が良かったと思った場合是非スキ!とフォローをお願いします。

では、良い夢を。

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