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二世家元・西川鯉三郎がはじめた「名古屋をどり」

昭和20年(1945年)9月に、第1回「名古屋をどり」(写真)が開催され、昭和23年(1948年)に、第2回の「名古屋をどり」が御園座で開催されたおり、
西川鯉三郎が「名古屋をどり創設に際して」をプログラムに書いていました。

そこには、「やがて100年の歳月を経過して、我が西川流が、全国にゆるされる存在となりました。」とあり、
「この名古屋と言う三文字をいよいよ高らしめますために、私どもは、ますます結束を大にし、西川流の総力を結集し、名古屋をどりと銘打つ一大舞踊祭を創設いたしますのも、かくして、名誉ともに名古屋市に年中行事的な一名物を発足致せたいからにほかなりませぬ…絶大なるご支援を願上る次第でございます。」

とご挨拶文がありました。 

その日から、76年間。鯉三郎から右近、そして、現家元・西川千雅に主催がバトンタッチされ、
2022年からは、「名古屋をどりNEO」「名古屋をど流CLASSIC 」と言う形に変化をしておりますが、昭和20年に、西川鯉三郎が、「名古屋をどり」を、始めた時の決意と、お客様に楽しんで,喜んでいただける舞台を作る…と言う精神は、長い年月がありましたが、現家元はじめ、私どもも何一つブレない気持ちであります。

今年2024年は、第77回名古屋をどり「名古屋をどりNEO傾奇者」として、10月19日・20日、岡谷鋼機名古屋公会堂での開催となり、
まもなく、そのお稽古も始まります。

出演者一同、気を引き締めて、精進をいたします。
何卒よろしくお願い申し上げます。

西川陽子

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