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「名古屋をどりNEO傾奇者」2024を終えて(思いつくままに…)⑪

#すみれさん

今回、家元がすみれさんに、出演依頼をするきっかけとなった動画は、映画「アルマゲドン」の主題歌を歌っているYouTubeだそうです。 

英語ネイティブ。カーネギーメロンという大学。
ハリウッドデビューもしている方。
でもなんといっても性格が良い。…と書いていました。

家元がアメリカンスクール出身。共感するところが多い。

今回のテーマのひとつが「肉親じゃなくても家族になれる」。

演目の中での、三羽ガラスは、皆、師匠のところでお世話になっていた、お弟子さん。
その中でも、足並みが揃わない,音次郎!何をすればいいかわからないまま、師匠の元を飛び出した。芝居とは別の位置にあるようなサーカス団を作る。

実話での祖父・鯉三郎が子ども時代に、自分の師匠のところに、はじめて行ったとき、「見せてごらん」と言われたのは、「足。」 足を見て、これなら大丈夫と。合格し,お弟子さんになれた。

このエピソードも、
他の2人が弟子に入ったいきさつも、この「名古屋ハイカラ華劇團」には、描かれてないけれど、たぶん、意外な方法で、三羽ガラスの入門を決めた(合格を決めた)のでしょう。

グレイティストショーマンがモデルでもありますが、
師匠がそうして思わぬ方法で、お弟子さんたちの合格を決めたのと同じように、サンザさん演じる音次郎も、サーカス団を作るにあたり、それぞれの特徴を生かす方法などを、瞬時に見分けると言う才能を、師匠から受け継いでいたのかもしれませんね。   

そんな中、音次郎の前に現れるすみれさん演じる、ものすごく歌のうまい日本語が話せない日系2世のビオラですが、美しく歌い、容姿も美しい。
けれど、「自分には何も持ない」と言う寂しさをかもし出している女性だったのだと思います。
初めて彼女の歌を聞いたときに「これだ!」と瞬時に音次郎が思い、サーカス団に誘うわけですけれども、そこには、その人の生い立ちや生活などはあまり気にせず、とにかくまず自分のところにおいでよと声をかけたくなるような光✨があったのでしょう。

話が進んで行き、音次郎がビオラに「youは、ノーファミリー、ミーも、ノーファミリーだ!」と言う。
一緒にサーカス団といることで家族と言うものを作ることができる!
ビオラの「言葉がわからなくても家族になれるね」と言うセリフ。 

音次郎が、師匠のところで家族のように扱われていた。
すみれさん演じる、ビオラは父も母もいないと言い、素性のようなものがわからないけれども、みんなと打ち解けていく間に、だんだんにこの仲間になっていった。 
この物語の重要なテーマである、「同じ志を持ち一緒に頑張って行く…家族!」

所々でビオラを演じるすみれさんが歌っているのですが、これはいわゆるストーリーテラーと言う役目もあり、
このビオラと言う人が、どこからともなく現れて、難しくだんだんと荒れていく場所に身を置き、そこの人たちの心を繋いだり、歌により気持ちを明るくしたりしながら過ごし、1番重要人物の音次郎には、大切な芸の上での家族と言うものを作らせると言う大きな役割を持った…天から降りてきた女神だった(家元の話)と言うわけです。
そしてビオラは、お役目を終えると、いつのまにか、また次のどこかへ行かなければならず、いなくなってしまう。
そんなお役目を持った女神さんだったかもしれません。

実際のすみれさんは、皆、初めて会って、すぐに好きになる💕明るくて,華やかで、すごくフレンドリー。
本田剛文さん達が言われていましたが、すみれさんご自身からの差し入れの"鳩サブレ"が、自分の分は無かったけど、本田さん達の楽屋に「遊びに来たよ〜!鳩サブレある?」って。
私たちの楽屋にも「鳩サブレありますか?私だーい好きで、差し入れましたが、私まだ食べてなくて。」といらして、可愛いったら。
スペシャルゲストさんは、お一人の楽屋なので、あまり外には出ていらっしゃらないと思っていたのですが、
他のゲストさんや、西川流の皆さんとも一緒にお話しされる機会も作られていました。
ご友人もたくさんいらしてて。
人を大切にされているなぁと。
舞台に出れば、ご本人の透明感のあるオーラで、その場は空気がふっと澄む。
さらに、歌の場面では、ゴージャス!

次回どこかでお会いしても「あ〜!こんにちは〜♪」ときっと笑顔で駆け寄って来てくださる。
天使役のコロス達も、憧れの大好きな女神様なのでした✨

今後のご活躍も期待いたしております。
西川陽子

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