ポジウィル5回目 10/21
気持ちの変化や感じたことを中心に書く。
ワークに取り組んでみて
まずは先週の転職基礎トレーニングが始まったし、面接対策シートを書いてみてどうだったか聞かれた。私はそれに「市場価値」という言葉に対するモヤモヤをぶつけた。給料を払うべき人間か見極めたいという理屈は理解できるけど、成果を出せないと価値がない、社会から必要とされる人間かを私にしてみればよくわからない物差しで評価されることに怖さと拒否感を覚える。ただ推し活をして暮らしたいだけなのに、遊びやプライベートを満喫することが許されないような息苦しさ、反発を感じる。だから未来に対しては前向きだけれど目先のことは苦しいネガティブなものになっていることを伝えた。
これに対して、その感覚は大事だから無視しないでほしいと聞いたときは驚いた。これから転職活動するんだからネガティブな感情は忘れないといけないと思っていた。輝かしいキャリアを築けないと価値がないわけじゃないし、転職活動は苦しい部分が凝縮されているからこそ転職活動のことを知ってあまり落ち込みすぎないでほしいと否定せず、励ましてくれた。あと、企業の本音や面接官の事情も改めて音で聞いて、少しだけ軽くなった‥ような気がする。
書類の選考率が2~3割だからこそどんどん応募していこうと言われたときはいや、それでも無理と一瞬思ってしまった。仮に内定をもらえたとしてもそこに入社するかわからないし、その意思が低いのに応募するなんて時間がもったいないと思うから。けど、第一に転職活動は気持ちの余裕を持つことが大事と言われたときは確かに、となった。もし持ち駒が一個しかないとミスマッチかもと思っても無視してしまいそうだなと思った。あと、求人票でその会社のことは3割しかわからないから求人票を見ていきたい会社をピックアップするよりは、行かない会社を排除していく、絶対悪いというわけじゃなければ応募してみることが大切だと聞くと納得できた。求人票は情報が限られているから。そもそも求人票だけで志望本気度を決めること自体間違っているのかもしれないなと思った。あと単純に応募時点で志望動機が必要ないと聞いてすごく楽になった。
面接対策シート
余計なことはいわない。Pascoの超熟を目指す
大木さんは全体的に大幅に修正することはないと言ってくれたことはほっとした。
全体の指摘を聞いて感じたのが「余計なことは言わない」「多く語りすぎない」ことだった。色々加筆修正されたが、添削の半分くらいは、聞かれたら答えましょう、言わなくてもいいことというものだった。私が事前に書いたものは、ちゃんと伝えたいのに深く聞かれなかったら嫌だから一回で伝えられそうなら言い切ってしまいたいという思いと、これ以上突っ込まれたくないからこそ一回の回答で少し詳しく言いたいという思いで長くなっていた。そこで大木さんは面接はプレゼンの場ではなく、コミュニケーションの場だと教えてくれた。最初聞いたときはしっくり来なかった。面接は自分がいかに会社で働いて成果を出せるかを伝える時間だと思っていて、それはまさしくプレゼンだと思っていたからだ。だけどプレゼンは3分も一人がしゃべりっぱなしで聞く方も集中が途切れるし、そのプレゼンで企業が聞きたいことを全部聞けるかなんてわからない。だから面接はコミュニケーションなんだ、企業が応募者と対話してこの人が会社でどういうコミュニケーションをするのか想像できるか、社内の人とコミュニケーションしやすいかを考える場と聞いて納得できた。
そういえばNHKのドラマ「私の一番最悪なともだち」で主人公が面接を受けるシーンがあったけど、文章が整っていなかったり、ミスが多いのによく受かるな‥と思ったことが記憶に新しい。途中言葉に詰まったり、うまく答えられないならまず時間をもらいたいと相手に断ったりして考えをまとめなきゃダメでしょと思ったし、どこか言葉が砕けている印象も感じた。それでも受かったのは(面接に受かってしまうというストーリーではあるが)ちゃんと面接官とコミュニケーションしていたからかもしれないなと思った。そう網と確かに受け答えは簡潔でテンポがよかったし、質疑応答というよりはちゃんと会話だった気はする。(ドラマだからというのもあるとは思うが)
評価される場でありながら会話のように、コミュニケーションのようにできるのかと考えるとまだまだハードルが高く感じる。私にとってコミュニケーションというものがそもそもハードルが高くて難しいものだから。それはひとえに私に問題があるんだけど。なんとか模擬面接とかで感覚をつかめたらと思う。
「余計なことは言わない」に話を戻すと、余計なことという自覚は書いているときあんまりなかった。否定(けど)をワンクッション置くと後の肯定が際立つと思ったし、必要な情報開示だと思っていたからだ。
それに対して、不利になるようなことは自分から言わないのが鉄則ですと言われたけれども、おそらく「不利だと自覚できていない」ことと「それでも自分の考えを伝えることが大事でしょ」と思っていることがかなりまずいと感じた。
「不利だと自覚できていない」は先述した必要な情報開示だと思っていることと同じ意味で、私のことを知りたいのだから、持っている情報を見せることが求められると思って、余計なことまでしゃべっている感じがする。
「それでも自分の考えを伝えることが大事でしょ」は本音をぶつけることが是であり、美徳だと感じている自分の価値観があるからで、こっちも中々に厄介だと思った。面接で本当のことを話さないのって、未必の故意というか、嘘は言ってないけど本当のことも言ってないみたいな、罪悪感みたいな感じがする。今の会社に入ったのはそこしか受からなかったからだけど、エントリーした理由を伝えれば入社したことに説得力というか裏付けはとれるけど、けれども‥、みたいな感じ。これって物事を多角的に見れるかというのも大きなポイントな気がする。多角的に見るっていうと難しく感じるけど、事実をどう解釈するかということかもしれない。そして自分が見ている角度じゃない方から見えることを話すことに抵抗がなくなればいいのだと思う。そう思うと少しだけすっきりした気がする。
先日仕事でも本音をぶつけたいと思うことがあったが、間一髪で本音を飲み込むことに成功した。そのときは10分15分くらい逡巡した。前の職場でそういって巡り巡って解雇につながったことを思い出し、踏みとどまれた。面接は一瞬で答えを出力しなければならないから、その葛藤の時間すら持てないことが課題だと思う。
面接ですぐに取捨選択できるかわからないし、何がセーフで何がNGなのか今はまだ全部わからない。けど、たしかにシンプルに言った方がスマートな気がしてきているし、1回で詳しく言いたいことに今大きな執着はなくなってきている。あとはもう「余計なものは入れない Pascoの超熟」を目指すだけだ。
言い回しや表現の仕方に気をつける
あと、言い回しによって受け取られ方が全然違うということも感じた。
例えば得意な業務を説明するとき、私は「ルーティンワーク」と答えた。けど大木さん曰くルーティンワークと答えるとそれ以外の仕事を任せられるのか不安視される可能性もあるから、「正確性が求められる仕事」に言い換えた方がよいらしい。ほかにも「いつ仕事を進められるかわからない」は「早めにやったほうがいい」になったりした。
言葉の定義には敏感な方だと思っていて、どういう表現なら正しく一発で伝わるかは常に考えていたつもりだった。けれどそういえば面接がコミュニケーションな以上、言葉の背景を深読みされることもあるのだと思い出し、その捉え方まで想像して気にしなきゃいけないなんて大分大変だと思った。私は「含み」っていうやつがすごい苦手で、京ことばとか皮肉とかわけわかんないし直接はっきり言えよって思う。なんならいわれてもその言葉の意味を正しく理解できていないことの方が多いと思う。実際皮肉っていう言葉の定義も腑に落ちていないし。額面通り受け取ってしまうのだ。そしてそれを相手にも望んでいる。受け取られ方なんて関係値で変わるものだし、相手の性格や気分にすら左右されるものだと思う。気にしてたらきりがないと思う。けど、無用な心配の種を生むくらいなら言葉の受け取られ方を気にしていい言葉に言い換えて誤解を生まないほうがいいというマインドセットに持ってきた方がよいのだ。埒が明かないのはもう諦めるしかないのだと思う。いくら私が文字に書き起こすのが得意でそれならいい答えが書けるのかもしれなくても面接は喋りの場なのだ、と思うしかない。
こう書いている時点でだいぶ無理しているが、自信がないとかいってられないのだと思う。あとはきっと練習するしかない。嫌いだけど。受け入れられるために取り繕おうとする自分のしゃべる姿や声なんて気持ち悪い以外の何物でもないし、かといって地声やフラットなときの表情なんて無表情か不機嫌で目も当てられない。けど明るい態度で話さなければすべて無に帰すし、結局最後は伝え方の問題になる。自分の元来のすべてが面接に不向きじゃないのはわかりきっていたことで、それでもやると決めたのは自分なのだから、と思うしかない。今回はネガティブな気持ちは蓋をするのみだ。
終わりに
今日からがっつり、受かるためにどうするかを考えていくフェーズで、結構ネガティブな感情があふれ出してしまった。一人だったらここで挫折してるし、実際新卒就活のときはここで挫折した。でも今はトレーナーがいる。だから一人でやるのに比べてちょっとは楽なはずだ。面接に対する不安はかなり強大なものになったけど、なぜか楽観視していた私にはちょうどいいくらいだと思う。念には念を、できることはすべてやる。その心持ちで望むんだ。そして11/23までに1社でも内定を獲得できるよう頑張るんだ。ただでさえ11/18の推し活を諦めるんだ。絶対いい結果にしてみせる。