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R5Ⅰ短答式試験雑感

忘れないうちに短答式試験までの勉強についてまとめておこうと思う

自分はこれで短答4回目の受験になるベテラン受験生なので人があまり参考にできるようなものではないが振り返り用として

ちなみに過去4回の得点率は以下

不明→不明→58.4%→75.2%

最初の2回は確か授業をほとんど見終わらない状態で受けて採点すらしなかった

3回目少し真面目に取り組み始めるも

財務会計計算は連結・キャッシュフロー計算書・企業結合事業分離を捨てた状態
財務理論・企業・監査は1/3くらいの暗記
管理会計は原価計算分野だけ
という明らかに勉強不足な状態だった。



財務会計論計算(68/112)

結局最後まで不得意だった。
結局試験当日は企業結合・事業分離・連結キャッシュフロー計算書・一株あたり〜を解けないまま受けることになってしまった。

前回の試験が終わった後7.8月頃にそもそも授業で理解できていなかった組織再編の部分のまとめノートをつくるもそこから試験前まで触れなかった結果全て忘れるというお笑いつき。

直前期まで苦手な単元を一つずつ丁寧に潰していたつもりが何も身についておらず試験日は自信を持って解けると思っていた単元がストックオプションとソフトウェアの償却くらいだった記憶。

完全に試験日にピークを持ってくるような勉強ができていなかったことが敗因。
あと単純に勉強不足。
ここをどうにかしないと論文合格はないので勉強の量をこなしながら得意科目にするための方針を練っていきたい。


財務会計論理論(80/88)

この受験を救ってくれた科目。
試験1ヶ月前に全然勉強してこなかったことに気がつき、その日から毎日欠かさずテキストを読んだことが効いたのだろうか。

テキスト読みをしている最中は果たして自分の実力がついているのかわからず不安に思うことの方が多くなんだか掴みづらい科目だった。


管理会計論(73/100)

9月頃に管理会計部分を1周
11月頃に原価計算部分を1周

そのまま放置してその次試験2日前に開けた時
やっぱり全て忘れていた。
2日前に出そうな管理会計分野の計算(cvp分析、回転期間、差額原価分析、セグメントetc)と理論を回して
1日前にテレビでやってた鬼滅の映画を横目に泣きながら原価計算の出そうな範囲を回して
なんとか耐えた。

原価計算基準だけはこれまでに10回程度読んでいたのだが、それはだいぶ助かった。

企業法(70/100)

10月頃の勉強の多くはこの科目に充てていた気がするのだが勉強法が悪かった。

試験日に金商法を勉強した状態で臨めなかった。
前回の試験時に金商法や商法から思ったより多くの問題が出たことも記憶に新しいはずなのだが

自分の悪い癖で機関と株式の範囲に8割の勉強時間を充てていて
それも大して完璧ではないのだが勉強した気になっていた。

これは会計士試験全般に言えることだが

最初の方に勉強した論点をなぜかメインだと思い込んで勉強に偏りを出してしまう現象
しかし意外にも試験は満遍なく出る現象

とくに講義のコマ数が多く割り振られている単元だと自分はその範囲が大事だ、そこさえ押さえておけば問題ないと脳がゆがんで認識してしまうのだが、

これってあるあるなのか

それとも自分の長年の経験の積み重ねによるものなのか

自分の経験からくるものだとしたら高校や大学でのテストへの姿勢がかなり悪影響を与えていると思う。
特に大学で受けた試験は大量の試験範囲に比べて出題される問題がたった2論点などと少なかったので
自然と山を張るような勉強法に特化してしまうようになったのでは、などと勝手に推測している。

これはすごく不便な習慣なので改善していきたい。


監査論(85/100)

これも企業法と同じように勉強法に失敗した科目。
監査実施論と監査報告論をアホほどやって
その他の論点を最後までおざなりにしてしまった。

短答監査のよくわからないフワフワ感で点数にはなったものの、全体的な理解を全く出来ていないので早急にテコ入れする必要がある。


総括

今回の短答式試験は明らかに実力よりも高く点数が出たパターンだと思う。
論文合格するには多大なる努力が必要。


最後に自分にとってよくなかった勉強法を書く。

①この範囲忘れている!となった時に授業をイチから受け直すこと

これは余りにも時間がかかるので無し。多少忘れていてもテキストやメモを見ればわかるのだから時間が勿体なさすぎる。2回講義を聞いてわかった気になっても、また忘れるだけ。学習は自力で思い出す時に定着するものだから2回講義を聞くことと1回講義を受ける+1回復習して自力で思い出すことはイコールではない。後者の方が明らかに強力。テキストを読んでも理解できないほど講義が忘却の彼方になっているのなら結局復習の期間が空きすぎているので詰み。

②講義受講中にわからない論点が出てきた時いちいち授業を止めて考える

授業は通しで見た方が良い。
止めて散々悩んだ後にわからず続きを見ると講師があとから解説しはじめることなんかはザラにある。
解説しない場合であっても講義全体を受け終わって体系を掴むことで理解が容易くなる場合も。

③苦手な論点を身構えすぎる

②と被るが理解は時間が解決する部分もあるので苦手な論点で時間を消費することは勿体無い。
最初は割り切って形式に慣れて理解は後からついてくる筈だという穏やかな気持ちも大切。


長くなってしまったがこのへんで。


明日は租税の所得税法やるぞ

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