『ルックバック』感想

小さい頃から絵を描いてきた自分にとって共感が多かった。小学生で人より絵が上手くてチヤホヤされてる藤野。同学年で自分より絵が上手い奴がいることを知ってすごく悔しがる気持ちが共感した。自分も中学、高校くらいの時は同学年で、こんなに上手い人がいるのかと勝手にライバル視して熱くなることはよくあった。
大人になってからは上手い人なんていくらでもいるし、年齢なんて関係なくなってしまった。

映画を見ていて、中学の頃の熱い気持ちを思い出した。あの時は、とにかく絵が上手くなりたくて、練習に夢中になってて、将来は漫画家になりたいとか、大きな夢もあった。大学にはいる頃にはそんな夢も消えてた。

京本はもっと絵が上手くなりたいと美大に入学した。私も美大に入ったときは絵が上手くなりたくて、燃えてたけど、課題が思うようにこなせなくて、鬱っぽくなって、生きる気力みたいなものがなくなってしまった。

社会人になってからは全然絵が描けていない。時間もないし、描きたいものもない。

この映画を見て、少しだけ「上手くなりたい」熱い気持ちを思い出した。また絵を描き出すきっかけになればいいんだけどな。