自然がそっと教えてくれること
カラリと乾いた風が心地よく息子もよく眠っていて気持ちよさそう。朝晩は鈴虫たちが秋の訪れを待ち侘びていたかのように鳴いている。そんな秋は最も好きな季節、母は寂しい感じで嫌いだと話すけれど、この侘しさみたいなのが私には心地いい。しばらくすると庭には祖父が大事にしていた紅葉の葉がだんだん色づきはじめるのを眺めているのが小さい頃から好きだった。
祖父との思い出も相まって秋が好きなのかもしれない。
前置きがちょっぴり長くなったが、そんな乾燥する秋この頃、息子も産まれスリスリしたいと思い、ふと化粧品について思い出した。よくお客様にオーガニック化粧品をやっぱりお使いですか?と聞かれていたサロン勤務時代。使いたかったがオーガニック化粧品を使うと肌荒れしてしまいなかなか使えなかった。なぜ荒れるのだろう?とさほど気にしていなかったのだが、日頃からケミカル化粧品を愛用していたとそのお客様には大きな声で言えなかった。
デパコスが好きで使い続けていた若い頃の私。ケミカル化粧品を使用し続けたことで、私の本来の肌がすっかり弱ってきているのであった。ケミカル化粧品には炎症を抑えたりビニールの膜を張って乾燥を防いでくれている。これの使用をやめたときトラブルとして荒れる。
肌があらわになった結果だ。
オーガニック化粧品で肌が荒れるのはむしろ仕方ない、弱っていた反動なのだから。植物の力は毎回そんなことを教えてくれるのだ。自然のもの使ってなかったのもバレバレなのだ。今は自分で作ったものやジャネスをずっと愛用している。
植物の声をもっと聞きたくて、使い心地やどう反応するか。教科書やハーブアロマ事典には載っていない、自分の手が感じて、肌で感じたことを大事にする。なぜなら自分の心地よさが大事だから。
植物や自然はそっとそんなことを教えてくれるのだ。
声をそっと聴いてみよう。