感情
身代わりとして攻撃が、すべて当たらない
「身代わりシステム」
身代わりになっているのは、本人の髪だ
ー--それは自殺された人間の髪だ
本人にもらったのだ
「いい?もらって」
ナイフで髪を切る、そしてそれを、木に彫っていく
そして紙を張り顔料を張り、そして紙をつける
「がたがたがたがたがた」
ー--それはふかいふかい絶望の音、木が涙を流す
「そうだよネ苦しかったのよね」
彼にはこだわりがある、「本物の毛」を使うもちろんそれができない狼や
妖怪は除く
「ー-大丈夫」
怪人や怪獣が人を襲う、いや、病猫だそれが人を食う
だから
「大丈夫、ブレンドしよう」
ー--「松本、もってきてるよね?」
それは、箱につめられた髪の毛。「興行代として買った」
はさみ、ナイフだそれは取ったのは、動物の毛と。ぜいたく品だ
質のいい、よく手入れされた髪だ。しかも長い
「はい」
少女の髪をとる、彼女は身代わり人形を、提示したそれでも
髪が伸びるしかも一日で足元までだ
質のいい神は一日してならず
ー--興行として売ったのは、もちろん精巧ではあるが、
「発現」しなかったやつだ
人毛や獣毛だ。
髪は記憶を、もつ、そう、髪をつかむと記憶が読める
記憶だけじゃなく感情も