素晴らしいなあ

「わんんわん」
犬を連れて歩く、さすがに犬ってすばらしいなぁ
犬にそりをひかせる
「しっかし、(人力)ソリを使うなんて」
、、、、。おかしくないのか。

何を考えているんだ。
「疲れた、、、」
歩き疲れた。「よぉ、呑むか酒」「まだだめよ、立ちなさい」
5歳年下にかっこ悪いところは見せられない、と立ち上がる
思い出すのだあの時のことをー---
ー--。山の中。倒れ行く人。「はぁ、、、はぁ、、、」

大勢の屍。「ああ、寒いなぁ、、、寒い、、、」
、、、わんわん犬がほえる
「何やってるんだよ帰るぞ、、、、」
そりをひいていて倒れる、生煮えのご飯。
大勢の死体。凍死した人。山の入り口まで来ていた。
それは鉄則
ー-誰かに伝え聞いた「山で迷ったら、、、戻る、、、戻るんだ」
それはひょっとしたら違反かもしれない
、、、だけど死なないために戻った
「、、、うぅ、、、なんで、、、」
ー--みんな、すいません。
「、、、、いいんだよ、生き残ったことは誇っていい」
幸いにも四本指をなくすだけで済んだ。

ー--飢えと寒さが、、、襲い来る、、、地獄
みえない何も見えない。何も感じない
「ふぅ」
、、、、「これが戦争だ」
ー--これが演習なのだ。無念に散っていった
「、、、なぜ凍傷になるからと、手足をもみくらいのことを
教えてくださらなかったのですか」

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