料理

「うちかてぼけたいねん」
そういいながら、料理をする、それは湯豆腐と。厚焼き玉子だ
「せやな、そして」
ー－－料理に、自家製のハーブティをいれるそして、
それをお客さんにあげる

「今日はよう、こないなお寺にきてくれはってほんまおおきに」
そういいながら僧衣をきる、そう一度お祓いをしてから食べ物をお願いしてきたのだこの人は

ここはお釈迦様を、本尊とする寺だが、夜異界の扉が開くとき
ー－妖怪絵巻に描かれたもの。それは明神だ

稲荷明神が、助けにいくそれは、悪魔にやられた人の心であり
同時に、この国を攻めてくる敵でもある
上空からまくそれをお稲荷さんの眷属である狐が止める
そして銃を持つ人たちには
「帰ってくれはるとうれしいんやけど
ー－殺生したらあかんでえんまさまに裁かれるで」といい呪力でとめる

そう、肉体だと「殺してしまう」可能性がある
不殺生こそ僧侶としての道だ