万博の地

「、、、これが、正論だったとでも」
維新というか革命自体が、間違っていたとしてもおかしくない

「、、だってそうでしょう」彼女は笑う。まるで生きてるかのような
人形。肖像。
驚いていた、そうだろう、だってこれは
「人、、、まるで蝋人形」

そして、仏や物語の像、ああそしてそこかしらに広がる
血みどろの死体
「、、、これが維新、、、これが近代化ですって笑わせるわね」
死体の山を築き上げる。そして笑う。
幕府の連中の死体、新しい時代に人形師も軽業師もいらない。
幕末の時代。

「お願いします、息子をかいてくれませんか」
「受けた割ります」
そういって、人形を描く。そしてそのままそこから、まるで息子さんを
「そっくり息子です、ああ」

死者のために人形師ができることなど、人形を作ることだけ
、、、そして迎えるであろう、新時代に、呪いあれとそう思わずにはいわれなかった
ただそれは人形の記憶
「、、、ウィーンは私にとっても、大事な場所」
いや、私たちにとってか
「、、、さぁはじめましょう」

外国組。
ボカロp。そしてカノジョが作り出すのは、生き人形と蝋人形
「、、、気をつけろこいつ人形師だ」
そしてマリオネットが動き出す。

いいなと思ったら応援しよう!