中山大障害(予想ではありません)

この記事を読んでくれてありがとうございます!
何気に初投稿です。

中山大障害を見て欲しい!という思いを一身に書いています。(始めて見る人・ウマ娘民の人は)
本題に入ります。ズバリ本題とは

「初心者でも分かる!中山大障害!」

です。

ここでは何個かに分けて説明します。


1.Q.そもそも障害競走ってなんですか!?


A.人間で言うハードル競走です。
もっと言うと色々な種類の障害を飛び越えていかに先頭でゴールするか.…が目的です。
ここから少し難しい話になります。
障害には大きく分けて2つあり、

固定障害と置き障害

に分かれます。固定障害は競馬場の障害専用コースにある動かせない障害のことを言い、置き障害は普通(平地)のレースでも使うコースの所に組み立て式の障害を置くもの。と思ってください。(置き障害の組み立てはTwitterやYouTubeに転がってます)

更に分けると生垣・竹柵・水濠(生垣の後ろに水溜まりがある)・バンケット(三段跳とも)・谷(こちらをバンケットとも呼ぶ場合も)の5種類に分かれます。
画像は昨年の中山大障害から引用してます
(幅・高さ・奥行はとりあえず気にしないとして)

↑これがいけ垣     草で出来た障害です
↑これが竹柵(大竹柵)      竹で出来た障害です
↑これが水濠
下ってぇー(谷)
登るぅー(谷)
↑これがバンケット(三段跳) 画像は今年の京都JS

以上で障害の説明をとりあえず終わります。

その2.中山大障害の概要

かなり遠回りになりましたがここからは中山大障害の概要を。
距離は4100mです。この距離は日本で2番目に長い距離です(1位は中山GJで4250m。平地なら3600mが最長です) コース表は下に

オレンジのSがスタート

出走条件はサラブレッドの3歳以上であれば出走可能です。(JRA所属馬・外国調教馬は8頭までで外国馬には優先出走権あり) フルゲートは16頭。 斤量は定量(成績関わらず歳で数える)で3歳は61kg、4歳以上は63kg、牝馬はそれより2kg減(3歳なら59kg、4歳以上なら61kg)
1着賞金は6600万円です。(2着2600万 3着1700万 )創設は1934年で今年で146回を迎えます。

ここからは様々な記録(飛ばして貰ってもOKです)
レコードタイム 4:36:1(2017 オジュウチョウサン)最遅タイム 5:21:1/5(1934 キンテン)
最年長優勝-10歳 (1989春 キョウエイウオリア)・(2021 オジュウチョウサン)
最年少記録-3歳(1968 タジマオーザ・2005 テイエムドラゴン)

その2.かるーーーい歴史を少し

中山競馬倶楽部(JRAの前前身)の肥田金太郎さんが1932年に創設された東京優駿(日本ダービー)に匹敵する競走を中山競馬場で開催したいと考え、イギリスのグランドナショナルにならって創設された。
当時からしたらとてつもなく過酷でありました。

 〜時は流れ〜
1999年に春の大障害を「中山スプリングジャンプ」・秋(冬)の大障害を「中山グランドジャンプ」に改名する案があったが変わらず、春の大障害のみ「中山グランドジャンプ」とすることにした。
(中山GJは国際招待レースにする予定があったため)

その3.見て欲しいレース

中山大障害と言ったらこれ!な感じもあります
その1.2017 オジュウチョウサン

これの見て欲しいポイントはズバリ実況が言っている通り「前王者」VS「現王者」(前王者がアップトゥデイトで現王者がオジュウチョウサン)の叩き合いが本当に見てて痺れるようなレースです。
レース展開は.…見てみた方がわかりやすいです!

その2.2022 ニシノデイジー

この「ニシノデイジー」という馬は勝負服で何となく察してる人もいますよね?
そうです馬主はセイウンスカイやニシノフラワーで知られる西山さんです。
ニシノデイジーは父ハービンジャー、母ニシノヒナギク、母父アグネスタキオンの血統で産まれました。(2代目母はニシノミライで父セイウンスカイ母ニシノフラワーという血統)
クラシックも走っていた馬ですが、なんと障害4戦目で中山大障害を制覇しました!(通常は10戦などかかる場合もある)
ちなみにオジュウチョウサンの引退レースでもありました。

その3.1999 ゴッドスピード 

このレースは最後の直線の叩き合いが興奮するレースです!
ゴッドスピードのちょい情報↓↓↓
ゴッドスピードは小倉でデビューするも惨敗。
4戦目で初勝利を上げ、5戦目の小倉3歳(現2歳)Sでは低人気で差し切り、6戦目では府中3歳S(現在の東スポ2歳S)を勝ったものの、クラシックでは苦戦を強いられダート転向するも、あまり振るわず障害に転向し、馬が変わったかのように走りG1と重賞を勝ちます。最終的に水沢競馬に移籍し引退となりました。
このゴッドスピードに騎乗していた西谷誠騎手は「ジューンベロシティ」に騎乗します

ちょい豆知識
障害レースにてメンコをつける場合は目の部分がとても大きくなっています(ズレても目を塞ぐことなく視界を確保するため)

その4.最後に

障害競走ってなんか難しそ.…と思ってるあなた!

      そんなことはありません!

全然難しくはありませんし、むしろ見てくれるだけでとても嬉しいです!
あの時走ってた馬が障害で走ってる!なんてことも全然にあります。
あの時応援してた馬がお父さんなんだ!なんてことも。(今年はケンホファヴァルトの父がマーベラスサンデーだったり)
障害競走に出てる馬は長く走れる場合がほとんどなので、長ーーーい目で見れるのは良いです。
それに駆け引きなど、分かるととても奥が深く面白いです。

さあ!あなたも中山大障害を見ましょう!

(見てくださいお願いします)


いいなと思ったら応援しよう!