10月3日 『傷つけられないなんて、好きでもなんでもないのよ』

今日は仕事でした

8月31日のロングサマー
幼稚園WARS
ギャラリーフェイク

読みました
今週は『シバつき物件』の更新が無くて、むうちゃん

先ほど、昨日の日記(もはや日記)を読み直したら、酔って書いていたわりにはちゃんと書けててえらいなと思いました

ただタイトルが「4日後〜」って
なんで4日後にしたんだろ?
だって。だってだって…
さっき「ぼくだけはブルー」が届いたのにさあ!!
今日から読めるのに!うれP!!!歓ki!!!
確実に受け取れる時間に配送指定したら、2〜3分まえに届けてくれた配送のお兄さん
「すみません、少し早くて…」
いえ、むしろウェルカムです!トイレも我慢してお待ちしておりました!

そんなこんなで、さて読んだろ。と開封すれば

駄目だ…読めねえ…
あんな装丁は久々だ…
眩しいほどに真っ白なカバーに、青線でたらりときりりと描かれる羽良田平吉さんのイラスト
その端という端がピピッとしている 研ぎ澄まされた刃のごとく
だけれど相手は鑄物ではない 紙なのだ
それもデリケートなタイプ…
気を緩めたら、すぐに何かに反応して、染み込んでいく そして消えない、消せないシミとなる
そんな思春期みたいな質の紙だ…

おそるおそる本を開き、志磨さんのサインと、美輪明宏様とのツーショットだけをそっと確認して、心の中で(ピー!)と嬉し鳴きして、また閉じた
そして「この外袋はリサイクルだな」と雑紙まとめに入れた外袋を回収して、またそこに収めた

さ わ れ な い

軽々しくさわれない
これが神々しいという感情なのであろうかとも思うほど
明日、大きめの保存袋を買って、そこに外したカバーと帯をピチッと入れて、本体にブックカバーをして、そして読む 乾燥した清潔な手で

スマホよりも精密機器扱いである

だけれども、過去にもこうした事があるなと、デジャヴってみたら、これはあれだなあれでした

初めて THE YELLOW MONKEY のアルバムを買った時 その歌詞カード
それがこういう 「歌詞カード様!」扱いだった
そのアルバムを買えば確実についている、特別でもない歌詞カードである事は分かっているものの、そこに載せられている吉井和哉さんの歌詞
その歌詞カードを傷つけてしまえば、それは冒涜のような気がして。

しまっていた思春期わたし 

全然そんな事はないのだけど

むしろたくさんたくさん、手垢がつくほど読んで、カバーについた汚れにふと気づいて「あーなんだこれ!あ、あの時あそこで読んだあの汚れかあ」ってくらい何度も読んで、何年もずーっとそばに置かれて「今日はこんな日だからあれを読もうかな」という方が、志磨さんも嬉しいでしょう
そして本さんとしても「本の冥利に尽きる」というものだと思います

が!まだ無理 今は無理
そっとそっと読んで「ぼくだけはブルー」さんとのお付き合いに慣れていかねば

こういう事がまた、明日発売の大槻ケンヂさんの「今のことしか書かないで」でも巻き起こるのです 
わたしはまた、そっと覗いてピー!と鳴いて

ああなんだか、ついこの間までは暑くて暑くて、その暑さに(地球はどうしたんだろう?)なんて思って、その少し前までは未知のウイルスに(世界はどうなるんだろう?)って
今日は本のカバーを傷つける事に怯えている

世の中は恐るべき事で満ち溢れているんだなあ

わたしは明日、恐るべき健康診断である
どうせ引っかかるので、ビールを飲んでいる





いいなと思ったら応援しよう!