第76回『ホストとギャンブルの関係』

うぃす! 大阪男塾の塾長です。

今日は「ホストとギャンブルの関係」について書くっすね。

パチンコなどのギャンブルが好きなホストは、かなり多いっす。

ホストになる人種というのは、元来刺激の強いものが好きなんすよ。

僕もパチンコや競艇など、結構ハマりました。

一緒にお笑いトリオを組んでいるレオンと、一時期競艇のYouTubeチャンネルをやってたくらいっすから。

でも、最近はめっきりギャンブルをやらなくなりました。ギャンブルは遊びですけど、実はずいぶんエネルギーを取られることに気づいたんすよね。

当然ながら真剣に考えるのには、かなりの集中を必要とするっす。ギャンブルのあとには、脳みそが使いものにならんくらいヘトヘトになることも珍しくないんです。

今、僕の店で働いているホストでも「休日はパチンコ三昧」っていうヤツらが少なくないんすよ。

最近、彼らに伝えてるのが「ホストの仕事自体にギャンブル的要素が強いから、そっちに打ち込んだ方がいろいろリターンある」ってことっすね。

人がギャンブルにハマるのは、間欠強化というメカニズムが関係しているらしいっす。

ガチャがわかりやすい例なんすけど、毎回当たりが出るのではなく、何回かに一度不規則に当たりが出る方が人の脳内で快楽物質がドバドバ分泌されるんすよ。

たまに体験する、この快感が忘れなくて依存症になる人も少なくないみたいっす。

ホストの仕事に置き換えると、たくさんお金を使ってくれるお客さんの担当になれるって、率直に言ってめっちゃ嬉しいことなんすよね。

ホストの中でめっちゃ稼いでいるトップ層は、日本人サラリーマンの10年間の年収を、たった一年で稼ぎます。

これって、なかなか他の職業では実現できないことですし、売上や指名数でライバルとしのぎを削るというのも、ヒリヒリ感があるるっすよね。

あと、掛けをしているお客さんがいると飛んでしまってお金を回収できなくなるリスクも。掛けの補填は、ホスト自身が請け負うことがほとんどなので、飛ばれたらほんまに大変っす。

こうやって考えてみると、いろいろあるギャンブルよりもホストの仕事の方が明らかに刺激的っすよね。

この前、うちのホストクラブのホストと話していて「パチンコで勝った最高金額ってなんぼや?」って、聞いたんすね。そしたら「15万円くらいすかね」と答えたんで「一日頑張って15万円、まぁええわな。けどホストで1日お客さんに時間使ってみ。そのリターンは100万円の可能性あるで。しかもパチンコみたいにその日限りの刹那的なものじゃなく、お客さんが切れへん限り半永久的やで」と言うと、目を丸くして「確かにそうですね。」と納得してました。

そう考えるとホストは時間を賭けて、当たればお金が入ってくる元手にお金のかからないギャンブル。
しかもリターンはとてつもなくでかく、それでもうひとつナンバー争いという刺激まで得られます。

トップホストは、日常のほとんどの時間を仕事にフルコミットしてます。「全エネルギーを仕事に注ぎ込み一点集中させる」って、ほんまに大事なんすよ。

ホストは快楽に弱いんで、下手したらパチンコなどのギャンブルにはまって、時間を溶かしがちなんすけど、うちのホストクラブで働くホストには「本業が、どれだけ刺激的か?」っていうのを、忘れんといてもらいたいっすね。

あっ、でもパチンコで一点めっちゃ素晴らしい点はあると思います。

それは演出。

有名なのは魚群すけど、きらびやかな演出画面とあの音を聞いたとき、脳汁がヤバイほど出るっすね。僕はお金やなくて「演出を見たい」という思いが強くて、パチンコをやってたところがあるっすから。

とはいえ時間は有限なんで「どう生きて、何に時間を費やすか?」は、ほんまにとことん突き詰めた方がいいっすね。

ありがたいことに今年は、お笑いトリオの「大阪男塾」が賞レースで、これまでよりも結果を残せた年でした。

もしかしたらそれって、僕がギャンブルに使っていた時間やエネルギーを、全てお笑いに当てたからかもしれないっす。

お笑いのネタを考えるのって、かなり集中力いるんでギャンブルをやめたのは明らかにプラスだったっすね。

もし読んでいただいている人の中で、ギャンブル中毒みたいになっている人がいたら「冷静に考えて、自分の人生のプラスになってるか?」というのを、今一度、突き詰めると、いろいろ発見があると思います。

最後まで読んでもらって、あざしたぁ!!

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