第12回『そんな稼げるの!? ホストの時給は6,825円』
うぃす!
大阪男塾の塾長です。
前回投稿した第11回の記事で
「お笑い芸人になりたい!」と気合を入れて、大阪へ出てきたけど、自分のお笑い力のなさを痛感して、結局NSCをやめたと書きました。
その後もお笑い番組は好きで、勉強も兼ねて見てました。
当時から麒麟、笑い飯、千鳥の3組が光っていて、抜群に面白かったっすね。
NSCに入ったからこそ、プロでバリバリ活躍している芸人さんの実力がわかったっすけど、同時に「自分のお笑い力が、いかに足りていないのか?」を痛感したのも事実っす。
「お笑い芸人になりたいけど、このままじゃ力の差がありすぎる…」そんなことを思いつつ、ふらふらと無為な日々を送っていた当時の僕。
気が付けばもう二十歳。
「このままじゃいかん!」ということで、自分を見つめ直すために一度、ふるさとの長崎へ戻ることにしました。
両親も「あいつ大阪で何しとるばい?」と心配してるやろな、そろそろ顔を見せたらなあかんなと感じていたんすよ。
で実家に戻ったんすけど「おお、おかえり」と涼しい顔で迎えられました。
やや拍子抜けだったっすけど、うちの両親は「自分は自分、子どもは子ども」って感じの人なんで、まあそんなもんかって思ったっすね。
長崎の実家で一ヵ月ほど暮らしたんすけど、パチンコに行ったり連れと会ったりと、特に何をするわけでもなくブラブラ過ごしたっすね。
でもこの一ヵ月は僕にとって、ゆっくり自分を見つめ直すためにも必要不可欠な時間だったんすよ。
二十歳って若いと言われる年齢っすけど、自分が進むべき道が定まっている人は、すでにバリバリやっていたりもするんすよね。
NSCを半端な状態でやめたんで、正直言うと、このままズルズルいくとヤバイなあという感覚がありました。
自分が熱を注ぎ込める道を、早く見つけたかったんす。
そこでふと頭に浮かんだのが、元カノの「あなたはホストに向いている」という言葉っすよ。
「なんべん言うねん!」とツッコミたくなるほど、僕のホスト適性を推してきた元カノ。
でもそのおかげで「自分にはホスト適性がある」ってことが、ずっと頭に残ってたんすね。
これは多くの人に当てはまることなんすけど、自分のやりたいことと自分ができることて、よくズレるんす。
いくら「ウサイン・ボルトみたいになりたい!」って願っても、鈍足遺伝子を持って生まれた時点で、その夢って叶わないっすよね?
つまり適性を見極めるって、すごい大事なんす。
自分がやりたいこと、自分がなりたいものを一旦置いて、客観的に「これが向いているんじゃない?」と言われたことに注力してみようと思えたんす。
それが僕にとってはホストでした。
「ホストの街」といえば東京の歌舞伎町が有名っすけど、その次に有名なのが大阪の宗右衛門町だったんすね。
心機一転、また大阪へ戻って、ホストの世界に飛び込んでみようと決めました。
「思い立ったら即行動!」が僕のモットー。
大阪へ戻り、ホストの求人情報が載っている雑誌を買って早速チェック。
そこには紫苑グループの経営しているホストクラブの情報が掲載されていたんすけど、なんと時給は6,825円。
「ホストって、めっちゃ儲かるやん!」と思った僕は、早速、そのホストクラブへ連絡を入れ面接をすることになったんす。
この電話が今後の僕の人生を大きく変えていくんすけど、この続きはまた次回、書くっすね。
最後まで読んでもらって、あざしたぁ!!