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TM NETWORK カバー曲の世界
シンガーソングライターのサトウタケヒロと申します。このたび、友人のナレーター・大楽聡詞さんがパーソナリティーを務める池袋FMの番組「85 BaseArea」第8回(8/25放送)に出演させて頂きました!
2021年10月、配信ライブ「How Do You Crash It?」にて7年ぶりに「再起動」を果たし、今夏待望の有観客ライブツアー「FANKS intelligence Days」を行っているTM NETWORK。そんな彼らを陰ながら応援する『期間限定』ラジオとして7/7にスタートした番組「85 BaseArea」では、毎回さまざまなテーマを設定し、ゲストとともにTM NETWORKの魅力の一旦を紹介しています。
そしてわたくしサトウタケヒロがゲスト出演させていただく今回のテーマは・・・
「TM楽曲をカバーしてほしいアーティスト!!!!」
🌍━━━━━━━━━━
— 85 BaseArea (@basearea85) August 24, 2022
🌐テーマ
TM楽曲をカバーしてほしいアーティスト✨
🌐ゲスト#サトウタケヒロ さん(クリエイター)
📡視聴方法は下記をご確認下さいhttps://t.co/rBTTJhdtoQ
━━━━━━━━━━🌏#85BaseArea#TMNETWORK
✳️番組スポンサー#スクールボイス・アルファ@schoolvoice_a pic.twitter.com/4rjbaj3Yx9
今回、旧知の仲(昔の職場の同僚で、何度かTMのライブ現場もご一緒したFANKS仲間)の大楽さんにお声がけいただき、最初はボイスメッセージによるコメント(第2回放送・テーマは"Nights Of The Knife問題")で参加し、第8回にしてついにゲストとして出演させていただくことになりました。
いやもうね・・。一応「シンガーソングライター/クリエイター」ってゆう肩書き(?)で出させてもらってますけどね、わたしが精力的に活動していたのはかれこれ10ウン年以上前のことで、今はほとんど開店休業状態なんですよ(実家で母親の介護中)。従いましてライブもラジオ出演もとんとご無沙汰なもので、トークもガチガチでだいぶお聴きぐるしかったかと思います😅
そんなわけで、うまくお伝えし損ねたこととか、そもそも言い忘れたこと、収録時間に収まらなかったことなどなど、いっぱいありましたので、この機会に以前から興味のあったNoteを立ち上げてみました!
なお、放送のアーカイヴ版(かつ、トーク部分の完全版)については下記YouTubeにて試聴可能です!ぜひNoteの記事と併せてお楽しみ下さい!!
2024年3月23日 追記 :
本記事をアップしてから約1年半、40周年記念日を目前に控えたこのタイミングで、ついにトリビュートアルバムの発売が公式に発表されました!!🥳🎉!!
TM NETWORKデビュー40周年記念 [トリビュート+原曲]の2枚組アルバム発売決定✨参加アーティストや収録楽曲は後日発表‼️お楽しみに♪
— TM NETWORK official (@tmnetwork_2014) March 22, 2024
■TM NETWORK TRIBUTE ALBUM -40th CELEBRATION-
■2024年5月15日(水)発売
■EPIC Records Japanhttps://t.co/fa87Zhjxau#TMNETWORK#FANKS pic.twitter.com/JvLP9gd0iz
告知を受けて新たな記事を鋭意執筆中ですが、本記事もリンク切れや関連の追加情報などありましたら、随時追記/修正していきます!
◎修正1 : 「BEYOND THE TIME / LUNA SEA ver」 当初のせていたURLが公開停止になっていたため、リンク差し替え(公式・音源のみ)
◎修正2 : 「機動戦士ガンダム 40th Anniversary Album ~BEYOND~」特設サイト閉鎖のため、メーカー発売告知サイトへリンク差し替え(2024.3.23更新)
Chapter1_オンエア楽曲について深掘り
今回、オンエア上では3曲のTM(関連)カバー曲を紹介させていただきました。番組はYouTubeにてアーカイヴ視聴可能なのですが、権利上の都合から、残念ながら楽曲のオンエア部分はカットされています。
いつもの回なら、テーマに沿ったTM NETWORKの過去曲をオンエアしているので、リスナーの皆さんが各々お持ちの音源をかけていただいたり、脳内再生笑 していただいても良いかと思うのですが、今回はカバー曲ということで、おそらく3曲全ての音源をお持ちの方は少ないと思います。
仮にトークで興味をもっていただいたとしても、1曲を聴いてみるためにアルバムを買うのもなかなかハードルが高いかと思いますので、解説と併せてネットから試聴可能なリンクを集めてみました。
YouTubeにてフル視聴可能な場合はそちらを、YouTubeにアップされていない場合はApple Musicの試聴リンクを掲載(アカウントはなくても一部試聴可能)。なお、YouTubeにアップされていても、オフィシャル以外のアカウントのものは紹介しておりません。ご了承下さい🙇♂️
また、時間の関係でオンエアできず、トークだけで紹介した関連楽曲や別バージョンなども掲載しますので、この機会に是非お聴きください。もちろん、気に入ったものがあればアーティストさんのためにも是非購入をご検討下さいね🤗
①「BEYOND THE TIME〜メビウスの宇宙を越えて〜 / LUNA SEA」
アルバム「機動戦士ガンダム 40th Anniversary Album ~BEYOND~」収録
2020年6月24日リリース →アルバム発売告知(サンライズミュージック)
原曲のメロディをシンセで奏でる静かなイントロ(※)から一転、絡み合う2本のギター、真矢さんの轟くダイナミックなスネア連打とJさんのうねるようなベースに導かれLUNA SEAらしいダイナミックでロック色の強いバージョンへと生まれ変わっています。RYUICHIさんのボーカルは抑えたトーンながらも内側に熱を湛え広大な宇宙空間に響いていくようなスケール感を感じさせます。
オンエアでも触れましたが、原曲の印象的なフレーズ(イントロ〜Aメロのシーケンスや、青山純さんのドラムパターン、クリーントーンのギターカッティング、打ち込みによる独特のベースライン、サビのコーラス、後半のサックスソロ等々)は実のところほとんどなぞっていません。しかしながら、全体としては不思議なほど世界観/印象が保たれているように思います。
※なお、オンエア上でMCの大楽さんから「冒頭のドラムも真矢さんが叩いてるんですか?」との質問に対して、そうです、と答えましたが、イントロ(0:17まで、キーボードでメインメロディをなぞっている静かなところ)の裏でなっているドラムは生ドラムではなく打ち込みと思われます(わたしはうっかり0:18〜からの激しくなる2つめのイントロ部分をイメージして答えておりました)。
「BEYOND THE TIME ~メビウスの宇宙を越えて~ / 森口博子(未オンエア / コメントのみ)」
アルバム「GUNDAM SONG COVERS」収録(2019年8月7日リリース)
「BEYOND THE TIME ~メビウスの宇宙を越えて~ / 森口博子 with TM NETWORK(BGMとしてオンエア / +コメント) 」
アルバム「GUNDAM SONG COVERS3」収録(2022年3月9日リリース)
「BEYOND THE TIME」については、前述のLUNA SEAバージョンの他、森口博子さんがカバーされています。森口さんは2019年〜2022年にかけて「GUNDAM SONG COVERS」シリーズを3枚リリースされており、うち1と3の2枚で異なるアレンジのカバーを披露されています。
1つめはストリングスを中心とした静かめのアレンジ、もうひとつは「with TM NETWORK」としてリリースされたより原曲に近いアレンジのものです。
特に、2つめの「with TM NETWORK」バージョンについては、リリース時にかなり話題になったのでご存じのFANKSさんも多いのではないでしょうか。こちらは小室さんが新規にアレンジし、コーラスでTMの3人が参加しています。
オリジナルは打ち込みでカッコいい世界観だったので、今回は『やわらかく、ピアニスト小室さんが見えるアレンジでお願いします』と、私の制作スタッフからお願いしまして、コンセプトを説明させていただきました。リアレンジは随所にその美しい旋律が際立っているのと、イントロから宇宙空間、音の立体感を感じて、3D音楽のようで心が震えました。(中略)木根さん宇都宮さんと、なんと小室さんまでコーラスを入れてくださって、3人のコーラスが聴こえてきた瞬間、思わず『感動!』という歓喜の声と、涙が出ました。
わたしは失礼ながら今まで森口さんのアーティストとしての活動にあまり注目してこなかったのですが、森口さんのボーカルは本当に伸びやかで情感があり、楽曲の世界観に見事にマッチしていて、感動してしまいました。
元々のファンの方にしてみれば何を今更、というところかもしれませんが、ここまで素晴らしいボーカリストだったとは・・・。過去作も聴いてみたい、と思わせる実に良質なカバーでした!
なお、他にはAimerさんがアルバム「機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096 COMPLETE BEST」にてカバーされています(ライブバージョン、後述)。
②「永遠と名づけてデイドリーム/坂本美雨」
アルバム「miusic ~The best of 1997-2012~」収録
(2013年6月26日リリース) 編曲 : Ryuta Yoshimura
オンエア2曲目にご紹介するのは、筋金入りのFANKSとしても有名な坂本美雨さんのベストアルバム「miusic ~The best of 1997-2012~」に収録の小室哲哉さんソロ曲「永遠と名づけてデイドリーム」のカバーです。
・・え? TM NETWORKのカバーじゃないだろって? いや、そうですよ、そうなんですけどね・・。まあでもあの、EXPO期でTMNの活動と並行してリリースされたものですし・・・。小室さんの楽曲の中でも、何気にかなり名曲の部類だと思うんですよね。
・・それにあの、好きなんですよ・・わたしが。大好きなんです・・!! FANKSの皆さんで、もしご存じない方がいらっしゃったら是非!! 聴いて欲しかったんです!😭!
「永遠と名づけてデイドリームの方は、僕が20何年前に出したアルバムの中に入ってる曲なんだけど、あれはデモテープだったんだなって。それが率直な感想でしたね、こんな良い曲だっけ?みたいな。ずっと自画自賛してはいたんだけど…自分で歌うとね、そんなにいい曲だと思えなかったけど、今回のリアレンジも含めて…あと、ほんとにプロフェッショナルな声になってきましたよね。」
デ、デモテープ・・!! オリジナルアーティストの小室さんがここまで仰ってるんですよ・・!! すごくないですか? 原曲の小室さんボーカルの儚げな雰囲気もわたしとしてはすごく好きなのですが、坂本美雨さんのバージョンの壮大かつ崇高な雰囲気には毎回聴くたびに心が洗われます。
オンエアでは言葉に詰まって"ホーリー感"などと口走ってしまいましたが笑 聖なるもの、神秘性みたいなものを感じますね。
「この曲は子供の頃からずっと聴いてきて、ライヴでは何度かやっているんですけど、小室さんのファンの間では〈隠れ名曲〉として愛されているものなんですよね。それだけに安易な気持ちではアルバムに入れられないなと思っていたんですけど、自分のルーツだから、ベスト盤こそ相応しいと思って初めて音源化したんです。一人の作曲家の孤独についての歌なんですけど、私はずっと小室さん自身と歌詞を重ね合わせてきたので、その気持ちに沿って歌いました」
カバーとしての出来もさることながら、美雨さんからは溢れ出るFANKSとしての想いも強く感じます。ライブでは「おばあちゃんになっても歌い続けていきたい1曲」と仰っていました。オンエアでもコメントしましたが、これだけ愛に溢れたTM NEWTORKのカバーを、できることなら他のアーティストからも聴いてみたいと願わずにはいられません。
アレンジは吉村龍太さんです。この方、あまり存じ上げなかったんですが、調べてみたらTM NETWORKが再始動後に初めて行ったライブ「Log-on to 21st Century」にてサポートキーボードを務めていた方なんですね。原曲を尊重しつつも、大きくスケールアップさせたような素晴らしいアレンジを聴かせてくれます。
なお、小室哲哉 featuring 坂本美雨として行った2015年のライブでは、本楽曲や小室さんの提供楽曲(80年代のものから90年代のいわゆるTK時代のものまで)に加えて、TM楽曲からHuman SystemやSEVEN DAYS WARなどを演奏されています。き・・・聴きたかった・・・😭
なんとかあの、音源化・・してもらえないものでしょうか・・。関係者の皆様・・お願いします・・🙇♂️(四方八方に小刻みに頭を下げながら)
他に美雨さんとTM曲の関係というと、現時点におけるTM NETWORKの最新アルバム「QUIT30」の2枚目にボーナストラック的な位置付けで収録されている「Always be there」という曲があります。
この曲は元々、東日本大震災被災者の心のケアを目的とした、国連"Friend's Whistle!" プロジェクトの支援ソングとして、小室さんが作詞作曲した曲。
「君への感謝」をテーマにしたこのバラードは、イベントでは坂本美雨さん・ May J. さんが歌い、レコーディングも行われたそうですが、音源化はされなかったとのこと。小室さんご本人の「この曲はTMでやりたい」という意向もあり、「QUIT30」への収録にいたったとのことです。美雨さん&May J.さんバージョンもいつか聴いてみたいですね。
てゆうかあれですよ、「miusic ~The best of 1997-2012~」は名曲揃いで、小室さん提供曲の「True voice」もすごくいいので、是非聴いてみてください☺️
③「SEVEN DAYS WAR〜Orchestra version〜 / 浜崎あゆみ」
50thシングル「L(トリプルA面マキシシングル)」Type-C盤(AVCD-31938)収録
(2010年9月29日リリース) 編曲:Yuta Nakano
この曲に関しては、私の知る限り3バージョン(※)リリースされています。よく知られている原曲に近いアレンジのもの(Original Mix)がひとつ、小室さんのピアノを軸にしたもの(TK Acoustic Piano version)がひとつ、そしてこのオーケストラバージョンです。
※CDとしてリリースされたのは3バージョンでしたが、収録後にこちらの記事をまとめていて偶然新たに2つ、ライブバージョンの映像がリリースされていることを発見してしまいました・・!! そしてそしてこれがまた・・!😭! 後述します笑笑!!!
正直言うと、私自身は浜崎あゆみさんをあまり好きではなく、リリース時(2010年)はちらっと聴いてみた程度でした。
歌唱についても、どちらかといえば違和感が先立ってしまい、その後長らくスルーしていたんですが、今回の企画にあたって改めてしっかりと聴きなおしてみたところ、3バージョンともに実に素晴らしく、特にこのオーケストラバージョンでは楽曲の別の良さがしっかり引き出されているように感じました。
オンエアで大楽さんからも指摘があった通り、歌の語尾、母音の部分を丸く置いてくる宇都宮さんに対して、力強く歌い放つ浜崎さんの声が、オーケストラバージョンの壮大さと呼応して、原曲よりも一層力強さを増しているように思います。
残念ながら現在YouTubeのayu OfficialチャンネルではSEVEN DAYS WARは3バージョンともにアップされておらず(PVがないから?)、Apple MusicではTK Pianoバージョンについては配信されていないようです。(Amazonミュージックは全て配信あり。Spotifyなど他サブスクリプションについては未確認)。
→Spotifyについても、上記3バージョンともに配信中とのこと。MK SCRATCHさん、情報ありがとうございます! (2022年8月28日追記)
サブスク未加入の方でも、iTunesStoreやAmazon Musicなど単曲で購入できるストアもありますので、気になる方は探してみてください。
「SEVEN DAYS WAR〜Original mix〜 / 浜崎あゆみ (未オンエア / コメントのみ)」
49thシングル「crossroad」 収録
(2010年9月22日リリース) 編曲:CMJK
この「OriginalMix」が、一番認知されている原曲に比較的近いアレンジのカバーバージョンです。編曲は初期電気グルーヴメンバーでもあるCMJKさん。Type A盤〜C盤で収録曲はやや異なりますが、SEVEN〜はいずれもOriginal Mixで収録されています。
※オンエアでは、同時期のリリースに向けて作成されていて、CDのType〜それぞれに別のバージョンが収録されている、と説明したのですが、よく確認したところ、"Original mix"が49thに収録、"Orcestra Version"は50thの Type C盤、"TK Acoustic Piano version"は同50thのType D盤収録となっておりました(まあ、一週間違いのリリースなので同時期ではありますが😅)。
なお、「L」のTypeA盤とB盤はそれぞれCD+DVD(ただしSEVEN〜は未収録)なので、FANKSの皆様でCDを買ってみようという方はお間違えのないようご注意下さい🙇♂️
また、アルバムとしては12th Album「Love Song」に上記3種のうちOriginal Versionのみ収録されています。
「SEVEN DAYS WAR 〜TK Acoustic Piano version〜 浜崎あゆみ(未オンエア / コメントのみ)」
50thシングル「L(トリプルA面マキシシングル)」Type-D盤(AVCD-31939)収録
(2010年9月29日リリース) 編曲:Tetsuya Komuro
サブタイトル通り、小室哲哉さん直々に参加のピアノを軸としたアレンジバージョン。小室さんのピアノと浜崎さんの歌のみから静かに始まり、後半はおなじみ♪ラーラー♪の合唱コーラスとオルガンが重なってきて、ちょっとゴスペルっぽくもある、暖かいアレンジです。
「SEVEN DAYS WAR〜Ayumi Hamasaki Rock’n’Roll Circus Tour Final 7days Special Ver〜 浜崎あゆみ(オンエア後に確認)」
最後に、こちらのバージョンを是非紹介させて下さい。
このライブバージョンについては、迂闊なことに今回のラジオ収録の時点でもまだ把握しておらず、放送後に本Noteをまとめるにあたって各バージョンごとに音源配信や試聴の有無を検索していくなかで偶然見つけました。
浜崎あゆみさんはSEVEN DAYS WAR のカバー(前記3種類)をリリースした2010年、代々木第一体育館にて七日間の連続公演「Ayumi Hamasaki Rock'n'Roll Circus Tour FINAL ~7days Special~」を開催したのですが、七日間に及ぶこのスペシャルライブのオーラス、最終曲がなんと、カバー曲であるSEVEN DAYS WARだったのです!!
浜崎さんといえば当時既にデビュー12年以上。ライブにおける盛り上げ曲とか、締めの一曲とか、定番の曲が山ほどあるはずですよね。
それが、いくら直近に出した50枚目の記念リリース版に入ってるからといって、よもやカバー曲であるSEVEN DAYS WARでしめるとは・・!!
・・TMに置き換えたらね、ライブの最後でスモークがドバドバ出てきて、いかにもFOOL ON THE PLANETとかやりそうなタイミングで、時代(中島みゆきさんの)とかやり出したらどうなるかって話ですよ・・・。
しかしながら、これが本当に感動的で、ちょっとTMのライブでもなかなかないくらいの盛り上がりを見せます。SEVEN DAYS WARといえば、終了ライブ4001DAYS GROOVE初日のアンコールや、20周年の武道館など、大事な節目のライブでオーラスを飾ってきた、いわばTM NETWORKの「HEY JUDE」とも言える楽曲ですが、よもや他のアーティストのライブでこれだけ盛り上がるとは・・!!
七日間を無事完走した感慨を胸に、時に涙ぐみ、声を振るわせ、詰まらせながらも、力強く歌い上げる浜崎さん。参加したバックダンサーの皆さんも時に涙し、あるいは笑い合い肩を組み讃えあいながら、大会場ならではの広いステージ(花道あり)を練り歩きます。サビではダンサーを含む15人以上が一斉に高く拳を突き上げ、堂々と歌いあげます。
5分過ぎに静かなピアノをバックに「ただ素直に・・生きる・・ために・・」と歌いきり、深々と頭を下げ、堂々完結・・と思いきや、金色のテープが飛び、そこから怒涛のエモエモ盛り上げ大会が始まります笑
最後は浜崎さん独りがステージに残り、ありったけの想いをこめてアカペラで歌い上げます。大歓声の中、ゆっくりと閉じていく赤いカーテン。なんなのこれ、エモい・・エモすぎる・・😭(※貧弱な語彙) 結果なんと、トータルタイムは10分24秒!!!!
いや参りました。途中から観てて鳥肌が立ちまくりでしたよ・・・。まさかここまで大切に歌ってくださっているとは・・・!!! なんか、ほんのちょっとした企画カバー程度に思っていた過去の自分を殴りたい気分です😭
正直、今回のラジオを通して、FANKSの皆さんにこんなのありますよー、と、さらっと紹介するつもりが、わたし自身が浜崎さんを大好きになってしまいました笑笑 稀にですがこういうことがあるからカバー曲の探求はやめられないんですよね・・・。
なお、Apple MusicおよびiTunes Storeでは、さらにもうひとつ「SEVEN DAYS WAR(ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2010-2011 A 〜do it again〜 ver.)」というライブバージョンも配信されています。こちらも充分かっこいいのですが、やっぱり「Rock’n’Roll Circus Tour Final〜」のバージョンが素晴らしすぎて😭😭😭 まずはそちらからチェックしてみてください! CDの浜崎あゆみバージョンを気に入った方なら、単曲で購入しても絶対後悔しないと思います!!!!!
追加情報① 「SEVEN DAYS WAR / 氷川きよし」
アルバム「You are you」収録 (2021年8月24日リリース) 編曲:nishi-ken
近年は演歌以外にも活動のフィールドを広げている氷川きよしさん。ポップスアルバムとしては2作目となるオリジナルアルバム「You are you」にて、「SEVEN DAYS WAR」をカバーされています。意外な取り合わせにも思いますが、実は以前から木根さんと親交があったそうで、同作で木根さんのソロ曲「RESET」も併せてカバーされており、楽曲提供(「生まれてきたら愛すればいい」)も受けているとのこと。
参考 : 音楽ナタリーのインタビュー記事
「SEVEN DAYS WAR」のカバーについて、氷川さんは選曲の理由を以下のように語っています。
『SEVEN DAYS WAR』、これを今、どうしても歌いたかったんです。“誰かと争うのではなく自分を見つけたいだけ”“誰かを憎むのではなく想いを伝えたいだけ”。まさに自分が今、言いたいことだったので
アレンジは宇都宮隆さんのソロツアーへの参加でもおなじみのnishi-kenさんが担当。比較的オーソドックスで原曲よりの印象です。氷川さんのボーカルは力強く、先日のラジオのオンエアの中でも浜崎さんのカバーを紹介した際に話題になった"母音の処理"については、どちらかといえば浜崎さんよりの印象です。
追加情報②「BEYOND THE TIME / Aimer(Live ver)」
「機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096 COMPLETE BEST」収録
(2016年10月26日リリース) 編曲 : SawanoHiroyuki[nZk]
上記サイトより、一部分ですが試聴可能です。アレンジは比較的原曲に寄せた感じですが、イントロ〜Aメロのシーケンスフレーズをギターで再現していたり、生バンド主体のアレンジですね。
Aimerさんの歌はRYUICHIさん、森口さんと比較するとかなり個性的で、これは賛否分かれそうだな・・🤔 というのが正直なところ。わたし自身はAメロの雰囲気は結構好きです。ただあの、Bメロがちょっと独特というか、「めびうっ・すーのーぅ・わからー」みたいな、歌い回しがありまして😅 ・・でも何度も聴いてるとこれがまた、癖になってくるんだよな・・・。
スケールの大きい歌い手さんではあるし、事実他のガンダム曲ですごくかっこいいボーカルを聴かせてくれているので、スタジオレコーディング版が聴いてみたいですね。それと入手難度高すぎィ!😫!
※既に完売した限定版CDにしか入ってない。わたしはたまたまYouTubeで見つけたんですが、違法アップロードと思われるのでここでは紹介しません。その後GEOのオンラインレンタルで取り寄せて入手しました。
なんにせよこうして若い世代の方にカバーしていただけるのは嬉しいものですね!!
終わりに
さてさて、ここまで、オンエアした曲に関連する情報だけまとめたにも関わらず、だいぶ長くなってしまいました😅
この3曲以外にも、さまざまなアーティストにカバーされている他のTM曲のことや、実はインディーズから何枚かリリースされているトリビュートアルバムのこと、はたまたTMメンバーご自身によるセルフカバーについてなどなど、まだまだ色々と書きたいことはあるのですが、それらは後日また、別記事にてまとめてみたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました!!