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その反省は本当に必要なことなのかな?

私は結構な反省屋さんだ。
こう話したら良かったとか、あの時なぜこうしてしまったのかしら、こんな方法があったかも・・・とか考える。

「自分が変われば相手も変わる」と諭され育ったので、人間関係においては常に自分がどう反応すべきだったのかなーって考えるクセみたいなものがついていた。

思うに、反省するというのは後悔しているってことと同じでしょ?

いつまでたっても上手くいかない相手がいると、後悔ばかりの日々が続くことになる。

「私の勘違いだったかな」
「私の伝え方が間違った?」
「私が悪かったかも」

となって

「明日はこっちから明るく声かけよう!」
「こんな風に話してみよう」
「私が耐えればいいんだわ」

とか。
まあ、自分がどんどん謙る傾向に(笑)
それをやったからといって自分の思い通りの解決もないわけで。
気分が晴れるどころか、連日の大反省会となってしまう。
(私の経験上、むきだしの殴り合いが出来た相手の方が後々あと腐れなく仲良くなるものです)

前向きな反省会になれば良いけど、いつまでたっても同じところをグルグルと巡り続けた挙句「なんで私ばっかりこんなに悩まなきゃいけないのよ(怒)」ってことになって、ますます気分が下がることに(苦笑)


ある時、人生の大先輩である老齢のご婦人からアドバイスをいただいた。

「あんまり反省なんてしないこと。時間の無駄よ。なぜなら、出てしまった言葉は消せないし、起きてしまったことは戻せないのよ。
だったらくよくよ後ろ見てないで、過ぎたことは忘れてしまいなさい。」

目から鱗が落ちた。

反省がないと同じあやまちを繰り返すって教えられてるでしょ?
だから反省はとっても大事なことで答えが出るまで悩むものなんだと思ってた。

失敗は忘れちゃえ!
やり直せないことをクヨクヨ悩むのは時間の無駄。
一時考えたら、とっとと忘れて明日からリセットして楽しめばいい。
自分のやりたいようにやらなきゃ人生短い、あっという間に終わってしまう。

と、いうことに気付かせてもらった。


今も、人間関係に不安を感じることは多々あるけれど、あまりクヨクヨと反省会することはしない。
私が思うほど相手は気にしていないかもしれないし、全然違うことを考えている可能性だってあるんだし。
怒りや落ち込みを感じることもあるけれど、それはそれと割り切って、良い一日を過ごすことを心掛けている。

「切り替え」の思考のクセ付けが大事なんだと思うこの頃です。


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