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10 COFFEE BREWERS "BASE" スタート!

同じ場所に、共通の目的をもって集った不特定多数の人々が、ステージからそそがれる愛に溢れた音楽に高揚して、歓喜をおぼえて自然と体を揺らす。オーディエンスの熱に呼応するかのように、音楽家たちのテンションはエンドに向けてやがて最高潮に。アンコールが叫ばれる頃には、会場の雰囲気はシナリオがあるかのような美しさをもって一体感をもちはじめて。

私は無類の音楽好きで、時折、いや、not sometime、いつもいつも、周りの友人たちに対して、自身の趣味を押し付けながら、

「そんなの聴いてたら肌ツヤに影響するよ。頓馬。」

とかなんとか当たり散らしながら生きてきたチンピラの類である。

「蓼食う虫も好き好きなんだよ〜」

とか爽やかにリプしてくる輩がいればいたで、

「センスってのは知識の積み重ねなんだ。古着屋のお兄さんたちが、一通りお洒落に見えるのって、僕らよりも服についての情報量があるからなんだって。生まれ持ってセンスあるやつとかいない。だからきみは黙ってこれを聴けばいい。」

とロジックめいた感情論で黙らせてきた。

ただ・・・音の海をあてもなく心地のいい風に流されながらその波に揺られていると、時々、sometime 、こん人はひょっとしたら、天賦の才ってのを産まれる時に、千切れたヘソの先の代わりにこちら側へ引っ張って来たんじゃなかろうか?って思ってしまう方に出くわして、たじろいでしまう。maco maretsさんもその一人。(2019年の10月5日、modern times in Oitaのアクトとして、カフェにお越し頂いたことは一生の宝物//)個人的には・・(終わんないので強制終了)

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という、とりとめもない話を、大量のドーナツをアメリカーノで流し込みながら、延々とするのも好きなのだけれど、今日はそうではなくて、

同じ場所に共通の目的をもって集まることそのものが難しくなってしまった

ことを、私たちがどう捉えて、どんなアクションを積み重ねるかで、数年後のあり方が大きく変わるのだろうと、ここ数日とくに、感じている。

私たち10 COFFEE BREWERSは喫茶である。ライブハウス同様に、人が足を運んで下さらなければ、全くもって事が進まない。いや・・事が進まなかった、と、丁寧に過去形を使って今日以降は表現していきたい。そんな気分。だって、

“It’s no use crying over spilt milk.”(覆水盆に返らず)

なのだから。ひょっとしたら、半年ほど経てば、いや、そこまでのスピード感はないにせよ、数年も針が進めば、元の形に・・なんて淡い期待も寄せてみたいが、現時点では、「寄せ所」が見つからない、というのが本音。という事は、喫茶がオンライン占い屋とか動くコインランドリー屋に変わるくらいのインパクトをイメージしながら、もっているリソースを大切に投資しなきゃ。きっと・・変わらなければ僕らのこのカフェも死ぬ。

でも。やりたい事はまだまだあるし、大切な仲間もいる。何より、カフェを通して物語を紡いでみようと決めたばかりなのだ。まだ・・死ねない。

たどり着いた結論は、

変態を短時間で遂げる為にこれまで投げようともしてこなかった新しい球種を覚え、片っ端から投げまくる!

である。新しい球種の一つに今日のタイトルの「10 COFFEE BREWERS "BASE"」があるので、どうぞみなさん可愛がってやって下さい。ローンチは、5月の連休中を予定してまっす。現場からは以上です。川平でした//

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