スタッフの成果はスタッフの実績、スタッフのミスは自分の責任
人は誰でも褒められたいし、認められたいと潜在的に思っているもの。それは新人スタッフでも店長でも、それより上の人でも誰でもそうだと思います。
逆に責められたり、怒られたりするのは嫌なものです。指導という事で注意を受けることはありますし、怒られる方が伸びるタイプだという方もいるかもしれません。そういうタイプだと上長が認識して、育成のために怒ったりすることはいいかもしれませんが、僕は個人的には怒られたくないですし、褒められて伸びるタイプの人間なので怒鳴られて怒られると委縮してしまい怒られていることがあまり頭に入ってこないこともあります。
でも店長の仕事として怒られることもありました。
それはお客様はもちろん、上長の者、ディベロッパーの方などいろんな方から注意やお叱りを受けてきました。店長の仕事としてと敢えて言ったのは『自分が直接したミスではないこと』に対して言われることがあった為です。
というのは、『スタッフがミスをした場合は店長の責任』として怒られるということです。スタッフも人間です、ミスはします。僕だってしますし、上長だってします。スタッフがミスしたら当然ですが、スタッフの責任です。
しかし、店舗ではスタッフの対応や行動、業務などすべての責任を負っているのは店長です。スタッフがミスをしたら、なぜそのミスをしたのか原因を一緒に追求し再発を防止していくことがスタッフに対する店長の仕事であり、お客様や上長、ディベロッパーには自分の教育不足や管理不足、店長としてのスキル不足を謝るのが仕事だと思います。間違ってもミスをしたのはこのスタッフですと突き出すことではないです。
たまにスタッフ(部下)のミスで自分が怒られたと愚痴を言ってる店長(上司)がいますが、僕からしたらそれは自分の教育スキルの低さを露呈しているように聞こえます。
なぜそのスタッフがミスをしたのか、そもそもミスをしないような教育をしてきたのか、伝えていた内容でも本当にそのスタッフ(部下)が理解していたかを認識していたのかなど自分にも非があることがあると思います。
スタッフのレベルの低さは自分の上司としてのレベルの低さと比例します。スタッフのミスは自分の責任なのです。
もしスタッフが頑張って結果を出して会社やディベロッパーなどに認められた場合はそのスタッフの成果です。もちろん店長である自分の教育の結果とも言えますが、成果を実際に出したのはスタッフ本人なので、素直に褒めてあげましょう。スタッフも喜んでくれるはずです。
信頼関係がとてもできていれば、『自分のおかげだな』と笑いながらでも話したらいいですが、下手するとスタッフから反感を食らうこともありますのでスタッフとの温度感はしっかり見極めないといけません。
店長としては自分の成果も認めてもらいたいですし、褒めてももらいたいですがそれはスタッフが一人前と認められた時に教育してきた店長も認められますので、それまでは頑張って育てましょう。
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