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本当の願望 卍易が教えてくれること

卍易の面白いところは、本当に必要な事がちゃんと卦に現れてくること。その事例を私の体験談から。

私は25歳の時に結婚したけれど、彼と一緒に居たいという理由は自分のなかで5番目くらいだった。理由の一番は「早く実家から出たい」こと、短大を卒業してから5年頑張った仕事をそろそろ退職したいと思っていたこと。
要はいろいろなことを正当な理由で実行できる手段としての結婚だった。


子供をつくることを決めたのも、もう責任ある立場過ぎて辞めることが難しい今の仕事を円満に辞められる手段だと思ったから。

勿論ちゃんと旦那さんを好きではあったし、純粋な想いも持っているけど、それが一番ではなかった。

その結果、子供を授かることはなく、旦那さんとは別居状態となっている。


そしてほどなくして私は卍易風水を勉強し、免許皆伝のお許しを頂いた。


一人暮らしを始めて4年が過ぎて、どんどん冷静になってくる自分。寂しさに負けそうになる自分。

そんな時寂しさから、新しいパートナーが欲しい、という卦を立ててみる。
すると毎回ことごとく、深層心理はそんなこと望んでないよね?と卦が問いかけてくる。


「そんなことない。新しいパートナーができたら人生がまた輝き始めるんじゃないかと思ってる。」



そうやって何度となく卦を立てる。そしてまた卦に問われる。

「本当にいま必要なのそれじゃないのでは?その選択は結果としてエネルギーを奪われることになるよ」


と問いかけられる。


卍易を通じて私が持つ願望の吉凶を占うことができるようになって、その願望が本当に自分の望みなのか、逃げる手段なのかがはっきりと明るみになるようになった。

わたしはまた、結婚の時と同じように、パートナーを作るという行為を無自覚に逃げに使っている。

今回の新しいパートナーが欲しいという選択肢は、いつもの私の「逃げ」からの思考ルーティンで捻り出したものだった。
ということは、これを選べばまたいつもと同じ悪しき結果サイクルにはまってしまうということだ。

わかってはいたけど気づかないようにしていた気がするし、腑に落ちる、という形でしっくりと理解できたのは、間違いなく卦が私に真実を語りかけてくれたから確信を持つことができたのだと思う。

他の本当の願望ではないものを使って自分の人生の選択肢を他力本願にしないこと。
ちゃんと自分の意思を尊重してあげること。そのためにはもっと丁寧に生きること。

まだまだ自分の人生は逃げ腰で他人のせいにしてしまう部分が多い。
卍易が私の指針の一つとなって私の「本当の幸せとは何が」のヒントをくれる。

人生がよりシンプルになっていく技だ、と、また卍易の凄さを感じずにいられない。

色々な人の心の手助けになる技であることは間違いないと思う。



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