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JAXAと天地人で働く3児の父。エンジニア 稲岡 和也l\\てんちびとインタビューVol.9

皆さんこんにちは! 天地人の学生インターンの鈴木です。
 
天地人(てんちじん)は、衛星データを使った土地評価コンサルを行っているJAXA認定ベンチャーです。地球観測衛星の広域かつ高分解能なリモートセンシングデータ(気象情報・地形情報等)や農業分野の様々なデータを活用した、土地評価サービス「天地人コンパス」を提供しています。
 
今回は、てんちびとインタビューの第九弾として、天地人のエンジニア・稲岡 和也さんにインタビューします! 月1回、天地人の社員を紹介しています。

稲岡 和也(いなおかかずや)プロフィール
大学時代、電波天文学を研究する研究室に入り、電波望遠鏡の製作に携わる。
新卒でJAXAに入社し、衛星に搭載する通信システムや装置の研究開発を行う部署を経て、いぶき2号という、温室効果ガスの観測を行う衛星の開発などさまざまなプロジェクトに携わる。
天地人では通信衛星の通信技術を知るエンジニアとして、人工衛星の周波数リソースの効率化に取り組んでいる。
3児の父として、休日は育児に勤しむ。
納豆と漫画は毎日欠かせない。
好きな野菜は、菊菜。

宇宙が身近だった大学時代

 大学時代は、どのような研究をされていたのですか?

大学時代に所属していた研究室は、電波望遠鏡の開発とそれを使って、観測を行っていました。最初は、漠然と観測の方をやりたいと思ったのですが、教授から「観測するにしても、装置をまず知るべき」というアドバイスを貰い、開発の方に携わったんですよ。このとき初めてものづくりに触れて、その大切さを実感しました。  

大学時代の専門知識を活かして就活されたのですか?

就活は、ジャンルに拘らず、さまざまな業界を考えました。新卒として就活できるのは、人生一度の機会ですしね。いろいろな業界の説明会に出席して、面白そうと感じられる企業を探しました。実際に選考に挑んだのは、JAXAや電機メーカー、商社などでした。  

最終的にJAXAに決めた理由を教えて下さい。

私は社会人になるとき、専門性を活かしたいというよりは、面白そうと感じたものに対して、未経験でも一から頑張りたいと思っていました。

最終的にJAXAに決めた理由は、JAXAは宇宙航空に関する事は何でも取り組んでおり、自分次第で何でもできると思えたからです。結果的には、大学時代に得た知識は役に立っていますが。

新卒で入社したJAXA

 JAXAではどんなお仕事をされていたのですか?

私の最初の仕事は、人工衛星搭載用の通信システムや装置の開発をすることでした。実際の仕事を通じて上司・先輩から仕事の仕方を学びました(OJTですね)。その後は、いぶき2号の開発など、地球観測衛星を開発するプロジェクトに携わっています。

新卒で入社した当初、どんな大人になりたいと思っていましたか?

私は特に、自分の中で明確な目標があった訳ではないですが、おかれた環境で、全力を尽くそうと考えていました。私の仕事の道は、努力を継続していれば開けると思っていました。また、仕事だけでなく、家庭も充実していると思える生活を築けたらいいなと考えていましたね。

宇宙に対する印象はどうでしたか?

宇宙は、まだまだ発展途上の分野なので、多くの可能性があると感じました。今から新しいもの、これからの標準となるものを作っていく仕事が多いことにも、魅力を感じましたね。

そして、天地人との兼業へ

 天地人との出会いは何だったのですか?

JAXAの先輩である、天地人の百束さんに、これから通信衛星に関する研究を進めていくことになるので一緒にやらないか、とお誘いいただいたのがきっかけでした。百束さんとは、いぶき2号の開発で一緒に仕事をしていました。
 
私は、新卒でJAXAに入社したので、JAXAの外の世界を知れるということはかなり有意義だと感じました。ベンチャー企業での働き方を知ることも、自分にとってプラスになると考えたので、天地人への入社を決めました。

天地人の人と話した感想はどうでしたか?

皆さん明るく、感謝の気持ちを持ち、サポーティブな姿勢の方が多い印象を持ちました。見習うところが多いです。

仕事をする環境面ではどうでしたか?

天地人は、基本フルリモートなのに、成果を出し続けているのがすごいと感じています。成果を出すリモートワークの実例を目の当たりにできるのは、JAXAでの仕事をすすめる上でもかなり参考になります。

天地人とJAXAで兼業してみて

 兼業すると決まって、生活には変化はありましたか?


私は3児の父なので、土日の大半を、子供と過ごします。天地人の仕事は、平日の朝か夜、もしくは土日の隙間の時間でしています。確かに、兼業前と比較すると自由に使える時間は減ったとは思います。
 

副業をするのは大変ですか?

時間的な難しさはありますけど、睡眠をしっかりとって、規則正しい生活を心がけて、家族のために頑張ろうという気持ちがあれば、何とかなると思いますね。

もちろん、私が兼業を続けられるのは、家族から仕事への理解をしてもらっているからです。私の家族には感謝しています。

天地人に入ってみて、稲岡さんの軸に変化はありましたか?

さまざまな考え方や技術に触れる機会が多くなるので、視野が広くなっていると感じます。
新しい考え方を日々取り入れることができますし、宇宙を取り巻く事情に敏感になったと思いますね。

子育て中の稲岡さん

昔の自分に言葉をかけるとしたら?

私は、今もそうですけど、物事を難しく捉える癖があるので、そこまで難しく考えずに、今できることをしっかり頑張れば何とかなると言いたいですね。

これからの意気込みをお願いします!

私は昔から、毎日をこなすことに精いっぱいだからか、未来のことを考えることが苦手です…
ですが、今を頑張ることで、将来の選択肢や可能性が広がるようにしたいと思っています。気楽に真面目に頑張っていきたいと思います!
 

以上、稲岡 和也さんのインタビューでした。
これからも天地人のメンバーにインタビューしていくので、お楽しみに!
 
天地人では、衛星や地上の様々なデータとAIを活用して、課題解決に向けて情報分析、ソリューション提供を行っています。ご質問等ございましたら、info@tenchijin.co.jp までお気軽にお問い合わせください。
 
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