九仞の功を一簣に虧く - 成語
九仞の功を一簣に虧く(きゅうじんのこうをいっきにかく)
意味:
大きな努力も最後の一歩を怠るとすべてが無駄になる。
長い間努力してきたことが、あとわずかのところで失敗に終わってしまうことのたとえ。
由来:
「九仞(63尺または72尺)の堤防を一簣(1杯)の水で崩す」
『書経』旅獒にある句「不矜細行、終累大德。 為山九仞、功虧一簣」より。
使い方:
努力が実を結ぶ寸前で失敗してしまった時
最後の一歩を踏み出すことが大切であることを伝えたい時
油断は禁物であることを戒める時
例文:
仕事のプロジェクトが完成間近だったのに、最後の確認を怠ったためにミスが発覚し、やり直しになってしまった。まさに「九仞の功を一簣に虧く」だ。