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狩りして食う。狩猟体験記②実践編


先日行った狩猟体験の当日の様子からスケジュールなど書いていきたいと思います。

狩猟体験の申込~当日の持ち物や服装についてはこちらの記事を参考にしてみてください!

今回参加させてもらったのは、「一般社団法人神奈川狩猟協会」の狩猟体験コースです。

神奈川狩猟協会HP:http://www.shuryou.jp/


★どんな人が参加しているの?

当日参加していた狩猟会のメンバーは20名ほど。
そして体験者が私を含め3名でした。

全体的な年齢層として、20代後半から40代の方が半数とそれ以上のベテラン勢が何人かという感じでした。

会の中で、一番若い方が25歳で5~6人そのくらいの世代の方がいるとのこと。
当日は女性のハンターは3名いらっしゃって、自分の銃を担いで山に入っていく姿はとてつもなくかっこよかったです。惚れます。

7割男性の方でやはり女性ハンターの割合はまだまだ少ないとのことでした。

一緒に体験を受けた方は30代くらいで将来的にジビエ料理店を開きたい!という男性の方と最近資格を取得したという30代の男性の2名。

入会するの?と聞かれることもたびたびありましたが強要されるとかはなく、とにかく狩猟が好きで集まっている人たちだったので狩猟についていろいろ相談に乗ってくれたり、疑問点を解消してくれたりとアットホームな空気の中体験ができました!

★当日のスケジュールは?

気になる当日のスケジュールはざっとこんな感じでした!

5:30  滝沢園キャンプ場 集合
6:30  狩猟会の全体集合&挨拶
7:00  車で現場まで移動
8:00  狩猟開始
10:00 現場解体
11:00 撤収
12:30 お昼ごはん
13:30 解体作業
14:30 解散

私はキャンプ好きなので前日にキャンプ場に泊まり、先方のご厚意から車で迎えにきてくださいました!
どこに泊まるのか、何時に集合するのかは相談して決めるのがいいと思います。

では実際にどんなことを体験したのか具体的にお伝えしていきます!

★いざ猟へ!

狩猟体験といっても、今回参加したのは銃猟だったので、実際に銃を撃つ現場を見学することはできませんでした。

安全面の観点から、現場を見るのは禁止されているようです。

体験者は山の下の方で、猟犬と一緒に大きな声を出して鹿をハンターのほうへ追いやる役割でした。
なので犬の鳴き声はするものの、犬の姿も見なければシカの姿も見ませんでした。

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グループ猟の仕組み
朝礼でどこに人を配置して、どこの方向に撃つのかを決めていました。

躾けられた猟犬を山に放ち、鹿を猟師のところへ追いやります。
ポイントのところにシカが来たら、そこを担当しているハンターが撃つといった感じです。

★現場解体

普段はシカを山から降ろして解体するとのことですが、今回は山の上のほうでシカを撃ったので山の上で解体をしました。

猟が終わったとの報告を受けてから、体験者たちは山の頂上付近までハイキングです。

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初めて死んだシカを見ました。
かわいそうでもなく、よっしゃでもなく、複雑な心境でした。

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背中側から皮をはぎ取ります。
撃った後にハンターがすぐ血抜きの処理をしているので、血はほとんどでませんでした。

途中から私もお手伝いさせていただきました!
皮を引っ張って、隙間にできた膜をナイフで割いていきます。

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意外とサクサクと皮がはがれていくことに驚きです。

皮をある程度剥いだら、肉を部位ごとに分けて切っていき、ビニール袋に入れていきます。

小分けにした肉を手分けして持ち、下山しました。

★解体作業

車に乗り込み、山から降りていきます。
少し入り組んだところに広場のような場所があり、そこでお昼ごはんをはさみ2度目の解体作業を行いました。

骨から肉をそぎ取り、現場で剥ぎ切れていない皮を取っていきます。

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現場解体のときよりも繊細な作業になるので、ナイフの使い方が難しかったです。
お肉を袋に再度詰めていき、人数分にまとめます。

参加者たちへお肉を振り分けて、解散しました。
体験者もお肉をたくさんもらえましたよ!
もちろん私もいただきました!

収穫がないときはお昼ごはん前に終わることもあるとか。

★感想

初めて死んでいるシカを見て、
初めてシカを解体して、

本当に貴重な経験でした。

シカをさばいているとき、
シカがとてもあたたかくて。
少し前までは生きていたんだなと、命をいただくということをダイレクトに感じました。

私たちのごはんには、いろんな命があって、
そのごはんを食べておいしいなって幸せを感じたり、
そのごはんを食べて成長していったり、生きていけたり

私自身が形成されていくことになんだか感動しました。

当たり前にスーパーに並べられている食料たちも、
元々は生きていて、誰かが殺して、誰かが解体して、売られて、料理されて
いろんな人たちが関わって私たちの食卓に並びます。

その人たちへの感謝の気持ちも忘れてはだめですね。

狩りをして、調理をして食べるという一連の流れを自分で行うことで、便利すぎる今の世の中ではあまり感じられない人間本来の「生きる本質」を体験できた気がしました。

いただきますっていう毎回の言葉や思いを大切にしていきたいです。

ぜひ興味のある方やお子さんのいる方は、ぜひ狩猟体験へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

私も狩猟の資格をとったわけではないですが、人生においてもとても貴重な経験ができました!

次回はシカ肉の下処理方法をお伝えします!

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てんちゃん|アウトドア日記
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