いつも眩しいおばちゃん
今日も入院している部屋に清掃のおばちゃんがやって来た。
基本、清掃の時間はお風呂に入っている事が多い為、顔を合わせる機会は少なかった。
「お掃除させてもらっていいですか〜?」
と優しい声でおばちゃんは言った。
「はい。いつもありがとうございます。」
と答えた。
、、、、。
会話がない。
普通に考えたら話す事もないんだろうが、数日、人との会話量が著しく低下した為、誰かと話したかった。なので勇気を出し話しかけてみた。
「お元気そうですね〜。何か秘訣があるんですか?」
と聞いてみたら。
するとおばちゃんは
「運動ですわ。運動。年寄りになると、身体動かさな、あきませんからね(身体を動かさないとダメですからね)。こうしてお金貰いながら運動させて貰えるのはありがたいことです。」
と言った。
凄いなぁ。と思った。
そのように受け止めれる方は数少ないのではないだろうか?
と思った。
しっかり顔を見ると、私の祖母に似ている。
何故か親近感がでたのはその為かと実感した。
正直、自分が今後どうなっていくのか不安だ。
でも、おばちゃんを見ていたら不思議と生きていける気がした。
心さえ豊かでしっかりしておけば大丈夫。と。
おばちゃん、入院生活中はよろしくね。