吹奏楽をこれから始める皆さんへ!【第5回】
お待たせ致しました〜!
このシリーズ第5回目です!
第4回から更新するのに大分時間がかかってしまいました…。
私がサボっている間に夏休みに突入し、しかもコンクールシーズンに突入してしまいました…。
ですがコンクールシーズンに突入している今だからこそ今回は見てほしい企画用意しています!
それでは今回も吹奏楽の世界に飛び込んでいきましょう!
第6節
吹奏楽の聴き方
皆さん吹奏楽部のイメージといえばどういうイメージを思い浮かべるでしょう?
楽器を演奏する?練習が厳しい?難しそう?体力を沢山使いそう?
確かにいずれもイメージとしてそういうイメージを持っている人は沢山います。イメージもそうだし、実際に入ってみるとそのイメージ通りってこともあります。
でも皆さん…、吹奏楽の大本質を見失ってはいませんか?( ・∇・)
吹奏楽とは何か?
そう、音楽です。
恐ろしいことに吹奏楽に没入していく人ほど「吹奏楽とは音楽である」という事実を忘れがちなので、吹奏楽を始める前の皆さんにはあえて言葉で「吹奏楽とは音楽だ」ってことを一言添えておきます。
そしてもう一度吹奏楽のイメージとはどんなものが挙げられるか考えてみてください!
音楽ということは演奏や練習だけではありません。
何よりも最大の嗜みと言えるのは「聴く」ことです!皆さん入部前に「吹奏楽を聴く」イメージを是非作ってから入部届を提出してほしいんです。
具体的に吹奏楽を「聴く」とは?
「あぁ…、きっと演奏会のマナーだとかそんな話始めるな…、つまんなくなってきた…。」
って思ったでしょう?
勿論吹奏楽をやる以上は演奏会にも行くし多少なりともそのマナーってものはあります。ありますが、静かに演奏者の演奏に集中して心と耳を傾け演奏が終われば心からの拍手を送る。これ以外に細かいマナーというものは基本的にはありません。お作法がどうのこうのとかあまり考えずにどんな人でも気楽に会場にみにいけるのが吹奏楽のいいところの一つでもあります。
でもマナーを知ってたって楽しくなければ聴く意味なんてないでしょう!
とはいえクラシックの曲をあまり聞いたことがないからなぁ…なんて人は曲によっては聴き方や楽しみ方が分からずただただ眠いだけになってしまいがちです。聴き方は人それぞれですが、私なりに楽しんでいる方法の例を挙げようと思います。
聴き方のポイント
それではテナーさん流吹奏楽の聴き方のポイント4選!
1「とりあえず周りのノリに乗ってみる」
演奏会では周りが盛り上がって手拍子をしたり舞台上でパフォーマーがちょっとした冗談を言ったりして会場を盛り上げたりすることがあります。吹奏楽にまだあまり触れたことのない方は地元の高校や中学校などの演奏会に行ってみるとそういう楽しい雰囲気になることが多いので是非チェックしてみてください!(最初からガチガチのクラシックコンサートだと曲を演奏して終わりみたいになることが多いので最初は学生の定期演奏会などフランクなコンサートから行くのがおすすめです。)
2「吹奏楽を聴くのはサッカーを見るのと演劇を見るのを足して2で割ったイメージ」
これはどういうことかというと、例えば皆さんスポーツを見る時って「うわっ、この選手ドリブルのかわし方上手いなぁ」とか「あんな強烈なボールよくキーパーはブロックできるよなぁ」みたいな感じで「凄い!」って思いながら見ますよね?吹奏楽もまさにそんな感じで見ればいいんです。
「あの演奏者よく分からんけどめっちゃ上手にきこえるな!」とか「指の動き速っ!」とか思いながら「凄い!」って思いながら見ればいいんです。
そして私たちがやってるのは何より音楽なので演劇やドラマを見るように「この俳優さん(演奏者さん)めちゃくちゃ演技(表現)上手だなぁ」とか、「このストーリーめっちゃ面白いなぁ」とかって思いながら見ればいいです。曲のストーリーの感じ方は最初は難しいかもしれませんが「この曲の雰囲気いいなぁ」くらいの感想で全然OKです。楽しみ方はみなさんが普段楽しんでいるものと私たちも基本的には同じような楽しみ方をしています。
3「とにかくいっぱい聴いてみる」
YouTubeで「吹奏楽」と検索をかければいくらでも出てきます。それらをいっぱい聴いてるうちに「あれ、この曲めっちゃエモい」みたいなのに出会います。
人気曲ランキングみたいなものもありますし、吹奏楽コンクールの課題曲とかは多種多様なジャンルの曲があるので数年遡って調べてみたりするのもいいかもしれません。
4「実際に演奏してみる」
楽器がない人は鼻歌で歌ってみるとかでもいいと思います。実際にやってみると「え、これこんなに難しいんだ…。」「あの演奏者これを難なくこなして…しかもめちゃくちゃ表現上手い…。」みたいに実際に舞台上でどんなことをしてるのかが分かるようになります。2番目に挙げたサッカーの例でも実際にサッカーをやっているから「この選手の足さばき上手すぎる!」って思えることが多いと思います。音楽でもそうなので実際にまずはやってみることがおススメです。
今回のまとめ
音楽は結局のところ芸術の領域です。聴き方や感じ方はその人次第。なのであくまでも私の聴き方を例として挙げましたがあなたらしい聴き方や感性を身に着けていきましょう。とにかく聴いてみて、演奏してみて、同じ吹奏楽好きの人と話をしてみて、実際に演奏会に足を運んでみて。とにかくいろいろやってみてください。楽団によっても指揮者によっても演奏者によっても曲によっても色々な表現があるので、そこの違いを楽しんだりあなたの感性に一番近いものを選んだりと宝探しだと思って探してみてください。
ただ自分の感性だけでなく人の感性を聴いたり教えてもらったりすることも大事です。特に学校の吹奏楽で音楽や吹奏楽の先生から音楽について学ぶ機会があるのであればなおさらそれも勉強してみるのがいいと思います。なぜならそれはあなたの感性を今よりもっと豊かなものにする可能性があるからです。
もう何千年も音楽というものは存在しますが、何年建っても新たな発見があるはずです。是非皆さんも吹奏楽で様々な発見をしてみてください。
ということで今回のコラムはここまで!吹奏楽、そろそろ楽しくなってきてくださったら私もとても嬉しいです!
皆さんはまだまだこれから!深堀りすればするほど色々な音が発見できると思います。
それではまた!