産休育休中、日本茶インストラクター認定試験挑戦記④ 一次試験直前の追い込み(10~11月)

11月の一次試験のために10月と11月は追い込みで知識を詰め込んでいた。テキストを読むのとリポートを解くのをそれぞれ3周ほど、さらに後から送られてきた「練習問題集」も3周ほど解いた。

試験本番が終わってから振り返ってみると、試験の本物とリポートや「練習問題集」は形式が少し異なるものの、出題されている箇所は一致する。なので、リポートや「練習問題集」の選択肢を覚えて、5択で消去法をやらなくても各選択肢の正誤が分かるくらいまで解くと良いと思う。(「それで受かるよ」とは言えないが、そのようにしたら受かった。)

通信講座を8月に優良修了で終えておいて良かった。試験前に追い込みで暗記したい時期にリポートも書かないといけないのだと大変だっただろう。

結局、テキストを読み返すだけでは覚えられず、問題を解くたびに間違える箇所をノートと単語帳にまとめて覚えた。先の投稿と重なるところもあるが、分野別に対策を書いておく。

「茶の歴史」
好きな分野なので時間の節約のため、テキストの年表をトイレに貼るだけにとどめ、ノートは作らない。年号を覚えるのではなく、時代と人物と出来事が結び付くことを目標に。この分野に限らず、2つで混同しやすいもの(「栂尾」と「宇治」とか)は、間違いの選択肢が作りやすく、ひっかかりやすいので注意が必要。

「チャの栽培」
・グルタミン酸の生成とテアニンの生合成を図にする。
・害虫を加害する部位と加害の方法で分けて表にまとめる。なお、害虫をネットで検索したら気持ちが悪くなって後の勉強に差し支えたので、ぜひ苦手な方はお気をつけて。

「茶の製造法」
茶種別の工程の一覧。

「茶の化学」
香気成分の一覧。成分名がカタカナばっかりで呪文なので、画力を顧みずにノートに落書きをして無理やり結びつけて覚える。ひげおやじのゲラニオールさんが片手にバラの花、片手にティーカップを持っている絵、とか。

「茶の淹れ方」
緑茶の標準的淹れ方。

「茶の健康科学」
全然覚えられないので、テキストの重要そうなところをひたすら写経。ノートに書いた量はこの分野が一番多かった。

「茶の利用」
料理名と書名を一覧にまとめる。

この分野の難易度は高くないが落とせない。練習問題集では5問しか出題されず、実際の試験でも5問だった。

どういうことかというと、この一次試験、各分野の足きりがあるらしいのである。
一次試験の合格ラインは公式に公開されていない。私がネットで見たのは「各分野50%以上かつ合計点70点以上」、あるお方は「各分野60%以上かつ合計点70点以上」と。どうもはっきりしないが、そのあたりらしい。(この情報に関して責任は持てない。)
5問しか出題がない場合、各分野の合格ラインが50%以上にしろ60%以上にしろ、2問しか落とせないのだ。

「茶業概要」
先の投稿で書いたが、統計の順位を書いて丸暗記。なじみのある情報と組み合わせたり、呪文のように唱えたりしながら覚えていく。

「茶の品質審査と鑑定」
審査の言葉遣いが独特なので、ひたすらテキストを写経する。

「日本茶インストラクターのインストラクション技術」
難易度が高くないので、ほとんどノートは使わず、テキストを読んで覚える。

時間がかかったのはやはり「茶の健康科学」と「茶業概要」だった。単語カードも使いながら繰り返し復習する。これだけやって落ちたら、しょうがないと思えるところまでやれた。

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手習茶屋
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