産休育休中、日本茶インストラクター認定試験挑戦記② 通信講座第1回(4~5月)

2019年4月、日本茶インストラクター通信講座に申し込む。前の投稿にも書いたが71,280円(消費税8%当時)である。高い。どうか無駄になりませんように。ぷるぷるしながら振り込む。

通信講座は開始してから6ヶ月以内に3回のリポート(通信講座の課題)を提出して、各リポートが60点以上であれば修了し、日本茶アドバイザー資格が確定する。しかし、4ヶ月以内にリポートを3回すべて提出し、各リポートの平均点が90点以上であること、再提出がないこと、という条件を満たせば「優良修了」となる。優良修了したら認定証の色が変わるとか、優良日本茶アドバイザーになれるとか、優良修了限定のお茶がもらえるとか、湯のみがもらえるとか、急須がもらえるとか、茶畑がもらえるとか、そういう特典は全くなく、賞状1枚もらえるだけだが、これを狙うことにした。

おそらく、この「優良修了」制度がなければ、6ヶ月の締め切り間際にリポートが殺到し、添削が間に合わなくなるのではないか。そして、日本茶インストラクター認定試験の申し込みは9月。4月スタートで8月の優良修了の締切に間に合うように勉強できれば、9月時点でいけそうかそうでないかを判断してから試験の申し込みができる。やればできる。やれば。

第1回の通信講座のテキストとリポートが届いた。だいたい1ヶ月ごと、3回に分けて送られてくる。第1回の分野は「茶の歴史」「チャの栽培」「茶の製造法」。膨大なので、一度に暗記するのは不可能である。ひとまずこれを読み終え、リポートを提出するところまでを1ヶ月で終えたい。テキストは190ページまであった。1日に15ページ読むことにする。

テキストの要点をまとめた「学習のポイント」という冊子が同封されていた。どちらかというとテキスト本誌よりもこちらのほうが分かりやすく整理されている。それに、重要でないところは「一読のこと」と書いてあるので(ここは出題されないんだろう)と思いながら読み飛ばすことができる。テキストと読み比べながら進む。

それから、DVDがついてきた。このDVDがなんというか……茶畑の様子とか、工場の中とか、なかなか素人が見ることができない映像を入れてあって勉強になったのは間違いない。ただ、令和に生きる私にはテンポが悪く、小学校で見た学習ビデオのノリなので、ちょっといらいらする。あと、出てくる人の髪型とか化粧の感じから、だいぶ前に撮影されたものだろうとは思う。結構長いので産前に見ておいてよかった。産後はこま切れにしか時間が取れなかったから。

それでは、分野別に振り返る。まず、「茶の歴史」は楽しかった。産休に入ってヒマだったこともあり、1日15ページどころではなく進む。「チャの栽培」に入ったとたんに苦労する。私、曾祖母の代から都会育ちで、茶畑はおろか、畑や田んぼに行ったことがない。(学校の授業で野菜を育てたことはあるけど。)ひとまず、読み終えることが大事、と読み進める。「茶の製造法」は、機械の名前と工程の名前がごちゃごちゃになる。まあまあ、読み終えることが大事、と読み進める。

とりあえず読み終えてリポートに挑戦した。(リポートは復習できるように、未記入のままコピーしておく。)リポートは5択問題と記述問題があるが、どちらも確かに読んだ中に答えがあるはずだけど、分からない。優良修了のために90点以上とりたいので、5択問題は間違いなく全問正解しないといけない。全然分からないので、もう一度テキストを読みながら解答する。記述問題の解答はほとんどテキストの文章をつぎはぎして作った。

添削されたリポートが返送されてくるのにどれくらい時間がかかったか覚えていないが、添削は非常に丁寧なものだった。赤ペンでびっしり解説が書き込まれている。これを手書きで書き込む手間を考えたら、模範解答を同封したらずいぶんと楽ができるのではないかと思うけれども、これも日本茶インストラクターの大切な仕事なのだろう。

テキストが届いてからリポート提出まで、無事に1ヶ月でできた。順調である。この程度なら問題なさそうだ。と、思っていた。

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手習茶屋
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