コロナ禍での新入生の心中

 現在、全世界で新型コロナウイルス「COVIT-19」が大流行し、多方面に多大なる被害、損害がおきています。そんな最中に私は大学に入学することとなりました。高校生の時に想像していた大学生活とは似ても似つかぬものとなりました。そんな私の気持ちを今回は綴ろうと思います。

 私は昨今の自粛ムードの真っ只中に大学へと入学することになりました。当然、大人数が密集することが容易に想像できる入学式は中止ですし、授業もオンライン、学祭までもが中止となる事態でした。このコロナ騒動により外にもでることができず家に引きこもるようになって、することといえば大学から課される課題や、ゲームや読書などの家で出来ることのみ……。
 また、大学の先生方もこのような事態は初めてで、オンライン授業も慣れていないのでどこかぎこちなく、授業でできないものを全て課題とするため、各授業の膨大な量の課題が生徒達にのしかかりました。
 私は基本インドアな性格なので最初はこの方が楽なのでは?などと思っていたのですが、日が経つにつれそのような考えはなくなっていき、インドアな私でさえ少し参ってしまう程でした。想像では大学で新たな友達をつくり、バイトもして充実したキャンパスライフを思い描いていたのですが、蓋を開けてみればそこには虚無に等しい、何も発展のない日々を、無為に消費していくのみでした。
 私はまだ自分の大学についてよくわかっていません。それどころか、自分が大学生であるという実感すらもっていません。とうに消費するメンタルは擦り切れ、心にはぽっかりと穴が空いたような気分です。これを読んで下さった皆様にはどうか、新入生に限らずですが、他人に優しくあってください。そのやさしさ1つで救われる人がいることを忘れないようにして下さい。

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