カナダに住んでみて、いいところ悪いところ
どうも、てなです!
私はカナダに住んで2年半ほどになります。2年のCOOP留学の後、現在はワーキングホリデーで滞在しています。
そもそも1年以上海外に住んだのは今回が初めてなのですが、やはり2年も経ってくると不満の1つや2つも出るもので・・・
ということで、今回は雑記的に私がカナダに2年住んでみて積み重なっている不満や感謝していることを書いてみようと思います笑
カナダに住んでみていいところ
1. 人の目を気にしなくていい
一番はなんと言っても、人の目を気にしなくていいところでしょうか。いい意味でも悪い意味でも。
カナダに住み始めてから、化粧なんて1ヶ月に1回したらいい方なレベルになりました。もちろん仕事はすっぴんで行きます。服も、日本のようなヒラヒラした可愛い服を着たい気持ちもあるのですが、張り切ったところで誰にも気にされないので結局パーカーやジャージばかり着ています・・・。
そもそも可愛い服売ってないしね。あまりに服装に無頓着になったせいで、日本では身だしなみが乱れていると思われるレベルで生活をしている気がします。
日本では結構服を見たり買ったりするのが好きだったので、少し寂しくもあります笑
2. 日本人であるメリットが輝く(主に職場で)
相対的に真面目だと思われる。というのもあります。これは仕事面でよく言えることなのですが、他の人が今なんの仕事をしているか先読みして行動する・・・というのが、日本人の働き方にはあると思います。(他の人に気を配るというか)
いろんな人種のスタッフと働くと、全然他の人のこと気にしてないのね・・・となるようなこともあり、その結果、自分がかなり他の人に気をつかって真面目に働いているように見えるのです。本当は日本の感覚で働いてるだけなのですが・・・。
まあ、日本人スタッフが多い職場で働くとそれも薄れてしまいますが。
3. 海外旅行に行かなくても違う国の文化を知ることができる
あとは、なんと言ってもいろんな国の人が集まっているので、わざわざ海外旅行に行かなくても、その国の人と話すだけで割とお腹いっぱいになれることでしょうか。私は海外旅行に行く大きな理由の一つに、現地の人とコミュニケーションしてその国の文化を知りたい、というのがあったので、わざわざ現地に行かなくてもカナダで済んでしまう、というメリットはあります。
カナダで住んでみて悪いところ
1. 医療体制の不安
まず、1番最初に挙げたいのが医療体制の不安です。留学前、日本出発の直前に子宮頸がんの検査で引っかかり、要精密検査の結果が返ってきたのです。その当時、長期留学の場合はMSP(カナダの国民保険のようなもの)を使えると知っていたので、のちにカナダで検査すればいいか、と思って割と楽観的に考えていたのですが・・・。カナダでもう一回最初から検査を受け直さなければいけなかったり、そもそも専門医の予約が取れないなどの出来事が続き、結局精密検査を受けたのはその2年後・・・。
日本だったら1週間後に受けれる検査がこっちでは数ヶ月待ちはザラ、そして実際私は2年後にその検査をようやく受けれた・・・という話です。
それ以外にも、病院に行ったにもかかわらず市販薬を勧められたり、かかりつけ医の予約を取れるのは2週間以上後がデフォルトだったり・・・うんざりしてしまいます。
カナダは医療費が無料ではありますが、お金払ってでもいいから日本の医療が受けたい!と、何度思ったことか・・・。
2. キャリアを築くのが難しい
あとは仕事面ですね。もちろん仕事を見つけるのが大変なのはデフォルトです。なので、一回いい条件の仕事を見つけたら働き続けた方がいいのですが・・・やっぱり自分達は外国人なので、見つけられる仕事の幅が少ないです。ビザの問題や言語の壁もありますしね。
私はざっくり言えば製造業になるのですが、日本じゃこんな仕事絶対してないのにな・・・と思いながら、日々自分の体力をつかって仕事をしています。(でもちゃんとした企業ではあるので、もっといい条件の会社を見つけられる自信もなく・・・)
日本でオフィスワークをしてたので、日系企業のオフィスジョブも検討したのですが、結構な確率で今より給与が低い・・・。チップも出ないですしね。
オフィスジョブの方が製造業より給与低いとか、全然ありますからね。
ローカルのオフィスジョブで働いている方はまた状況が違うと思います。しかし、ワーホリや私立カレッジなどのよくあるパターンでカナダにきて働いている方は、なかなかローカルのオフィスジョブなどを見つけるのは学歴的にもビザ的にも厳しい状況です。
「カナダの方が給与高くてホワイトで、カナダで働いた方が幸せ!」なんていう人もいますが、日本でそこそこの企業で働いていた人は正直そんなこと言わないと思います。そういう企業で働いていた人は、日本の企業の方がボーナスも出て給与も高いと思いますし、福利厚生もいい。キャリアにもなりますし。
大学卒業したての人や、日本で職歴があまりない人(フリーターだったとか)、キャリアにこだわりがない人はカナダに来たら最高だと思います。あと、カナダで働いている職種と日本で働いていた職種がそもそも同じな人。例えば、シェフ・バリスタ・パティシエ・パン職人・整備工・・・など、日本では低給与の傾向がある技術職系の人は絶対に海外で働いちゃった方がいいです。海外の方が断然ホワイトですし、給与も高い。
将来のキャリアに不安を持って日本に帰る人、結構会いました。それも、ビザの期限がまだまだあっても切り上げて帰ったり。特に男性に多いかな・・・。
私はもう、若干キャリア諦め気味でもあります。というか、毎日体力を削って仕事しているせいで、もういろいろ考えるほどのエナジーが残っていないのです・・・。それでも、フルタイムで安定して働けることが大切で、今は日々の生活でいっぱいいっぱいです。
3. 住居が高すぎる
あとは、今後不安なのは住居問題ですね。例えば、カップルで小さい1Kの部屋を借りようとしても光熱費とかもいろいろ込みで日本円で20万以上かかるのが一般的ですし、その状況では家を購入なんてとてもとても考えられません。今私はシェアハウスの一室に彼と2人で住んでいますが、将来ずっとシェアハウスは流石に嫌ですし・・・かと言って、アパート住みもコスパが悪い。日本ではカップル用の部屋ももっともっと安い値段で借りられるのにな・・・とかも思ってしまいます。
おわりに
カナダに来た当初はこうした現実的なことを考えず、楽しい面だけ見て生活できていたのですが、流石に1年、2年と経つと将来のことを考えざるを得ず。自分的には悪い面が良い面に比べて大きすぎるので、将来的には日本で住みたいなと考えるようになりました。
まさか自分が日本の方がよいと思うなんて、留学前の自分がみたらびっくりするよなあ・・・と思います。
ではまた今度〜