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【ブンデスリーガ第31節】グラードバッハ 0-0 ウニオン

■ 2024年4月28日(日) 15:30キックオフ
■ Borussia-Park

日曜日の夜にスカパーでリアタイ観戦。翌日が祝日なので楽勝だ。降格圏に手が届く順位でチンタラしている場合ではないのでホームでしっかり勝ち点3を積み上げたい。もう細かいことはどうでもいい。内容も求めないのでとりあえず勝ってほしい。

ヴァイグルが警告累積で有給休暇、ヴェバーが負傷離脱となり、キアロディア、スカリー、チュヴァンチャラが先発。ネッツはベンチ・スタートとなった。また負傷で戦線を離れていたコネがベンチ入り。


布陣

ニコラス
フリードリヒ エルヴェディ キアロディア
ライナー ライツ 板倉 スカリー
チュヴァンチャラ プレア ハック

前半

ともにコンパクトな守備から引っかけたボールを素早く前線に展開するねらいだが、序盤は互いにリスクを嫌って慎重な仕掛け。8分、板倉のパスを受けたプレアがハックとのワンツーで裏抜け、シュートを放ったが敵GKがセーブ。

17分にはドリブルでエリア内にい持ちこもうとしたハックが敵DFに止められたこぼれ球をチュヴァンチャラが拾ってシュートしたがGK正面。23分にはスカリー、ハック、プレア、ハックとつないだボールを板倉がシュートするがバーの上に。

形は作りフィニッシュまで持ちこめてはいるものの、シュートがミートしきれず相手を脅かすところまでは行けていない。一方でクロスバー直撃のシュートを浴びるなどウニオンの攻撃も侮れず、主導権をなかなか握れないまま時計が進んだ。

45分にはハックのFKに板倉が右足で合わせるがバーの上に。結局スコアレスのまま前半を終えた。オノラがおらず持ちあがりに迫力を欠くうえ、ウニオンの守備も固い。互いに我慢比べの様相だが後半早い時間帯に先制したい。

後半

しかし後半に入っても膠着した戦いが続き、主導権はウニオンに。なんどかチャンスをつくられるがニコラスの好セーブもあってゴールは許さない。59分、スカリーが左サイドから入れたクロスにチュヴァンチャラが頭で合わせるがGKがキャッチ。

66分、チュヴァンチャラとライナーに代えてエングムとネッツを投入。スカリーが右ウィングバックにスライド。やや流動性は出たものの固い試合であることは変わらず、中盤でのつばぜり合いが続く。失点を嫌って重心がなかなか上がらない。

チャンスも散発でにらみ合いの時間が長い。80分、ハックとキアロディアに代えてコネとオノラを投入。板倉が一列落ちて3バックの中央に入る。オノラの投入が効いたか、エングムとのコンビネーションで得点機を作るが決めきれず。

88分、プレアに代えてジーバチュを投入。しかしゴールは遠く、90+4分、オノラのCKにフリードリヒが頭で合わせるがGKがセーブ、こぼれ球にコネが詰めるが枠に行かず。結局スコアレスドローで勝ち点1を分け合うこととなった。

戦評

なかなか気持ちよく前に出て行ける試合ではなく、チャンスも作ったものの、最後のところでアイデアと正確さ、決定力を欠き、組織的に崩すところまでは行かなかった。勝ち点はたとえ1でも貴重だが、シーズン終盤のホームで勝たなければならない試合だった。

数字を見れば、シュート数13-14、CK3-4、ポゼッション51-49とほぼ差がなかった。実際流れ的にはウニオンの方が試合の流れをつかんでいるイメージはあったが、固い守備を割って先制点を挙げるだけの力強さはなかった。

順位の近いウニオンとの直接対決で、勝ち点3をとれば残留の可能性がグッと高まる試合だったが、ウニオンの慎重な戦いにつきあってしまった。見ていてワクワク感とかもなく、互いにパッとしない試合を1時間半も見続けてしまった。

もうことここに至っては勝ち点を積んで早々に残留を決めてしまいたい。まさかそんなことを気にしなければならなくなるほど低迷するシーズンになるとは思わなかったが、やりたいこと自体は比較的はっきりしていて得点はそれなりに決められていることから厳しい判断ができず、ズルズルとシーズン終盤まできてしまった。

これで31試合を終え7勝13敗11分で勝ち点は32(1試合あたり1.03)で13位に。降格圏16位との勝ち点差は4に過ぎず、降格の危機はすぐ目の前にある。残り3試合、まずひとつ勝ってひと息つかなければならない。

ゲラルド・セオアネ監督談話

「直接の競争相手とのホームゲームで勝ち点3をとれなかったことにはもちろんがっかりしている。後半はもう少し深く守って相手にスピードを出させないようにする狙いがうまく行かなかった。だれが見ても先週4失点したチームだということがわかっただろう。先週の試合結果と今の状況がこの試合でのメンタル面のパフォーマンスに影響したと思う。チームはアクションというよりリアクション中心になってしまい、慎重なパスを選んで、一対一の勝負を避けた。全体として勇気が足りなかった。この点についてはもう一度話し合い、今週はテーマとして取り組んで次のブレーメンとの試合では自分たちのクオリティに対する信頼をもっと取り戻さなければならない」

まあ、31試合して7つしか勝ててないんだからなにを言ってもむなしいわな。

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