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【ブンデスリーガ第22節】ライプツィヒ 2-0 グラードバッハ

■ 2024年2月17日(土) 18:30キックオフ
■ Red Bull Arena (Leipzig)

日曜日未明の試合。早く起きようかと思ったがそのあと外出の予定があったのでがまんして、夜帰宅してから見た。このところリーグ戦4試合勝てておらずジリ貧。厳しいアウェイでの試合だがなんとか勝ち点を持ち帰りたい。

前節負傷退場したジーバチュとハックは無事に先発できたが、オノラがベンチスタート。ノイハウスが筋肉系のトラブルでメンバー外となった。代わってスカリーとライツが先発。福田がベンチ入り。

布陣

ニコラス
エルヴェディ 板倉 ヴェバー
ヴァイグル
スカリー ライツ コネ ネッツ
ジーバチュ ハック

前半

グラードバッハは予想されたほどにはドン引きではないが、ライプツィヒに押される展開に。2分、敵にゴール前に抜け出されそうになり板倉がシュートブロックしたが、足を傷めた様子でピッチアウト。心配したがプレーに復帰できた。

グラードバッハはジーバチュに当てたボールをハックやライツが拾って持ち上がる形を多用するがフィニッシュの工夫を欠き、シュートは遠めからのものが多く枠におさまらない。戦えてはいるが思うようにはやれていない。

14分、中盤で奪われたボールをつながれゴール前に。受けたパスをワントラップからダイレクトでけりこまれて失点、0-1と早くもビハインドを背負う。先制を許したことでこの試合もマネジメントが難しくなってしまった。

その後もグラードバッハは奪ったボールを前線に当ててポストしたボールを拾う形だが、なかなか攻撃を効果的に組み立てられない。試行錯誤を繰り返したがライプツィヒのペースのまま0-1で前半を折り返した。オノラがいないこともあってか精彩を欠く。

後半

後半に入っても全体の流れは変わらず、1点差が重い。57分、中盤からスペースにパスを出され、敵FWに完全に裏をとられる。ループシュートでボールはゴールに収まったがオフサイドの判定に。しかしここでVARのチェックが入り、わずかな違いだがオンサイドとないゴールが認められた。0-2とリードを広げられ、正直この時点でキツいなと思ってしまった。

59分、ヴェバーとスカリーに代えてエングムとライナーを投入、4-4-2に変わったのではないかと思われる。68分、ジーバチュの落としを受けたエングムが左寄りから狙うがファーに外れる。

さらに69分には板倉とハックに代えてフリードリヒとオノラを投入。なんや、オノラおるやないかいと思った。

オノラを起点に右サイドからチャンスを作れるようにはなったが、チャンスの数はライプツィヒの方が多い。82分、オノラのクロスに中央でジーバチュが頭で合わせるが惜しくも枠を外れる。

85分、ライツに代えて福田を投入。反撃を試みたが奏功せず。攻撃の糸口をつかめないまま結局時間切れとなり、0-2での敗戦となった。

戦評

プレア、オノラを欠き、序盤のうちに失点したことで流れを手ばなした。それでも粘り強く戦ったがアイデアが乏しく、後半不幸な失点で追加点を許すと2点差を覆すのはむずかしかった。

数字を見ればシュート数15-16、CK4-8、ポゼッション51-49と決して悪くないが、シュートは枠に行かないものが多く、攻撃にちぐはぐな感があり組織化されていなかったというほかない。得点が取れないなら失点してはいけなかったがそれもできなかった。

グラードバッハはこれで5試合勝利がなく22試合で5勝10敗7分、勝ち点22(1試合あたり1.00)で順位は15位に転落、降格間の16位ケルンとは勝ち点差5あるものの危険水位まで落ちこんでしまった。

このまま戦うのかなにかを変えるのか。日程的に厳しい相手とのアウェイでの試合が続いているというのはあるが、ホームでも勝てておらず、このままではズルズル行く悪い予感しかしない。目標をはっきり残留にセットし直して、スクランブル対応をすべきではないか。

ゲラルド・セオアネ監督談話

「この結果には落胆している。私のチームは局面によってはうまく試合に入れていたし、試合のなかでポジティブなプレーもあった。しかし同じように、改善しなければならないこともいくつかあって、それが結果に大きな影響をもってしまった。たとえば突破力、敵にしっかり食らいついて一対一の競り合いに勝つような力のことだ。攻撃では最後の決定力がなかった。そこがはっきりせず、フィニッシュのところで正確さを欠いた」

敵が黒ユニだったので我々はファーストの白ユニだった。

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