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【ブンデスリーガ第8節】マインツ 1-1 グラードバッハ

■ 2024年10月25日(金) 20:30キックオフ
■ Mewa Arena (Mainz)

録画予約をしていたはずがなぜかできておらず、土曜日の朝にスカパーのオンデマンドで時差観戦。前節ハイデンハイムにホームで辛勝、アウェイだがこの流れは切りたくない。しっかり勝ち点を持ち帰りたい試合。

前節からメンバーは変わらず。前節ベンチ入りしたものの出場のなかった福田は今節も引き続きベンチ入り。

布陣

ニコラス
ライナー 板倉 フリードリヒ スカリー
ライツ ヴァイグル
オノラ プレア ハック
クラインディーンスト

前半

互いにボールは持つものの、マインツの方が効果的にゴールに迫る展開に。早い時間帯からたて続けにシュートを放たれるが、ニコラスのセーブもありゴールは死守。一方、グラードバッハはワンタッチでのパスがつながらず、セカンドボールをマインツに拾われて自分たちの時間をつくれない。

24分には右サイドのオノラからのクロスにファーに飛びこんだハックが詰めようとするがミートできず。押しこまれる時間が長く、奪ったボールも敵ゴール前まで運べない。守備に追われる形で時計が進む。

その後も押されっぱなしでシュートも打たれるがゴール前では身体を張ってしのぎ、なんとかスコアレスで前半を終えた。失点しなかったのが不思議なくらいの劣勢だったが、マインツには焦りが出ただろう。形はどうであれ先制したい。

後半

後半に入っても大きな変化はなく、マインツが前に出てグラードバッハが受ける展開が続く。55分、左サイドからのクロスにゴール前でライナーがクリアを試みたがこのボールがゴールに吸いこまれてしまいオウンゴールで失点、0-1と先制を許す。まあ、これだけ押しこまれていればいつかはこういうことが終わる。

しかし直後の57分、プレアが敵陣でアグレッシブに奪ったボールを右サイドのオノラにパスすると、オノラからのクロスにクラインディーンストが頭で合わせてゴール。あっというまに1-1の同点に追いつく。

これでグラードバッハの動きがよくなり、やや拮抗した展開に。しかしそれでもグラードバッハはパスのズレが多くリズムをつくるのに苦労する。直後の58分、プレアに代えてシュテーガーを投入、そのままトップ下に入る。

64分、ライツからパスを受けたクラインディーンストがシュートを放ったが敵GKにセーブされた。72分、ハックとライツに代えてチュヴァンチャラとザンダーを投入。78分には中盤でボールを奪ったシュテーガーがロングシュートでゴールをねらったが枠におさまらず。

90分を過ぎてからはたて続けに敵ゴールを脅かしたが決めきれず。90+3分、オノラに代えてキアロディアを投入。意図がよくわからなかったが守りきれということか。90+5分、ヴァイグルのシュートが敵GKにセーブされ、こぼれ球に板倉が詰めたが枠外に。

試合はそのまま1-1で終了、アディショナルタイムにリスクを取って攻勢をかけたがエンジンかかるのが遅すぎて勝ち点1を持ち帰るにとどまった。

戦評

前半は完全にマインツのペースだったがなんとかスコアレスでしのぎ、後半オウンゴールでリードを許したもののすぐに追いついて拮抗した戦いに。逆転をねらったが最後決めきれず痛み分けとなった。

シュート数9-23、CK4-2、ポゼッション48-52と数字的にはマインツのゲーム。グラードバッハのシュートは半分がアディショナルタイムに入ってからのもので、マインツの圧に耐えてワンチャンをねらう試合だったことがわかる。

とはいえ結果としては失点はオウンゴールだけで、最後に押しこんだ形になり、勝機は十分あった。毎度のことながら、戦い方がでたらめすぎて実力どおりの試合展開にならなかった感じが強い。なんかバランスが悪く、もうちょっとこうなんとかならんかという試合だった。

ボール保持ではワンタッチで出すパスがことごとくマインツにカットされ、ひとつ抜ければ1点モノのシーンがしっかりつぶされていた印象。精度が足りないのか、マインツのスカウティングが効いているのか、見直しが必要だと思った。

アウェイで勝ち点1を得たこと自体は悪くはないが、こういう試合を拾って行かなければ上位は望めない。追いついたのはよかったがそれも元はといえばオウンゴール。自作自演の引き分けでチャンチャンということか。

これで8試合を終えて3勝4敗1分、勝ち点10(1試合あたり1.25)となり暫定9位。次のホームブレーメン戦でしっかり勝ち点3が取れればオウンゴールを決めてしまったライナーも浮かばれるだろう。

ゲラルド・セオアネ監督談話

「前半はほとんど脅威を与えることができず、自陣での引いて戦うことを余儀なくされた。ひとつかふたつのシュートチャンスをつくられたが、後ろでは非常にしっかり守ることができていたし一対一の競り合いにも負けていなかった。二つのゴールのあと、ロングボールをつかった攻撃を試みた。終盤は勝利もあり得たが、全体としてはパフォーマンスに見合った引き分けだったと思う」

この試合では黒のサードユニ。相手が赤なんだから白のファーストでよかったのに。次節からはサマータイムが終わるので日本との時差が8時間になる。

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