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【ブンデスリーガ第27節】グラードバッハ 2-0 ヴォルフスブルク

■ 2023年4月9日(日) 15:30キックオフ
■ Borussia-Park

日曜日の夜ではあるが、この時間なら翌日の仕事のこともそこまで気にしなくていい。ここ5試合勝てていないがこのホームゲームでしっかり勝ち点3を積み上げ、シーズン残りできるところまでやりきりたい。

コネが警告累積のため出場停止、また「個人的な理由」でトレーニングに参加できていなかったホフマンがベンチ・スタートとなった。前線ではエングムが先発。ヴァイグルが負傷離脱から復帰してベンチ入りした。

オムラン
スカリー 板倉 エルヴェディ ベンゼバイニ
クラマー ノイハウス
エングム シュティンドル プレア
テュラム

立ち上がりからヴォルフスブルクに押しこまれる。なかなかパスがつながらず、セカンドボールも拾われて主導権を握られ後追いの展開となる。10分、スルー・パスから裏に抜けられ、シュートを決められるがVARチェックの結果わずかにオフサイドだったとのことで難を逃れた。危なかった。

その後も豊富な運動量でボールを動かしながら前に出てこようとするヴォルフスブルクに手を焼く時間帯が続いた。今日はシュティンドルのところでボールが収まっているがなかなかそこから先がつながらない。

34分、右サイドでパスを受けたエングムが中へ持ち出してシュート。これが決まってグラードバッハが1-0と先制する。エングムは嬉しい初ゴール。押され気味だったがワンチャンをしっかり決めたことで流れを引き寄せたい。

リードしたことで余裕のできたグラードバッハはリラックスして戦えるようになるが追加点は奪えず。1-0で前半を折り返す。

後半はグラードバッハがヴォルフスブルクの攻撃を自陣でしのぎながらカウンターで追加点を狙いに行く流れに。守備は集中できており、オムランの好セーブもあってゴールは許さず。

63分、右サイドのエングムからのクロスをファーのプレアが頭で折り返すと、中央のテュラムがゴール至近からこれをヘディングで押しこんでゴール、2-0とリードを広げる。左右に振って相手の守備を崩した。いいプレーだった。

69分、エングムとシュティンドルに代えてヴォルフとホフマンを投入。ヴォルフは右ワング、ホフマンはトップ下に。さらに76分にはスカリーに代えてライナーを投入。スカリーは腿裏に違和感があったようでメディカルに支えられての退場。心配だ。

時間の経過とともにヴォルフスブルクのモラルも落ち、グラードバッハが危なげなく時計を進める。アディショナル・タイムにはプレアとノイハウスに代えてネッツとフリードリヒを投入。そのまま時間を使いきり、グラードバッハが2-0で快勝した。

立ち上がりからヴォルフスブルクに押しこまれ、なかなか自分たちの間合いで戦うことができなかったが、ワンチャンを決めてリードを奪うと徐々に落ち着いた。後半にも追加点を挙げたことで流れをこちらに引きこみ、最終的には完封勝利となった。

コネ、ホフマンを欠いた布陣となったが、シュティンドル、プレア、テュラムが仕事をしたし、ノイハウスが後ろから、ベンゼバイニが外からサポートできたのも大きかった。途中交代で出たホフマンも前節より全然よかった。

必ずしも我々のペースで戦えたわけではなかったが、我慢強くリスクをコントロールしながら決めるべきゴールを決めたことで徐々に調子を上げることができた。板倉が開幕当初に比べるとややパフォーマンスを落としているように思えるのが心配。

数字的にはシュート数13-10、CK5-8、ポゼッション44-56と微妙な数字だが、結果として勝てたことがまずは大事という試合だった。ベンチ入りしたヴァイグルは出場しなかった。

これで27試合を終了、9勝10敗8分けで勝ち点を35(1試合あたり1.30)に伸ばした。順位は10位と変わらないが、9位との勝ち点差は4でなんとか順位表の上半分にくっついている状況。負けていれば9位との勝ち点差は9になっていた。残り7試合、勝ち点50を目指して勝利を積み重ねたい。

ダニエル・ファルケ監督談話:
「結果が出ない難しい時期にはどうしても自信と軽快さを失ってしまうものだ。そうなると少し違った方法で結果を出し、しっかりとつかみエネルギッシュでコンパクトでなければならない。今日はそれができたと思う。ヴォルフスブルクは序盤いくらか危険な攻撃をしかけ、我々はパスがそれほど確実ではなく、いくつか無用のミスもあった。我々はプレッシングを実行し、しっかりボールを奪ってそれが先制点という形で報われた。そのおかげでずっと安定した」

試合前には今季限りでチームを去るテュラムとベンゼバイニにブーイングがあったようだ。出て行くのはいいが、移籍金は残して行ってほしかった。クラブもシーズン中に売るくらいのことはしてほしかった。

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