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経営者がデザインを大事にしなくてはいけない理由

こんにちは。かわうちです。
今日は『経営者がデザインを大事にしなくてはいけない理由』について考えていきたいと思います。

いきなり結論からいきます。
「経営=デザイン」です!
つまり、経営とデザインはイコールだということです。


『経営=デザイン』って!?

経営がデザインとイコールなんて大袈裟だ!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね…
では、その理由について書いていきます。

ここで考える『経営』とは、その組織の『想い、らしさ、ニオイ』を意味しています。
経営者の経営観だったり、商品のコンセプト、その組織の雰囲気なんかも含まれると思っています。

もう一方の『デザイン』とは、『コトバやカタチ』としてアウトプットされたものです。
つまり可視化されたものです。キャッチコピーやロゴマーク、ウェブサイトやパッケージ、配布資料なんかも含まれると思います。

では何故『経営=デザイン』なのか?

それは、『経営』という目に見えないものを、可視化して世の中に伝える方法は『デザイン』しかないからです。

そして大事なのは『=』の部分です。
後ほど触れますが、経営とデザインの間にイコールが成立しないと、間違った形で世の中に伝わってしまうからです。


イコールを成立させることが重要

僕も日々悩んでおります(8年間悩み続けています…ww)が、経営者が持っている想い(経営観)は、想いの状態では本人にしかわかりません。
もっというというと想いの状態ではなく、可視化しなければ本人でさえ曖昧になってしまいます。

代表的なものでいえば、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)です。
組織として、どこを目指し、どのように進んでいくのか?ということを従業員に伝えようとするには『言語化』する必要があります。この『言語化』というのもデザインのひとつです。

経営者が考えないといけないのは『言語化』された『想い』というものが、自分以外にどう伝わるかということです。
言語化された想いが、従業員に本来の意図はまったく違った伝わり方をしてしまったらどうでしょうか?
これってとても大変なことですよね。組織としての根幹を揺るがすことでもあります。

つまり、ここで言いたいのは、人はアウトプットされた『デザイン』から何かしらの印象を感じ、そこにある『想い』を汲み取るということです。
唯一、デザインというアウトプットを通じてしか想いは伝わらないということです。

本来伝えたい・伝えるべき想いと、アウトプットされたデザイン(コトバやカタチ)の間にイコールが存在しないと本意とはまったく違ったものが伝わってしまう。つまり何も伝わっていないということになってしまいます。

次に、採用戦略を例に考えてみましょう。
私たちもお手伝いさせていただくことがあるのですが、採用担当は会社の戦略に適う人材ターゲットを明確にし、その人たちを採用するために採用活動を行う訳です。

練りに練って「これだ!」というターゲットを設定したとしても、そこに正しく伝わるメッセージを出せなければ意味がない訳です。キャッチコピーなんかは代表的ですね。

キャッチコピーの失敗が原因で、採用活動で成果をあげられないケースは結構あると感じてます。応募がないという失敗もありますが、『経営=デザイン』が成立していない場合、応募者が会社の求めている人材と全然違う人ばかりだったということになってしまいます。

『経営=デザイン』を分解して考えてみますと、『経営』の部分はしっかりできているけど『=デザイン』の部分ができていないので、採用がうまくいかないということになります。

次は、ホームページのケースで考えてみましょう。
ものすごくイケてるホームページの会社があったとします。スタイリッシュでクールな印象を与えるような。
でも実際は、とてもアットホームな社風であり、みんなで協力して家族のような経営をやっていきたいと考えている経営者の会社だったとするとどうでしょう。

これは『デザイン』の部分はしっかりできているけど、『経営=』の部分が詰め切れていないということです。また、ウェブ制作会社からすると『=』を成立させることができなかったパターンですね。



さいごに

①想いを可視化するのは唯一デザインしかない
②可視化されたデザインと想いがイコールでなければ間違った伝わり方になる

『経営=デザイン』というのは、想いとカタチをイコールでつなぐことです。
どんなに素晴らしい経営であっても、どんなにイケてるデザインであったも、そこにイコールが存在しなければ意味がないという訳です。
どんなにカッコいい、イケてる、美しいデザインであっても、経営とイコールで結ばれていないのであれば、それは0点だと思っています。
如何に正しく想いを言語化・可視化できるかということが重要ですし、そのための『経営』を明確に持っているかということも重要です。

経営者は『経営』に目が行きがちです。
デザインにアンテナが高い経営者だったとしても、単にカッコいい、イケてるに心奪われ、『経営=デザイン』になっているか、イコールが成立しているかを見失いがちです。

ぜひ『経営=デザイン』という観点で、『経営=』ができているか?『=デザイン』ができているか?そして、そこに『=』が成立しているか?を大事に考えてみてはいかがでしょうか。

コーポレート・アイデンティティは関連性が強いテーマなので、ご興味あればこちらもお読みくださいませ。

↓『コーポレート・アイデンティティの重要性について』noteの記事↓

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お読みいただき、ありがとうございました!
かわうちでした🙇‍♂️


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