未経験でSEO業務に転職し半年で月間PV15万にした40代女のメモ【7】
今回のお話はオウンドメディア運営のルーティン内容と、SEO支援ツールの重要性について。
自己紹介しておきますと、中小企業のECサイトでオウンドメディア運営を任されて8ヶ月目、月間PV数は18万超まで育ってきました。
記事を手塩にかけて育て、上位表示を目指す作業はなんだか農業に似ているような気がしています。
中小企業はどこも人手不足でオウンドメディア運営に力を入れたくてもリソースが割けないというところが多いと思います。
「サイトに記事をたくさんかいたらコンテンツマーケティングとか言って、広告費書けなくてもお客さんが流入してきて商品が売れるらしい」
と、オウンドメディア運営の美味しい話だけ聞いて甘い考えで中途半端に手を出す経営者が多いのでしょう。
偉そうですけど先に言わせてください。
SEOライティングなめんなよ。そんなに簡単に上位表示できてたまるか。
心血注いで土日もSEO情報の本を読んで知識を仕入れて、集中して記事群を育てていかないとコンバージョンなんて上がりませんよ?
「外部ライター雇って大量に記事書かせたし、これでOKっしょ」
こんなアホな考えは金輪際捨ててください。それでやっとスタート地点に立てたに過ぎません。
そんな考えの経営者の元でオウンドメディア担当者を命じられて負荷が掛かる現場社員が可哀想です。
コンテンツマーケティングでは一回出来上がったと思う記事にもどんどん改良加えて育てていきます。
読者を満足させられる情報を盛り込んでいかないと、一時的に順位を上げてもすぐに他社に追い抜かれるからです。
SEOはエンドレスな戦いです。
新記事投入
↓
加筆修正
↓
さらに加筆修正
↓
またまた加筆修正
↓
次の新記事投入
↓
加筆修正、プラス、1本目の記事も引き続き加筆修正
↓
2本同時進行で加筆修正
↓
3本目の新記事投入
↓
3本同時進行で加筆修正
(以下無限ループ)
私がやってる作業はこんなイメージ。
農業にも似てるけど、もうひとつ似てると思うのが「同時皿まわし」。
昔はテレビのバラエティでたまにやってました。
あれはゼンジー北京とかやったんかな。
細くてしなる竹の棒を何本も並べて立てて、その上で小皿を回転させるあれです。
あっちの皿が減速してユラユラしてきたら走って行って立て直し、次の皿がグラグラしてるところに駆け付けて回しなおし、またあっちのほうでフラフラしているから走り寄って・・・(ガチャーン)
「記事を書いても書いても順位は上がらずモチベーションが保てない」という状況になると、担当者の心は荒んできます。当然コンバージョンも上がらないでしょう。
それで今回の記事で言いたいのは
「ケチらずにSEO支援ツールを使って運営作業を効率化しましょう」
ということです。
ご覧のとおり、別にこの記事にはアフィリエイトとか仕込んでませんし、紹介料なんか一切もらってませんよ。
でも声を大にして言いたい。
「コンテンツマーケティングで本気で集客したいなら、月に数万円の支援ツール料金をケチらないでください」と。
たとえば今うちの会社が契約してるSEO支援ツールの「●スカル」は月額6万円ぐらいのコース。松竹梅でいうと「竹コース」です。
私がこれを使って順調に集客してるので、そろそろ会社が「松コース」にランクアップしてくれるという話も出てきました。松コースでも月額8万円くらいかな。
私が使っているSEO支援ツールはこれだけですが、他にもいろんな会社から支援ツールが売り出されています。
宣伝内容を見る限り、ほぼ似たような機能のようです。
支援ツールの代表的な機能は競合サイトを比較分析し、「SEOの具体的な作業を知らないド素人に、何をやるべきか指示すること」です。
具体的な使い方は、自社の記事URLとその記事で狙ってるキーワードを打ち込んで分析にかけます。
すると、支援ツールが上位サイトと自社サイトとの比較データに基づいたSEO作業指示を出してきます。
「上位サイトにならってこれとこれとこれの単語を追加しろ」
「この見出しの文字数を●文字以下におさえろ」
「画像のALT属性ぬけてるぞ」
「キーワードぶっ込みすぎ。Googleから過剰SEOペナルティくらうから止めとけ」
「記事全体の文字数が競合に負けてるぞ。あと3000字追加だ」
「この人気キーワード狙うのまだまだ早いわ。競合に勝つならサイト内にあと●ページ追加せんと。まだドメイン弱いんやから」
こんな感じのことを指示されます。
担当者である私は最初は「ホンマかいな」と思いながら言われるとおりにやりましたが、おおむねこれで順位は上がって行きました。
企業のインハウスSEO担当者としてこういう支援ツールを最初から使えたことは、仕事しながらSEOのレクチャー受けてるようなもので非常にラッキーでした。
逆に、支援ツールを使わずに上位に上がれたイケハヤそんとかマナブさんとか人気ブロガーの人たちって、バケモノか?
もちろん、機械の言うことなんで限界はあるし、たまに明らかに的外れな指示もしてきますけどね。
それに支援ツールはあくまでもGoogleロボット対策です。
人間が読んで面白い記事にブラッシュアップできるかどうかは、人間の担当者のリサーチ力と文章力にかかってきます。
「社員みんなに協力させてブログ当番を回して記事増やしたらええねん。支援ツールなんかに経費使わんでもなんとかなるやろ」
いいえ、そういう問題ではありません。
やみくもに「Googleに好かれない記事」を量産するのは時間と手間のムダです。社員のモチベーションもダダ下がりします。
最初は手頃な値段の支援ツールでもいいと思うので、ぜひ導入し、そして使い倒してください。