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2024.08.08 緊急時の教育支援
朝6時起床。
日本でのオンライン研修が入ると、どうしても朝が早くなる。
INEEという組織が、2004年に初めて緊急時の教育のための最低基準を作成した。
緊急時の教育は、私の興味分野ドンピシャである。大学院でも、紛争と教育支援の授業を受講し、卒業論文もパレスチナを題材に執筆した。
緊急時と一言に括っても、前・中・後とフェーズが分かれている。
いかに事前に教育の中断を予防できるか、重要な観点である。だが、自然/人的災害が起きた時、教育は高い確率で止まる。教育より、まず食べ物、服、住居、医療。これらが優先される。人の命に直結するから、当たり前である。
だが、教育を置き去りにできないのも事実。
特に紛争が長期化し、食料がない中でも教育を子どもに与えてほしいと懇願する親も少なくない。
研修でも言われた、緊急時の教育の必要性
1. 教育は子どもを保護する
2. 教育は住民から重視されている
3. 教育は子供の発達のために不可欠である
4. 教育は命を守り、維持する
5. 教育は権利である
もちろん教育支援をする上で、文化や風土、治安など一定の条件の担保は不可欠だ。
必ずしも支援できるわけではない。
だけど、蔑ろにはしたくはないと再認識した。
前職で「教育」、現在は「緊急支援」の知識と経験を積んでいる。今後、この二つを掛け合わせたポジションにつきたい。そのために、今の立場を利用して、ウクライナにおける緊急時の教育なども、自分の時間を使って勉強していかないといけない。