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【レポート】横向きに生えている親知らずを抜いてみた

こんちちは!
先日親知らずをえいやと抜いてきましたので、そのときのことについて書こうと思います!


親知らずを抜こうと思ったきっかけ


皆さんは歯医者に定期的に通っていますか?
私は歯医者さんに大体3~4カ月に1回くらいのペースで通っています。
そのときに毎回言われていた
「○○さん、ここの横向きに生えている親知らず、いつかは抜きたいですねー」
実際の私の歯のレントゲン写真を見たらわかりますが(見せれないけど)、私の左奥の親知らずは横向きに鎮座しています。そのせいで隣の歯によからぬ影響があるのだとかなんだとか。という話を毎回ぼんやり聞かされつつ、「いつかは抜きたいっすよね」で話が終わっていました。
そして先日の定期検診の日。
「○○さん、親知らずの影響でですね、段々隣の歯のポケットが深くなってきているんすよ」
そう言いながら見せられた数字が
3→4→4→(中略)→7
7!?
なな!?!?!?!?!?
ポケットの深さの数値で7とか見たことある?え、大丈夫?私の歯大丈夫?
・・・その数字を見たのがあまりに一瞬の出来事だったので、もしかしたら7ではなかったのかもしれないですが、歯科衛生士の方がいつもより強めに親知らずの抜歯を薦めるくらいには悪化していたはずです。
「○○さん、今すぐ抜くかどうかは置いておいて、とりあえず一回先生呼んで話だけでも聞いてみましょうか?うちの先生は~~~の専門の先生なので」
私「あっ、ではお願いします・・・」
ここの「~~~」の部分がなんて言ったかわからないのですが、とにかくなんか親知らずの抜歯に強みのある先生がいる歯医者だったらしいです。知らなかった。
すると予想よりも若めの先生がやってきて、
先生「ふーーーん、なるほどなるほど。ここがね、こうなっててね、その影響でポケットが深くなってしまっているんですよね」
私「ふむふむ」
先生「でね、ここに隙間があるでしょ?ここ歯ブラシとか届かないところだからどうしても菌が溜まりやすいんだよね。そうなるとここにどんどん菌が溜まっていって、腫れを起こしてはまた引いて、みたいなのをそろそろ繰り返してる頃合いじゃないかな」
私「えっ」
こっっっっわ。
先生「そうだねー。普通の歯医者だとこれを取るには大学病院とかに行かないととか言われそうだけど、僕だったら30分くらいで抜歯できるよ」
私「えっ」
・・・ほんとに?
先生「ただ、確実に顔は腫れるから、大切な用事が無いときとかに抜いた方がいいよ。あと歯を抜くのは体にも負担だからね、なるべく若いうちにしてねー。じゃっ」
私「あっ・・・はい」
え?今の"じゃあ抜きましょうか"の流れじゃないの?
と少し困惑するくらいあっさりと放置されましたが、いつもの定期健診の歯の清掃が終わった後に歯科衛生士さんが「どうしましょう、抜きます?抜くならいまここでスケジューリングしますが」と言ってくれたんで、「ぬっぬぬきますぅ・・・!」とドモりながら親知らずの抜歯を予約しました。
結局なんの専門の先生かはよくわからなかったけど、私はここの先生を信じる・・・!

親知らずを抜くまで

親知らずを抜くと決まったらやること。
それは身近な人への報告です。
歯科衛生士さんに「一度お家に持ち帰ってお話されてから決めます?」とも聞かれましたが、一度持ち帰っても正直結論は変わらんだろうと思ったので、予約してから旦那に
私「おう、今度親知らず抜くことになったで」
と報告。
私「なんか横向きに生えてる親知らずだけど、僕なら抜けますって言われた」
夫「マジで?俺どの歯医者でも必ず"大学病院"って言われてるんだけど」
なんと旦那は親知らずが4本とも横向きに生えているそうです。やべぇ。
夫「えー○○が抜いてるの見て大丈夫そうだったら俺も抜いてもらおうかなー」
軽く毒見みたいな調子で言われましたが、1本横向き奴が4本横向き人に「なにをぅ」と言えるものでもなく、「お、おう、任せとき」と返事しておきました。とりあえず家族への報告はクリア。
そして次に報告すべきは職場ですね。
たまたま上司と二人で移動する機会があったので、その際にさりげなく
私「私、親知らずを抜きます」
と報告。
上司「えー、あれ痛いやつだよね。翌日熱出る人もいるって聞いたことある」
話が早くて助かる。
私「そうなんですよ。しかも普通に生えてる親知らずじゃなくて横向きに生えてる親知らずなので何が起こるかわからなくて。場合によっては翌日休みます」
上司「お、わかった」
上司への報告もクリア。

いざ抜歯だ!

そして抜歯当日になりました。
実は私はまっすぐ生えている親知らずの抜歯は2本分既に経験しており、今回が初めての抜歯ではありません。
なので、抜歯の後にしばらくご飯が食べられないだろうことも想定して、いつもより多めに朝兼昼ごはんをかきこみ、いざ歯医者へ。
まずCTIを撮り、問題ないか最終確認をします。
先生「CTI撮ったんですけれど、前向きからだとこう、神経が当たっているように見えますが、横からだと神経が当たっていないことがちゃんと確認できたので、抜歯は問題ありません」
私「は、はい」
もし何かの間違いで神経が当たっていたらどうなるんだろう。いやそんなことは無かろうけど。
次に麻酔をかけます。
先生「まず表面に麻酔を塗って、次に親知らず用の麻酔をかけて、最後にもう一つ麻酔をかけます」
めちゃくちゃ麻酔かけるやん。
と、CTIと麻酔で約30分経過。
先生「よし、では抜歯始めていきますねー」
ここから30分の施術か・・・まあこんなに麻酔かかってるなら大丈夫だろう。
と、思いつつ、いつもと違い横向きの親知らずなので、施術直前にはさすがに少し不安になりました。本当は大学病院で施術しないと無理な親知らずなのに気づかずに先生が途中まで進めちゃったらどうしようとか。『先生を信じる』とはなんだったのか。
先生「麻酔かかっているので、痛み、熱さ、冷たさは感じないですが、圧迫感や何かが当たっている感じはあります」
私「は、はい」
まあ全身麻酔じゃないしね。
先生「あと、もし痛みを感じたら右手を上げてくださいね」
えっ!?さっき痛み感じないって言ったやん!?
施術直前に不安のギアをもう一段階上げられた状態でいざ施術。
施術の感想ですが、まず、
長かった・・・・。
CTI+麻酔で流れていった30分より遥かに長い時間に感じました。言われたように、押されるような感覚とか何か作業してるなー感はあるんですよね。ただ、直前に先生が言った「痛みを感じたら」がどこかのタイミングで来るんじゃないかとびくびくしていたので、どういう作業を今しているのか想像したくもないんですよ。眠ってたらいつの間にか終わっててほしかったーーー。
で、肝心の痛みですが、ほとんど感じなかったです。
ただ、たまに少しだけ痛みのようなものを感じるときがあり、それが右手を上げて知らせるほどの痛みなのかこれぐらいデフォだよみたいな痛みなのかがわからず、
シュコーーーー
私「んぅ・・・」
先生「あ、痛み感じますか?」
私(手でチョコザップみたいなジェスチャーをする)
先生「じゃあ麻酔追加しますねー」
というやり取りが2,3回ありました。今思えば全然手上げてよかったな。
抜歯の感覚ですが、昔抜歯したときはスポッと抜けた瞬間が割とわかりやすかった気がして、何回かん?抜けるか?そろそろ抜けるか?これ終わったらスポっと行くんじゃね?みたいに身構えたのですが、
先生「抜けましたよー」
私(えっ・・・?)
え、今抜けたん?って感じでした。そしてそれがなぜなのかは抜歯した後の歯を見てわかりました。
先生「これが抜歯した歯なんですけれど」
そこにはバラバラになった元親知らずくんが。
どうやら途中で割れたりしながらちょっとずつ抜かれていたみたいです。だからなんか中途半端な感じが続いたのか。
先生「これ、わかりますかね。親知らずの歯の根元のここの部分なんですけれど、ここがね、少し曲がって入ってたんですよ。こっち向きに。なのでこれを最後丁寧に取ってあげないといけなくてね」
と早口で語りだす先生の様子は、さながらバスケW杯で日本代表がゴールを決めたときに「今のここがこうだったんだよ」と解説を挟む旦那のようで、聞いてねぇしよくわかんねぇけどちゃんと抜歯が成功したなら良かったです。その後先生は、
先生「じゃあこれ噛んでおいてくださいねー」
と施術したところに止血のためにガーゼの塊を置いて噛ませたあと、施術室を出る直前に
先生「あ、あと確実に腫れます」
と明るく言い残して颯爽と去っていきました。先生のそういうところ嫌いじゃないです。

抜歯後、当日はいてぇ

その後衛生士さんに諸注意事項を受け、受付の方にお薬の処方箋をもらい、
受付の方「次のご予約ですが、まず今週中くらいに一度消毒のために寄っていただきたくて。その後1週間~10日くらいに糸を取ります」
今週中に消毒?
抜糸はともかく、これは全然覚えて無かったですね。なんか、そういうことしたような気もするけれど。というか事前に知りたかった。
私「〇曜日は定休日ですもんね」
受付の方「そうですね」
私「うーーーん」
明日は仕事があった予定だけど・・・
私「じゃあ明日で!」
仕事休むかもって予告してたしいいかっ!
その後薬局に寄って薬(痛み止めと、細菌予防?みたいな薬)を処方してもらい、帰宅。
したのですが、この薬、少し気になる表記が。
『朝・昼・夕食後』
えーっと、今から3~4時間はご飯食べれないから、次取る食事が夕飯になるとして、痛み止めはそれから飲むってこと?
確実にそれまでに麻酔が切れそうな予感がしつつ、おやつを食べるという名の糖分補給もできないので何をする気も起きず、ソファで爆睡。
起きると、
ズキズキズキズキズキ・・・
おいおいおいこの鈍痛を感じながら今から自力で夕飯を用意しなきゃいけないのかい?って感じになっていました。
あいにく旦那は出張でいなかったので夕飯を頼ることもできず、気合でスーパーに買い出しに行き、夕飯を作り、右の歯だけで咀嚼。
受付で消毒予約したときは「まあ仕事休まなくても、歯医者寄ってから遅めに着けばいいか」と思っていましたが、このときにはもう「明日休もう」という気持ちになっていました。

その後の経過

会社には既に休みの連絡を入れていましたが、薬の効き目もあって、抜歯翌日は正直そんなに辛く無かったです。
ただ、先生が言ったとおり、普通に腫れました。
翌日の"消毒"のための通院は、
先生「うんうん、術後の経過は順調ですねー。じゃあ消毒しますね」
消毒ガーゼみたいなやつをちょんちょんとして、
先生「はい終わりですー」
これだけ。
ものの10分程度で終わりました。これならマジで会社行けたな。
先生「明日の夜から朝にかけてが腫れのピークだと思ってください。あと、腫れ付近や首のほうに痣ができるかもしれないですけれど、それも確実に治るやつなので心配しないでくださいね。ん、今もうすでにちょっと腫れてるかな」
私「既にばっちり腫れてます!
先生「そうだねーもう少し腫れると思う」
私「まじっすか・・・」
まだ腫れるんかい。
ただ、薬をちゃんと飲んでいれば痛くは無いので、翌日以降は辛さはなかったですね。会社の人に「痛くて・・・腫れてて・・・・」と9割増しの嘘をついて休んだことに多少の罪悪感はありますが、まあたまには休んだってね。

次親知らずを抜くときのための教訓

とりあえず私に生えている親知らずはこれであと1本となったわけですが、そのときのためにここに親知らずを抜く前の注意事項をしたためておこうと思います。親知らず抜こうかなーと思っている人も是非参考にしてください。

1.抜歯は翌日も仕事を休む前提で

抜歯の日はもちろん予定を空けていましたが、その後の消毒の通院は全く予期していなかったので、慌てて翌日の予定を空ける感じになりました。
また、薬を飲んで痛みは大丈夫だったとはいえ、腫れるとやはりそれなりの異物感があるので、結果仕事に身が入らなかったかなーとも思います。喋りづらさもあるし。
なるべく早く抜歯の傷口を塞ぐためにも、安静にしてるほうがいいでしょうし、初めから翌日仕事休む前提で用事たてとけばよかったかなーと思いました。

2.抜歯直後は"何もできない"くらいで考えておく

翌日以降はまだよかったのですが、当日痛み止めが効くまでのズキズキと、麻酔による倦怠感との戦いの中での夕飯づくりはやはり少し辛かったですね。あと、疲れているので何か糖分補給したい気持ちなのに、数時間何も口に入れることができなかったのも、あらゆる行動のやる気を削がれました(ソファに転がりながら何しようか考えているうちに寝てた)。
運動できないのはもちろんのこと、最低限の家事とかもしたくなくなったので、抜歯当日は「これが終わったら夜寝るまでずっとダラダラ動画見るぞ」ができるくらいに食事の準備や家事は事前に終わらせておいた方がいいです。

3.職場の人に抜歯しますアピールしておく

私の場合は翌日から既に大丈夫で案外拍子抜けって感じだったのですが、抜歯後の経過も人によると思います。どれくらいの日にち安静にしておきたいと思うのかは抜歯してからじゃないとわからないので、事前に職場のあらゆる関係者に
「私何月何日に抜歯する予定なんですよ。経過によっては喋りづらかったり、休む可能性もあって」
と伝えておくことが大事だなと思いました。あとその方が「しばらくしたらよくなってるかも・・・でもこのままの状態が続くなら休んだ方が・・・・」と迷ったときに
「事前に言ってあるしいいか!」
と休みやすいし。

では!

PS.その後3週間くらい痛み残った

その模様はこちら↓


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