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【シャニマス『SHHis』ファン感謝祭】感想【成果はあったんだよ……】

シャニマスを最近再開し始めた。

ドーモ。プロデューサーの皆さん。
最近シャニマスを再開したプロデューサーです。
『SHHis』追加から熱が少し出てしまい、また5周年とアニメ化というところで興味を持ち始めて再開した所「追加アイドル登場!」というわけでその関連エピソードを追っていくことにしたのですが、あれシャニマスってこんなに怖かったっけ……いやにちかの【W.I.N.G.】は大分怖かったけど。

※これからはネタバレ満載、にわか知識が入った私的感想と阿鼻叫喚をお送りします。

『SHHis』の知識

『SHHis』についてはにちかの【W.I.N.G.】ぐらいしか覚えておらず、ミッションついでにファン感謝祭からやり始めようかと思い、少し触ったところ「おおう」と読んでて引くような場面が出てきた。
コワイ。そうだ。にちかの【W.I.N.G.】も鬼気迫りすぎて怖かったから記憶に残ったんだ。
シャニマスってホントシナリオが面白い。

ストーリー感想編

にちか編【聞こえてるんですよ】

ヒェ……もう限界だよにちか……。お前頑張りすぎだよ……(実体験)。
本当に何というかにちかの限界が既に見え始めるホットスタートなのが怖すぎる。
お前……お前……。
どうみてもその耳鳴りは体が限界だと訴えている合図だと、私はすぐに感じた。
にちかはかなり仕事とレッスンの調整が上手くいっておらず、本当はレッスンの方をにちかは重視したそうだが、これでは何というか……。
OPでこんな実際に起こる事の怖さを感じさせるのホントコワイ。

【ヴァイセズ】

最初に新アイドルルカのストーリーから入って来たが、「うるさくて、静かすぎる?」動きがないけど、口煩いみたいな?
ただ、凄くにちかに対しての恨みがこもっている。
確か美琴と元相方だったはずだから、その関連でのことだとは思うけども、これはまた闇が深い。

うーんこれはクソガキにちか(こういうにちかは結構好き)。
・にちかはバラエティー番組受けが良い。
・美琴は音楽方面でとても受けているというはっきりとした別々の要素が感じられる。
・プロデューサーはその別種の二人を同時にスケジュール調整しつつ、感謝祭に向けていく。
・にちかは週番組(おそらく?)でもレギュラーに持っているようで、そこそこ売れている様子。
・なお下準備などは大体美琴任せ。
・ただ、そうしたバラエティー番組での売りはにちかの本当の【アイドル像】とは別種であり、あまり快くは思っていない。
・そんなにちかを見てルカも、にちかについて快く思っていない。
・美琴感謝祭のために色々準備。とても前向き。

全然この二人歩幅があってね――――!!!!!!!
というか【ヴァイセズ】ってなんだ……。

【感謝】

美琴は確か一度アイドルを離れた時期があり、そこから283プロに入ったという設定があったはずなのでそこから来る【感謝】なのかと思ったが、このスポットライトに当たる演出から、【アイドルという自分】【アイドルが出来る状況】【理想へと進める道】全体に込めた【感謝】なのかなぁと考えた。
この演出だけでも美琴のアイドルとしての想いは色々別格差を感じさせる。
それこそ常人には理解出来ない程。

その想いはどう見ても常人であるにちかには身体共に理解し辛く、付いていくには辛いと感じるほどに真っ直ぐすぎるように感じる。
この二人本当に別々の次元に生きているように見える。
本当にユニットなのかと思えてきてしまうほどに。

プロデューサーはその亀裂を埋めるために何とかしようとするが、美琴が上へ上へと行くと、にちかはそれを無理にでも進もうとしまう。
亀裂は大きくなっていくばかり……。ああ、こ、これってアイマスだっけ……。

ああ、うん。にちか。違うんだ。絶対に美琴の言ってる【感謝】ってそういう意味じゃない。
美琴はなんだろう。一種の悟りを開いているキャラなのだろうか……。
そう思わせるほど、私目線から見ても美琴の絶対物理防壁が見える。これが【ATフィールド】ってやつ……。

【空の奥の音】

ここはルカのシーンではない過去回想。昔もそんな近しい事あったからこその想いも美琴には何処かであるのだろう。
そうした挑戦もあり、どう見てもにちかより50歩か100歩ほど進んでいる美琴。え?追い付けって無理では???

美琴も過去と現在を照らし合わせ、それにはどこか気付いている様子。だけど、自分の中の挑戦を捨てきれていない。
ドンドンと【自分がやりたいと思っている舞台】を整えていく美琴。

ついにプロデューサーははづきさんにも無理はしないで欲しいと言われてしまう。

にちかも仕事前などに練習するが、上達も間に合わない様子。
というか美琴さんよりにちかの方が色々売れているように感じるのだが、どうなのだろう?
ああ、また耳鳴りだ……。

【コンコルディア】

やめてくれにちか。止まってくれにちか。その大丈夫は明らかに大丈夫じゃない。
やっぱり色々足りない。それに焦りをどんどん覚えていくにちか。

泣いた。
そうか美琴は【プロデューサーなら何とかしてくれるだろう】という体での思考もあっての事だったのか。
今までポイポイ全部丸投げされてるかと思っていた。
美琴は【自分が希望を出す】→【プロデューサーが承認、調整する】のプロセスを強引に、押し付けるわけではなく、【信頼して】いってくれていたのか。
何て純粋な、純粋すぎる子なんだ。
その上で【プロデューサーは昔とは違うものを見せてくれる】と期待しているんだ……。

今ストーリーの恐らくベストモブである【お笑いさん】。
約束を破ったにちかに対しても、こうして諭してくれたり、番組でのにちかの良い相方を務めてくれている。
ただ、この一言は凄く冷たいものでこの言葉ににちかは冷や水を被ったような気分になった顔をしていた。顔の表現凄く良い。是非実際に見て欲しい。
にちかにとって【何が大事なのだろうか?本当に出来る事とは何だろうか?】
それを見つけられてないにちかにとっての【感謝】っていったい何なのだろうか……。

コンコルディアって協調とか調和って意味のラテン語らしいですね。

【#####】

この言葉が出ている人と言葉が出ていない人の二人の対比は、【ない人】と【ある人】の対比なのでしょうか。
それとも最後に2人が無音になるのは同じ答えに辿り着いたという事なのでしょうか……。

過去を参照し、にちかの様子を見て、そういう美琴。
この背景のコンクリート絶対にちかの視線だ。わかる。美琴に目を合わせてられない。

ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああにちかああああああああああああああああああよく言ったよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお。
お前凄いお前スゴイ!!!これとても言えない言葉!!!!
オマエスゴイ、オレ、ソンケイスル

美琴が言っていた提案ですね。
こう最後の方になると美琴は割と最初からにちかに対しても、「こういうので良いのでは?」という案を出しつつ、自分が全力でぶつかっていける場を整えていっていたかのように思えます。
ただ、にちかの【理想のアイドルが大きすぎた】【隣に立ちたかった】そういった願望がドンドンと空回りしていった要因に見えますね。

プロデューサー……大きすぎるぜ。カッコいい……。
プロデューサーは二人がやりたいことをさせたい。その一心であった。
お前が一番頑張ってたよ。色々な意味で。

【000】

このセリフはとても深いですね。美琴はにちかに「あー」という一音の大事さを教えたかったのかもしれませんね。
そして、その中で自分はそう生きていると表現していくのが美琴にとっての【普通】なのでしょうか。
全ての中で自分は光の中に立っている。
眩しすぎますね。だから、焼き尽くされるのですが。

【W.I.N.G.】でのにちかはそうでしたが、感謝祭シナリオを通してのにちかはかなり武器を持てるようになったと私は考えました。
ただ、その武器はにちかが望むような武器ではなかった。
本当に持ちたい武器は、もっと違うものだった。

にちか自身【台になった】と言っていましたが、これで何故にちか側のモブがお笑いさんだったのか気づかされました。
『コント』とはツッコミとボケ。ボケを台にして芸は成り立つ。
あー--という感じでした気付いた時。
そう、芸とは時に相方を台にするもの。美琴は安心してそれに乗り、飛んだ。
これも一種の『SHHis』の形、『このシナリオの成果』何だろうなとは思いました。

SNSの言葉。怖すぎ。

ただ、社長やプロデューサーが本当に求めていたのは、協調ではなく協和を求めていたのだと思います。
2人にとっての本当の求めていた『成果』とは二人が並び立つこと。
ちぐはぐで、全く違う形の二人が、ユニットになること。

ルカフェイズ。
これは空想ですね。恐らくですが、にちかと美琴が昔自分が成し遂げられなかったことを見て、自分ならばそれよりも高く行ける。
そう言っているように私は感じました。
ルカの視線は緑色でした。これはこのシナリオで過去の回想をするときの色です……。

にちか編【きらきらしてて】

結局にちかの中の感謝はまだ【アイドルとしての感謝】ではなく、【客席たちの目線】での感謝だった。
だから美琴との価値観が致命的に噛み合わない。
自分をアイドルとして認められないから、道化の人形のように扱われているだけだと自分を卑下しているから。

絶対にそんなことない!!むしろ美琴よりお前は売れっ子だよにちか!!!

とは思うのですが、にちかの中のアイドルって感覚はどうしても【ステージの上】でのものなんですね。
上のセリフの背景がフェンス越しっていうのも相まって、絶対的隔離を感じます。
まだにちかの心は【アイドルになりきれていない】。にちかはまだ【理想だけを追っている】。
そんな気がしました。

【総括】

100億万点中1000億万点ぐらいのシナリオでしたね。
これが無料とか信じられない。シャニマスって面白い。

他にも乗せきれなかった演出や、アイドル二人の声が二重奏するところは何度聞いても良い名シーンで、文字じゃあ伝わらねぇよ!!!って言って乗せてないのですが、見所と考察しどころが多いシナリオで、最近悶々と考えさせられました。

これでやっとG.R.A.D編が読めるぜ……。すっきりした。

個人的な一番の名シーンは【#####】のプロデューサーが来たところ以降全部ですね。あそこら辺の流れが綺麗すぎてたまらなかったです。

まだまだ『SHHis』の事はあまり分かってないところがあるのとブランクがあるので、良いシナリオやシナリオの読み順とかあれば言っていただければと思います。
良いシナリオだったら、衝動で書きます。

このシナリオについては完徹して衝動で書き切りました。面白かった。
皆様にもこうしたシャニマスライフがあればと思います。では本日はここまでで……。
(美琴シナリオまで書く体力がなかった)

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