クラリネットの教則本(と個人練の話)

たまには音楽の話をしたいなと思いまして。
タイトルの通り私はクラリネットという楽器を吹いております。壊れるやつですね。名前は聞いたことがある人が多いと思いますが、まぁイメージはできにくいのかもしれません。
高校生から吹奏楽を始めただけの甘ちゃんではありますが、高校大学そして社会人(現在)に至るまで、継続して吹いているような人間です。

完全にニッチな話ではあるのですが、個人的におすすめな教則本を紹介したいと思います。もちろんちゃんとレッスンなどを受けたほうが楽器は上達するとは思いますが、音源を聞いて、教則本のアドバイスを見て、って方法でも楽器は上達するもんだと思っているので。

おすすめ三冊

1: うまくなろう!クラリネット

まずはここから。基本的なことがたくさん記載されているので、これに習って練習を始めましょう。ただ驚くべきは、今読み返してもためになるアドバイスがたくさん記載されていること。基礎から応用まで、まずはこの一冊をしっかりやり込むことが大切です。ちなみに私の持っているこの本はボロボロです。

2: Scales for Clarinet

定番中の定番。アイヒラー先生によるスケール(音階練習)教本です。これをひたすら、様々なアーティキュレーションでやるべし。当然全部やるのがベターですが、時間ないと思うので適宜必要なものをやれば良いと思います。(最初のページにアドバイスがあるのでそれに従おう)
個人的には最後の附録の練習が大切かと。レガートと口の練習はホント大切なので、忘れずにやりましょう。半音階も。

3: ギイ・ダンガンのクラリネットの本

もう絶版かなと思うのですが、もし見つかったら買ってみても良いかと思います。テクニック&知識集的なところもありますが、上達のためのアドバイス(息の使い方、リードの削り方etc.)もあり参考になるかと。怪しいテクニックも結構書いてあります。1/4音とか。

エチュードについて

個人的にエチュードはする必要はないかなと思っています。個人練であれば。それよりプロの演奏を聞いて、自分でその楽譜を吹いてみて、比べてみるほうがためになると思っています。比べてみることで、自分がどれだけ吹けていないか、どういうところがポイントなのかわかると思います。個人的におすすめなCDとしては、
フレンチ・クラリネット・アート(ポール・メイエ)
を上げときます(安いし)古いポール・メイエの吹き方が個人的には好きなので。もちろん人それぞれ好みがあるので例えばカール・ライスターでもザビーネ・マイヤーでもいいのです。そこはお任せですが、楽譜を見ながら聴く、そして自分で吹くことが大切です。
楽譜については、著作権的にどうなのか?なのですが、こんなサイトもあります。まぁただ、少なくとも個人利用程度に留めるように。
国際楽譜ライブラリープロジェクト

個人練をしよう

大人になるにつれて、個人で練習する機会って減ってくると思うのです。大学ならまだしも、社会人になればほとんど練習というと合奏での合わせであって、個人で練習する時間は、意識しないと本当に確保できなくなります。どこか施設を取るなり、カラオケボックスでも良いので、合奏だけでなく自分の音と向き合う時間は確保すべきだと思います。正直辛いです、面倒だし自分が全然吹けていないことがわかってしまうので。。。でも悲しいですが、そうやって自分の音と向き合う時間がなければ、衰えていく一方なんですよね。長く音楽を続けていくためにも、楽しく合奏するためにも、少しからでよいので、個人練習を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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