
ソニックもオープンワールドもロクにプレイしたことない奴のソニックフロンティア感想
P5Rがやっと一段落ついてソニックが遊べる……!!
【最初に】
タイトル通り、わたくしソニックシリーズはガキの時分に友人に触らせてもらったりした程度、オープンワールドはワンダと巨像以来という、ダブルに疎い人間です。
そのうえ第二の島クリア直後の段階なのですが超面白ぇってことで感想書きます。
【購入しようと思った理由】
ファミ通の記事で従来のソニックらしからぬ、そしてオープンワールドの典型例っぽい世界観でソニックが暴れ回るというのを見て「何事?」と思ったのがきっかけ。
あとあおちゃんがマジ語りしていてウケました。
キメラプロジェクトといいコミックス版幼女戦記のインタビューといいこの声優なにもんだよって思うけどようはオタクなんですね……。
【COOL!!】
ソニックはゲームギアで遊ばせてもらった時から、そしてソニックチームが作った不朽の名作NiGHTSを遊んだ時にも思ったのだが、プレイヤーが単にスティック倒してボタン一つ押しただけで超COOLで痺れる動きをして爽快極まりない。
レールにぴょこんと乗ればジェットコースターをスケボーで走るかのようにソニックはCOOL且つハイスピードにかっ飛ばし、お馴染みのピンボールのような縦横無尽の動きでめまぐるしくステージを跳ね回る。
カメラワークの魅せ方も上手く、要所要所でまるでF1レースでも見せるかのような視点にしているおかげでよりハイスピード感を楽しめるように配慮している。
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とくに最初の島のボス戦で痺れたのがこのSQUID。

悠々と空を飛ぶバカデカいマンタっぽいのを発見した瞬間は「え?コレと戦えって?どうすんの?」と思ったが

飛行軌跡として残す帯に乗れるので、追いかけっこする。
これでソニックが本来できない空中戦を描くというアイデアが素晴らしい。


そのうえで先ほども書いたダイナミックなカメラワークをこのSQUID戦では大いに魅せてくれ、島のロケーションを大空の視点から楽しませてくれるアミューズメントパークのジェットコースターみたいな役割も担っている。
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SQUIDの大ボスverみたいなWYVERN戦では螺旋を描く中に上手いこと満月が入り込むといういい絵が撮れたので貼っておきます。
【ゆっくり急いでプレイできる】
ソニックはとにかくスピード感をウリにしているゲームなので、じっくり探索するオープンワールドとの親和性をどうするのと思っていたが、これが意外にも良い感じにゲームプレイの緩急を生んでいて面白い。
島のMAPは謎解きすることで部分開放されていくため、まずはMAP解放するための赤フラッグを暗中模索しながら探す。
赤フラッグの謎解きギミックはソニックはこんな動きもできますよというチュートリアルも兼ねているため初心者にも優しく、だんだん応用問題になってきて面白い。
そしてMAPで次の目的地を見出し、少しずつクリアに必要なアイテムを集めていくという進行になっている。
移動時のハイスピード感とアスレチックギミックの楽しさ。
謎解きのじっくりゆっくり考えて答えを模索する楽しさ。
この二つのおかげでプレイがダレにくく、従来ソニックタイプのステージとなっているらしい電脳空間のミッションもあるので様々な種類の面白さが高レベルで詰め込まれている。
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とくにボス戦は中ボスクラスですら素直に攻撃ができない連中ばかりなので、バトルというより謎解きとスピード感を両方兼ね備えた一つのステージという印象が強い。
先に挙げたSQUIDなんかは追いかけっこがメインなので、正にステージである。
ただASURAやGIGANTなんかと戦って思ったのだが、巨大な敵にちっさいプレイヤーキャラクターがよじ登っててっぺんの弱点を探してボカスカするってコレかなりワンダと巨像を思い出す……。
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あとソニックのキャラクターを詳しく知らなかったので釣りのミニゲームまであるのは驚きました。
トップ画像にするくらい驚きました。
せっかちな青いハリネズミというイメージがあったので、のんびり釣りができる奴だとは知らなかったよ……。
というか、普通に急がば回れもできるしあくまでスピードを愛しているだけであってジッとしているのがダメな躁キャラじゃないんですねソニックって。
釣りゲームの内容自体は待ちより反射神経を問われる内容だったのでさもありなんってなったのは内緒。
【(システム面で)初心者には優しいが(ストーリーで)初心者には優しくない】
あらゆる方向で満足しながら遊んでいるわけですが、不満というより置いてけぼり喰らったのがココ。

キャラクターはみんな魅力的なのだが、ソニックと仲間たちは普通にあらゆる前提知識を踏まえたうえで会話をするので従来シリーズのストーリーを知らない私は完全に蚊帳の外である。
カオスエメラルドってなんだよ!集めたらスーパー化するとか聞いてねーぞ!!
慌てて公式ページでざっとキャラクターの関係性を頭に入れました。
それまで知っていたのはソニック(青くて速いハリネズミ)、テイルス(ソニックの弟分で全世界の健全な青少年にケモショタという業の深い特殊性癖を植えつけた恐ろしい奴)、エッグマン(ソニックのワイリー枠)くらいだったので……。
ナックルズとか単に赤い奴くらいのイメージしかなかったぞ!!
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このあたり、ゲーム内で閲覧可能な用語集が欲しかったところ。
いくら公式HPに行ったら大体のことがわかる世の中とはいえ、ゲーム内だけで解決できる補則はゲーム内だけで完結してほしいというのが私のスタンス。
とはいえ情報無しでも話しかけ続ければ各キャラクターとソニックがどういう関係で、各種設定も話している内容から大体察することはできるのではあるが。
とくにナックルズは台詞そのものより、睨み合ったり拳を突き合わせるなどのアクション部分で二人(?)がライバルで友達なのだということは十分伝わった。
【余談】
日本製のキャラなのはわかっていてもカートゥーン全開なのがソニックなので、なんとなくボイス英語、字幕日本語で遊んでいます。
今までソニックを遊んだことがないからこそかえってソニックが日本語喋るのが想像できない。
ただ、フロンティアのシナリオ担当はアメコミ版ソニックの方らしいので脚本の原語は英語のはずだからこれはこれでいいんじゃないかと勝手に思っています。