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なろうに短編上げました
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【漫画と小説は違うので困った】
何言ってんだこの野郎と思われるかもしれませんが、今回投稿した作品は
ウルジャンに掲載された読み切り
『「首踊る大市場」のような作品であってほしい』とリクエストされたのでさぁ困った。
漫画はネーム、画力などのセンスが必要ですが絵面のインパクトでこのヨカナーン状態になっちゃったヒロインの状況を伝えやすい。
幼少期に読んだ高橋葉介先生の短編「ライヤー教授の午後」で描かれた「ミリオンの首」という作品を読んだことがあり「これって絵面あってこその表現だよなぁ」と思っていたので(というか高橋葉介作品はそういうのが多い)。
※※※
さて愚痴っていても仕方ない。こんな弱小底辺作家にもリクエストを出してくれるほどの読者が一人はいたのだ。
「百人に見向きもされなくてもいいから一人の心に突き刺さる作品を」がスタンスであり非商業でありなろうに書いているくせになろうという気が全くない私としてはそういう読者の希望には応えたい。
見当違い且つ期待外れは前提のうえであったとしても。
【小説は漫画より主観的描写がしやすい】
一時、乙一先生がやたら使っていた「一人称主人公主観ならではの叙述トリック」「信用できない主人公」を、絵面が無いからこそ小説では描きやすいです。
読者に提示する情報が制限されているのを、逆手に取った手法ですね。
なんでまぁ「首だけになっても自意識を持っている主人公の心理描写」を主体としました。
手足が無く、故に何も出来ず、何処にも行けず、ただ在るだけ。
死んでないだけで生きてはいない。
こういう閉塞感は、多くの人が持っているかなと思うので、リクエストと小説表現のテーマの合致を目指せば落とし所としては無難かな、と。
……私がそれを傑作にできるほどの実力が無いことは先刻承知のうえですけどね?
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なお余談ですが。
レディ・ジェーン・グレイの処刑という絵画もある程度下敷きになっています。
逆に本来の伝承のデュラハンは無視して、いわゆるJRPGの首無し騎士としてのデュラハンを前提としました。
伝承のデュラハンってほら、なんか不吉だけど本人陽キャっぽいし妖精だから首だけにする手段が思い浮かばねぇ。
最初っから首が刎ね飛んでいる、アンデッド属性の強敵感あるデュラハンが首だけになっちゃったらさてはてみたいな。