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最近気になって読んでいるweb漫画

去年から読んでいたり、別にこればっか読んでいるわけじゃないですが……。
どうでもいい自分語りですが、私は昔っから今でも基本的には連載を追うよりコミックスを購入して一気読みするタイプです。
web漫画も気に入った作品は電子なり紙なりどちらかで購入しています。


【少女Null】

「義人」と呼ばれるロボットで栄えていることが前提の、現代社会と思って設定ガン無視して読んでいます。

時代設定は23世紀らしいけど、あまりにも現代社会しているのでもうそこは見て見ぬフリをすることにしました!
猫田クンがサイボーグ化して一発芸でメンタルやられた論破六年ですら古典的未来をしているぞ!!

こっちはこっちで面白いけどコメディ漫画の感想ってどう書けばいいのか私わからないの

※※※

というのは
大嘘

そんなこんなで、事故によって逃亡した軍用義体「フジ九三一〇六号」こと「マリー」と、上述画像の真実を知っている生き残りの少年「リアハ」が出会ったことから始まる、よくある「体制反逆もの」とでも言うべきジャンルの作品ですね(もっと適切なジャンル分けの定義があるのかもしれませんが……)。

正直なところ、露悪的な人間描写の面が多すぎるのに対し、人間の愚かしくも情と現実に揺れ動き混乱しつつ決意する描写が、主人公のリアハには少々足りないと思ってはいるんですが(一話での決意は見事だったのですが……)

そんなもんより!

わたし、こういう人外ロリっ娘が人間をぐちゃぐちゃにする絵面大好き!!
無邪気にやっているとどうしようもなく愛おしくなって大好き!!!

性癖はどうしようもないですね。
あきま先生の絵柄もあってか、マリーのデザインがちょうどピンポイントで上手く刺さった感じです。
露出はあれど、色気が少ない。全体的には美少女だけど、機械触手やプラグ挿入口など普段見えない部分に人外要素があるメカバレニズムがちょうど性癖に刺さる。

あと、序盤現在明らかに体制側をナメ腐っているマリーと、刻一刻と終わりの時が近づいているのをわかっている(覚悟はできていない)リアハのすれ違いがどのような終わりを迎えるのかも楽しみです。
個人的にこういう作品は五巻以内くらいに終わるものだと勝手に思っています……。

【スケアリー・キャンパス・カレッジ・ユニバーシティ】

タイトル名が長ェ!!

ざっくり言ってしまえばお色気ホラー漫画です。
……上述画像だとチンピラみたいなお兄さんがおっかない面してますけど、この人(間九部さん)本作で屈指の良識人です。
逆に上述画像で被害者面している右下の女の子はこの前後にさんざんな目にあっておきながら

決意表明は
たった1ページで覆される

これが最初の話で「あ、この娘懲りない娘だわ」と思っていたら、その後もあの手この手で酷い目に遭い、色んな意味で身体を張ってさんざんな状況に遭っても懲りない、反省しない、ヘコたれない。
……一年間読んできた今、私の中で本作主人公、千嵐まひなの印象は「ゆるふわJDの中身はのび太君」になりました。
自堕落だし、楽な方にすぐ流されるし、自分が美少女で恵まれていることに無自覚なので周囲にイラつき(ち〇ち〇含む)を撒き散らすし……。

でものび太君と例えたのは「ここぞという時には、弱っている人に手を差し伸べられる優しさと強さを持っている」ということ。
彼女自身が基本的にダメ人間なので、大体の弱者には共感してあげられるのですがだからこそ「こんな惨めなままの自分は嫌だ」という人に対して、傍にいて一緒に立ち上がろうとしてくれる絶妙な塩梅で作られたキャラクターです。

四巻の夏休みが節目になっており、ここからまひなが自覚して成長しようという意識が芽生え(でも相変わらず即座に自堕落モードに入る)、そしてもう一人の主人公である間九部さんの旧友たちも登場してそれぞれに対立していくのでグッと面白くなってきます。

……なんかそろそろ風呂敷を畳みに入ってきている感もあるのですが!!

【スケルトンダブル】

スケルトンダブルは既に去年記事を書きましたが、相変わらず、いえますます面白くなってきているぞということで。

そのとおりだね
そうしたいよな!!!!

荒川のヤバさは連載当初思っていた以上にヤバかったです。
この後の荒川の暴走、そして連載当初時にはなぜあれほど表面的には穏やかな性格を手に入れたのかというこの過去エピソードは三巻の見せ場の一つ。

この状況に至る前後こそ感動シーンなので、ぜひとも三巻は購入してください(販促)

あと二巻での「アンタ目先の気持ちのいい答えに飛びついているだけじゃないか」という荒川の煽りはグッと来ました。
「『自分がどうしたいのか』という答えも出せない自分」にまごつき、無力感に拳を握りしめ、そのくせ他人が自分本位なのを隠して安易に出した答えで傷つく弱者がいることに憤る荒川の人物描写は大変に上手い。
良く言えば正義感の強い少年。悪く言えばダブルスタンダード。この危険さと美徳を両方兼ね備えており、それを両方きちんと描写しているからこそスケルトンダブルは面白い。

あと去年は「女性キャラの顔の引き出しが少ない」という点でダメ出ししていましたが。

最近は編集さんにテコ入れされたのかいろんな意味で面白い人が出てきました。
持っているボトルが大五郎じゃなくて良かった。

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