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ペルソナ5スクランブル バトル面感想
コーエーテクモとのコラボだったので無双要素が強い作品かと思いきや、ガッツリ元々のP5にアクション要素が追加されたくらいのゲームシステムでありました。
というか
・ペルソナの攻撃範囲と消費のバランスを考慮しなければあっという間にガス欠になること。
・位置取りの重要性が高いこと。
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・敵のダウンゲージ管理
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また体勢を立て直す間の一~二秒間は安全確保確定
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纏めると敵に一切行動させないでフルボッコにする
のが理想的な戦術
これらを考慮するとぶっちゃけ本編のP5より頭を使う。
※※※
このためゲーム序盤は「情報量が多すぎて脳ミソの処理が追いつかねぇ!」になりました。
結果的に落ち着いたザコ戦の基本戦術は以下。
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なおこういうことできない序盤が本当にめちゃくちゃキツかったです。
ペルソナシリーズは毎度高難易度の序盤がキツい。そして終盤がぬるい。
ちなみに一週目(ハード)クリア直前のBANDスキル解放状態。
本当にクリア直前になるとスクショが撮れなくなるのですが。
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【アクションRPGだからこそのビジュアル性】
P5をプレイしていて少し残念に思っていたのが、せっかく各キャラクターに多様な武器やペルソナを持たせているのに、それが戦闘面でのビジュアルにあまり生かされていないことでした。
とくに真のヨハンナは「バイク型ペルソナ」という高い機動力を持つ特性があるのが戦闘面ではとくに反映されていませんでしたからね(一応最速のステータスを持つという点で反映されているけど搦め手を持たない真が最速で動くのはむしろ邪魔だったりする)。
それがP5Sでは真がヨハンナに乗って戦場を駆け巡る!轢き殺す!!世紀末!!!
お春さんの斧ブン回してグレネードランチャーを乱射する絵面のヤバさがパワーアップしていたり、祐介が完全にルパン三世の方の五右エ門していたり竜司がライダーキックかましたり、ジョーカーの銃の腕前がシステム面でも上手くでていたり、コーエーテクモ側スタッフの仕事の良さが垣間見えます。
【よく使っていたキャラクター】
ジョーカーはジョーカーなので割愛というか後述するよく使っていたペルソナの項が実質ジョーカーの項目。
【奥村春=ノワール】
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P5Rプレイしている時から思っていたんですけど、P5のシステムとお春さんの性能傾向は噛み合いまくっているんですよね。
基本P5のザコ戦は
1:敵をバステにする
↓
2:弱点やテクニカルでダウン取る
↓
3:交渉してカツアゲして総攻撃でフィニッシュ。
この流れが有利且つコスパに優れている以上、
1:敵を眠らせる
↓
2:全体銃撃ドカンで敵全体がダウン
ができて
1:敵全体を精神系バステにかける
↓
2:サイ系スキルでテクニカル取ってダウン
もできて尚且つ絶妙な遅さを持つお春さんはダウン要員としてかなり使いやすい。
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※※※
強敵戦ではP5Rだと特性のおかげでバステで崩されにくく、ワンショットキルを銃撃ブースタ二種で強化という手堅いダメージソース持ち。
P5Sだと特性はないのですが、装弾数が増えているのと特殊攻撃だと無限に撃てるなど銃撃性能がパワーアップしているので全然問題なしという。
さらにはスキルの入れ替えが気軽にいつでもできるので、マハサイで燃費抑えたテクニカル取ったり、ヒートライザやアムリタシャワーなど便利なスキル覚えたうえで、銃撃ブースタ系スキル二種を習得して至高の魔弾まで覚えるという手広さ。
というかサラッとデビルスマイル+状態異常UPとかバステ付与手段までパワーアップしています。
反射系スキルを捨てたお春さんホントやべぇな。怪盗団で一番怒らせたくない人だわ。
あと本編から引き継いだ回復能力の無さは消費アイテムが超性能なので全然問題にならないってのも同じですね……。
P5本編だと登場の遅さでその恐ろしさを発揮しきれていませんでしたが、P5Sだと最初から使えるのでお春さんのヤバさをひしひしと感じました。
ボス戦でもザコ戦でも使えすぎてLvが突出して上がるのを抑えるために意図して使用機会を減らしていたくらいです。
ただ、念動よりは銃撃特化タイプなのでさすがに銃撃耐性持ちには不利ですね。モコイさんアンタのことだよ。
【ソフィア=ソフィー】
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ラクンダ先輩と呼びたい。
通常コンボでラクンダ絡められるうえで、回復スキルを神々の加護でブーストして祝福ブースタ二種持つというドラクエの賢者タイプですね。
カジャ系スキルのバフはアイテムで付与できますが、ンダ系スキルのデバフはアイテムで付与できない。
このシステム上の制限とラクンダの強さ(本家はスクンダもめちゃくちゃ強いですが)を考えるとソフィアのえげつなさがよくわかります。
ただ、杏と同じ魔法使い系タイプであるためガス欠起こすと致命的であり、杏と違って自前でSP回復手段を持たないのであんまりザコ戦で乱用できなかった娘ではあります。
【高巻杏=パンサー】
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ザコ戦のスペシャリスト。
ソウルスティールのおかげで場持ちが良く、マリンカリンやマハラギでバステ撒いて味方のテクニカル補助をするという自分のステータス傾向がよくわかっているスキルをガンガン覚えていくのでめちゃくちゃ使いやすかったです。
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杏はP5本編の頃から見た目の割に補助系キャラなんですよね。
コンセントレイト→大炎上の超火力コンボも相変わらず使えるんですが、それ以上にザコ戦での性能の高さが輝きすぎている。
P5Sだと地味にウザい敵のカジャ系スキルをデクンダで解除できるため、ボス戦でもなんだかんだ結構起用していました。
火力も高いので炎弱点持ちにはあっという間にダウン取れますし、上手く炎上したら風や核熱でテクニカル取れるので中々にお強い。
【愛用ペルソナ(及びジョーカー使用感)】
ジョーカーは特殊攻撃による銃撃が無限に使えるようになるので、これのおかげでぶっちぎりのタイマン性能を誇りますね。
隙が少ない、遠距離攻撃、ブースタ補正クリティカル判定有、そこそこのHIT数(ショウタイムゲージを稼ぎやすい)と極論これだけで戦えます。
さすがに時間がかかりすぎてしんどいのでそんなことをしたのはシャドウアリス戦とケルベロス戦だけですが(初見で仲間があっという間に全滅して蘇生手段を失い、意地でもリセットしなかったせい)。
※※※
また調整が上手いと思うところが、ジョーカーはタイマン性能に特化しすぎているためローコストで即時出せる範囲攻撃が苦手という弱点があります。
強いペルソナほどマハジオなどのローコスト広範囲で強力なバステを撒ける低下位術スキルを初期習得しておらず、スキルカードの複製もできないため他の仲間のように状況に応じてスキル入れ替えがしにくく、とにかくジョーカーに範囲攻撃させるとそれだけで何かしらのコストを要求されます。
こういう事情があるため、結果的にザコ戦ではジョーカーはバステ撒いて仲間にバトンタッチして、仲間のローコスト範囲攻撃でダウン取ってもらって総攻撃で一掃するという作戦に落ち着きやすいんですね。
ぶっちゃけ本家ペルソナより仲間の重要性が高くて好感が持てるバランス調整です。
本家でもそうですが、バトンタッチは本当に「共闘」感の強い絵面とシステムなのでこれの落とし込み方が秀逸です。
【シルキー】
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P5Rでもお世話になった序盤のブフ系担当ペルソナ。
というかP5Rだと彼女がいないとカモシダパレスの強敵であるベリスの弱点を突けないので凄まじく難易度が上がる。
本作ではブフよりも、ジャックランタンから引き継がせたソウルスティール+ドルミナーによるザコ戦性能が高く長い間使っていました。
P5本編でもP5Sでも間違いなく一番使ったスキルはドルミナーとスリープソングの二種。RPGにおいて眠りが強いのは伝統芸能。
【モスマン】
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電撃吸収持ちのペルソナ。
札幌ジェイルでうじゃうじゃ出てきた時の絵面は気持ち悪いの一言でしたが、その前に仙台ジェイルの剛魔であるナーガラジャ戦でこいつがいないとまず勝てなかったので思い出深いヤツです。
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というかこのナーガラジャの剛魔verは初めて戦った剛魔なんですが(渋谷の出現場所はわからなくてスルーした)、Lv25前後で遭遇できる敵のくせに真理の雷(最強の電撃属性スキル)使ってくるわ、クッッッッソ硬いわ、大人しくスキル攻撃ばっかしてくればいいものを通常攻撃が混じっているのできちんとモーション見てないと死ぬわ、電光石火で周囲にいる味方を皆殺しにするわ(安全圏に移動して全員にバトンタッチして安全圏にテレポートさせるとかいう面倒臭いテクニックを使う必要が生じた)、電撃属性スキルが主体のくせにこの時点では無効化するのが不可能なガルダインをたまに使ってくるから神経使うわ、クッッッッソ硬いわ……。
モスマン解禁のLv28で撃破しましたが、仙台で手に入れたSP回復手段全てを使い切る結果になりました。
ありがとうモスマン。君が作れるまで都合3時間くらいナーガラジャにどうにかして勝てないかと創意工夫していたけどやっぱ無理だった。
【シーサー】
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力速がこの時点のペルソナの割にぶっちぎりに高い奴。
P5Sだと速はクリティカル率と回避に補正がかかるという攻防共に重要なパラメータであるため、ゴエモンみてーなパラメータ割り振りしているシーサーはめちゃくちゃ強かったです。
P3ではシーサーを愛用していたので再び強いのはなんか嬉しい。
これだけ異様にパラメータが強いのは沖縄ジェイルがある地元補正のおかげなんだろうか……(札幌ジェイルあたりで作れるけど)。
【キクリヒメ】
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スリープソング解禁!
とにかくこの一言に尽きます。そして各種心得を結集させる経由にもなったので超便利に長いこと使っていました。
ペルソナやっていてこんなにキクリヒメ使ったの初めてだ。
【サラスヴァティ】
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御覧の通りの三種の心得を揃えた開幕オートヒートライザ要員。
ペルソナ本編ではこれ使えるようになったあたりから急激にザコ戦での火力が上がりすぎて総攻撃するまでもなく敵が吹き飛ぶようになるヤツ。
あったら便利系のスキルもかき集めており、結構気に入っています。
ペルソナやっていてこんなに弁天さん使ったのも初めてだ。
【ヴァルキリー】
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シーサーの次代の役目を担う力速が高い銃撃特化ペルソナ作ったら合体経路が複雑怪奇極まりなくなり、結果的に累積ボーナスのせいでえれー強くなってしまったヤツ。
そんでこのヴァルキリー作ってしばらくしたら天然の銃撃特化ペルソナであるセトが作れて「あの苦労は一体……」になったというね。
ヴァルキリーのデビュー戦はマイディアジョーカーだったので役には立ちました。タイマン戦でガンガンペルソナ召喚するのは怖い(連続バトルある展開を警戒してSPも温存したかった)。
【ネビロス】
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黒おじさん!
バステ付与ペルソナの一週目最後の要員にしてランダマイザ要員。
毎度アリスの材料くらいのイメージしかなかったですけど今回はアリスの解禁が遅すぎておじさんが大活躍でした。
……相棒の赤おじさんは何処いったの?
【ケルベロス】
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一週目表で最後に使っていた銃撃特化ペルソナ。いわゆるメインアタッカー。
終盤での強敵戦は黒おじさんがランダマイザ→感電凍結睡眠のどれかにする(物理銃撃スキルでテクニカル取れる)→ジョーカーがケルベロスの至高の魔弾→お春さんにバトンタッチしてワンショットキル→竜司にバトンタッチしてメガトンレイド→ソフィアがメディラマして全快という流れがデフォでした。
考えてみればシーサーから始まりケルベロスで終わる四足獣ペルソナがメインアタッカーなプレイでしたね……。
大体本家だとトールとかジークフリードがクリア前に解禁されるのでそっちばっかだったのですが。
【アリス】
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即死系スキルの使い手という事情もあり運が高いのでバステ要員。
スリープソング→メギドラオンのセルフコンボができます。
アリスちゃんは「死んでくれる?」が代名詞なのはわかっているけどアレが恐ろしいのは敵に回った時だけで、大体自分でアリスちゃん使う時は毎回幸運を生かしてメギドラオンで吹っ飛ばす構成になっていますね……。
なおよりバステに特化させるために作り直しました。
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【マーラ様】
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クリア後の極ボス討伐で最後に作ったペルソナ。
ヨシツネはLvが間に合いませんでした。
ご立派様は毎回強い。
P5Rではそのガッチガチのご立派な耐性を生かしてチャージコンセントレイト要員になってました。
銃撃特化ペルソナで急所を突いてテクニカルにイかせる構成ですが、ヨシツネと耐性補完の相性がいいので両方とも銃撃ペルソナとして使う予定です。
この二つの組み合わせだと氷属性が素通りなのが危険だけど、もう一時的にサラスヴァティかジャアクフロストに切り替えてガードって形でいいかな……。
【通して思ふこと】
強敵にもちゃんとバステ通るのって最高だよな!!!!
催眠の方陣→シャドウバイトしかり子守歌→ウルフハウル→エミットウェポンしかり鈍通し→アクセルドライブしかり、アルター→兜割りしかり、睡眠の呪言→ソウルリベレイトしかり強敵をバステに冒してフルボッコにすることの爽快さたるや!
世界樹は裏ボスにすら一応効くバステが普通にありますからね。
強敵のバステ耐性は高いのでスパッと決まるわけではないけれど、だからこそリスクを冒してバステ付与するまで粘り、バステ付与のためだけに低燃費のブフアギジオといった最低ランク術が最後まで通用するというのは本家にはあまりない要素です。
本家は基本的に中ボスクラス以上はバステ通らないですからね。DLCのキタローや番長なんかはかなりの例外。
※※※
ちなみにカレー(或いはかにすき)とシュラスコのドカ喰いゴリ押しで最強技連発し続けるのが一番楽ってのはわかってはいます。
作りはするけど、わざわざジェイル潜って材料の再入荷を待つとかみたいなプレイはわかっていてもしたくはない。
FEで何度でも挑戦できるフリーMAPがあってもあえて使いたくはないというのと一緒のような気持ち。