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アトリエを訪ねる、と。
昨日あたりから少し緊張していた。きょうは、絵描きさんの家に連れてってもらう日なのだ。自分もこの頃は、ネット上で落書きなどを投稿していて、作家気分ではないが、いい気で暮らしているのは確かなのだ。
本物か偽物か。一流か三流か。プロか素人か。云い方はいろいろだけれど、本物が目の前に現れれば、すぐに分かる、くらいの目は持っているつもりだ。
そんな自分なので、人と会う時には、いろいろと想定するものだ。今回は自作の焼き物を二点持ってゆき、どちらかひとつを選んでもらおうという趣旨で、お土産を用意した。ひとつは、白磁で模様が少し彫ってある湯呑。なにしろ絵を描く人なので、いつもの絵付け仕事はさすがに恥ずかしいし、正直怖い。無地に近いものを選んだ。もう一つは、薪の窯の焼き締めの小皿。
あっさりと決まった。どっちだと思う?
そう、焼き締めの小皿でした。よく分からんけど、あの複雑な色あい、深み、薪の炎が為した人為を超えた材質感、かな。
ともあれ、名刺のかわりに受け取ってもらい、それからざっくばらんな、お話を聞き、また自分もしゃべった。きょろきょろとあちこち観察した。
こういうことが叶った日。先輩に感謝。
2021.1.28.