コーヒーカップは白いのがいい、
焼けた。焼けた。売れるかどうか気にするところだろうが、その前に自分でどう見るか。しばらく近くに置いて眺めたり触ったりして、その存在を確かめる。いや、ほめたたえる。ほめたたえるに値するか時間が要る。
たぶんもうすでに評価は出来ているのだけれど、焼けて出て来ただけで感動ものなんだ。釉は今回厚めにした。先回の反省の上に立っている。電気窯の参加焼成という、一番安易な方法で焼いたし、土も手軽な普通のランクのもの。だが、その中で、とっても満足できるのが出て来たと思っている。
手わざ。技というほどのこともないが、自分が作ったという感触は残っているだろう。さて、これが人さまに伝わるかどうか。そこが間違いなくポイントなのだが、これがそうなるかなあ。気に入っているのは、私だけかも知れん。
16個だけ焼いた。その中のふたつがこれ。
いい感じなので、ここから量産する。50個くらいかな。そして並べよう。
今朝ちがう2個でコーヒーを淹れた。やさしい白いカップでご機嫌さ。
2020.12.5.典栄